第54回 日本プロモーショナル・マーケティングショー2025「JPM 次世代チャレンジコンテスト2025」最終審査結果発表!
プロモーション・ビジネスの次世代を担う若者たちが知恵とアイデアを競うコンテスト
一般社団法人 日本プロモーショナル・マーケティング協会(理事長:沼野 芳樹、以下JPM)は、2025年12月11日(木)に、プロモーション・ビジネスの次世代を担う若者たちが、マーケティングとクリエイティブの知恵とアイデアを競うコンテスト 「JPM 次世代チャレンジコンテスト 2025」の最終審査会を開催し、このたび入賞作品が決定いたしました。

1. 開催報告
本年度は、特別協賛の江崎グリコ株式会社様より、現代の生活者の実態を踏まえたプロモーション課題をご提供いただきました。全国の学生および業界の若手層から、未来のプロモーションを創造する数多くの斬新なアイデアが集まりました。

最終審査会では、ノミネートされた応募者が審査員を前にプレゼンテーションを実施。熱のこもった質疑応答を経て、マーケティング部門、クリエイティブ部門の2部門で各賞が決定しました。
2.各部門 受賞内容のご紹介
◎次世代マーケティング・チャレンジコンテスト
・協賛社特別課題:一般流通における新しいカレー売場の創出
・自由課題:次世代のマーケティング展開やプロモーション産業の活性化にチャレンジするテーマ
<ベストチャレンジ賞> 学生の部
〇企画タイトル:行動インセンティブで創る新しい通勤体験
〇課題テーマ:自由課題
〇氏名:小林 大将、シュレスタ・アロク
〇所属:大阪工業大学
○選評:
快適な通勤像をデータベースから分析し、社会課題の解決につながる提案として既に事業化に向けて動いている点が高く評価された。着眼点が秀逸で日常生活の中での課題と行動変容の取組をうまく組み合わし事業計画も組まれていて、今後の事業化に向けた課題修正に期待する。
<ベストチャレンジ賞> 一般の部
〇企画タイトル:Supermarket 3.0 — 商い文化の再発明 ~AIと人がつくる「買い物以上の価値」~
〇課題テーマ:自由課題
〇氏名:清水 佑輔、甲斐 郁美、馬場 遼太、池田 ゆい
〇所属:株式会社スピン AE事業ユニット
○選評:
本提案はスーパーマーケットの変化を的確に分析し、将来像を具体的に示している点が高く評価されました。実務レベルでの実現には時間を要する可能性がありますが、リアルな買い物体験を現代的に向上させる工夫は非常に興味深く、社会的な価値創出にもつながる期待度の高いアイデアとして注目されました。
<特別協賛社賞> 学生の部
〇企画タイトル:CHARGE’N CHAT(チャージン・チャット)
〇課題テーマ:自由課題
〇氏名:林 和香
〇所属:同志社女子大学
○選評:
本作品は着目した課題が社会問題の特定に着目し、他の提案に比べてより大きな課題を扱っている点が特徴的です。問題の規模が大きければ、それに伴うビジネスの可能性も大きく広がるため、その点を最も高く評価し今後の展開を期待いたしました。
<特別協賛社賞> 一般の部
〇企画タイトル:一般流通における新しいカレー売場の創出 「親心カレー便」
〇課題テーマ:協賛社特別課題
〇氏名:仲川 怜希
〇所属:株式会社ADKクリエイティブ・ワン
○選評:
本提案は「グリコのカレーだから」という単純なものではなく、数多くあるカレーの話の中でも特に購買者と利用者の関係性に着目しています。お母さんから子どもへとつながる物語やオケージョンが巧みに設定されており、一見シンプルに見えながらも、その裏側に多様なストーリーが込められている点が高く評価でき、表彰に値すると考えました。
次世代マーケティング・チャレンジコンテスト 総評
審査委員長である中村博氏(日本プロモーショナル・マーケティング学会 学会長/中央大学ビジネススクール教授)は、総評として、「今回の審査は僅差で、時間いっぱいまで議論を重ねた末の受賞でした。他の発表も決して劣るものではなく、全体として非常にレベルの高い内容でした。各提案には課題も残されていますが、発表はゴールではなくスタートです。今後の実現に向けて挑戦を続けていただきたいと思います。困難もあるでしょうが、力をお借りしながら形にできればと強く期待しています。」 とコメントしました。
◎次世代クリエイティブ・チャレンジコンテスト
課題商品:江崎グリコ株式会社 ZEPPIN<甘口><中辛><辛口>※高付加価値型カレールウ
・カテゴリー1:インストアクリエイティブ(インストアツールのデザイン・制作)
※ディスプレイ / プロモーション効果のある商品パッケージ・限定パッケージ
・カテゴリー2:ポップアップストア
※イベント性や話題性を重視したプロモーションや販売を目的に設計される
期間限定のプロモーションスポット
<最優秀賞> インストアクリエイティブ

〇作品名:本格カレーをお持ち帰り!ZEPPINマルシェ
〇氏 名:髙橋 和加奈
〇学校名:千葉県立東金テクノスクール
○選評:
伝統的なマルシェワゴンを活かした「ZEPPIN」カレー売り場のディスプレイは、ボリューム陳列と40種スパイスの現物展示で説得力のある演出に成功。スパイスに囲まれたワゴンは来店者の関心を引き、触れたくなる魅力を生んでいる。さらに次世代型の売り場提案があればより良かった。
<最優秀賞> ポップアップストア

〇作品名:ZEPPINマイカルテ
〇氏 名:赤田 陽香、山本 美空、松井 美優、北浦 桃華
〇学校名:同志社女子大学
○選評:
AIが体の栄養バランスを分析し、その日の体調に合ったZEPPINカレーを提案する未来的な企画。POP-UPではなく移動式キッチンカーにすることで、「行きたい店」から「来てくれる店」へと進化し、体験したくなるワクワク感を生み出している。
次世代クリエイティブ・チャレンジコンテスト 総評
審査委員長である山形季央氏(多摩美術大学名誉教授)は、総評として、「どの作品も、数的根拠や作品に込めた想いで構成された見事なプレゼンテーションでした。買い場の多様化や顧客数の減少など、購買環境はますます変化しています。来年は、さらに次世代ならではの自分独自の発想、新しい視点・アイデアなど、「次の時代への私のメッセージ」を出していただくことを期待しています。」 とコメントしました。
▼▼▼▼ 次世代クリエイティブ・チャレンジコンテスト の全入賞作品一覧はこちら ▼▼▼▼
d146263-21-7e8864c845899eb4eee30f567607184f.pdf会場にて受賞者の発表後に、応募者と審査員、特別協賛社、JPM協会会員企業による「産学交流セッション(懇親会)」が行われました。若手とプロモーション業界のプロフェッショナルが交流を深め、業界全体の発展につながる有意義な場となりました。今後も、本コンテストを通じて、次世代の才能を発掘・育成し、プロモーション業界の社会的価値向上に貢献してまいります。

一般社団法人 日本プロモーショナル・マーケティング協会
所在地 〒104-0041 東京都中央区新富1-16-8 日本印刷会館 7F
理事長 沼野 芳樹
設 立 1969年
事業内容 プロモーショナル・マーケティングに関する教育・研修、研究開発、プロモーショナル
マーケター認証資格試験、コンテスト・顕彰・展示会 など。
<<<<<<<本件に関するお問い合わせ先>>>>>>>
一般社団法人 日本プロモーショナル・マーケティング協会 担当:江角
E-mail:press@jpm-inc.jp
すべての画像
