お客様のメインフレーム・トランスフォーメーションの実現に向け国内初のIBM z17ホスティングサービスとして「MF+ホスティングサービス(IBM z17)」の提供を開始

SCSK株式会社

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭、以下 SCSK)は、自社データセンターに、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下 日本IBM)の最新メインフレーム「IBM z17※1」を導入します。IBM z17 は、ハイブリッドクラウド・プラットフォームの重要な構成要素の一つとして位置づけられており、SCSKはこれを活用した新たなサービスの提供を開始します。2025 年12 月より提供を開始する「MF+(メインフレームプラス)ホスティングサービス(IBM z17)」は、メインフレームを中核とするシステム基盤において、先端技術を活用したマネージド・インフラストラクチャー・サービスです。本サービスを通じて、SCSKはお客様のメインフレーム・トランスフォーメーションを共に推進し、社会インフラとしてビジネスを支えるメインフレーム上のアプリケーションとデータの価値を最大限に活かすことで、より高い投資対効果の実現とビジネスのさらなる加速に貢献してまいります。

※1: https://www.ibm.com/jp-ja/products/z17

1.背景

金融、公共、製造業などで社会の根幹を支える多くの基幹システムは、極めて高い信頼性や安定性を有するメインフレーム上で長年稼働しています。その中には、独自の業務ロジックが複雑に組み込まれたレガシーシステムが存在し、事業継続のために稼働を維持しつつも全面的に刷新するには莫大なコストとリスクを伴うため、変革が困難であるという構造的な課題を抱えています。また、DX 推進やAI 活用の流れを受け、メインフレーム上の資産活用やセキュリティ強化といった新たな要請も高まっています。SCSKと日本IBM は、従来の利用形態であるオンプレミスとクラウド利用を組み合わせたハイブリッドクラウド・プラットフォームの提供を目指し2024 年11 月28 日に戦略的パートナーシップを締結し、これらの課題解決に取り組んでいます※2。本パートナーシップに基づき、SCSKは「MF+※3」のサービスラインナップの拡充を推進しています。第一弾として自社データセンター内に導入した「IBM z16※4」を活用したサービスは、既にお客様から多くのお問合せ・ご相談をいただいており、この実績を踏まえ、お客様のさらなるニーズに応えるべく、今回新たに最新メインフレームである「IBMz17」を導入し、本サービスの提供に至りました。

※2: https://www.scsk.jp/news/2024/pdf/20241128.pdf

※3: https://www.scsk.jp/product/common/mfplus/index.html

※4: https://www.ibm.com/jp-ja/products/z16

2.MF+ホスティングサービス(IBM z17)の概要と特長

本サービスは、IBM メインフレーム※5 のシステム資源をお客様に共同利用型で提供するマネージド・インフラストラクチャー・サービスです。SCSKの運用・保守ノウハウを活用し、お客様のインフラ管理負担を軽減しつつ、安全・柔軟・効率的なIT 基盤を提供します。さらに 「IBM z17」の導入により、従来の特長に加え、以下の点が強化されます。

※5: https://www.ibm.com/jp-ja/z

【特長】

【AI活用の加速】意思決定を最適化

  • AI 時代に向けて設計された「IBM z17」により、高度なAI をハイブリッドクラウドに統合し、重要なデータが存在するお客様の基幹システムにおけるパフォーマンス、データセキュリティ、意思決定を最適化することが可能です。

【モダナイゼーションの推進】人材・スキルギャップの解消と開発の迅速化

  • IBM z/OS は進化しており、メインフレームの開発・運用はその他プラットフォームと同じツールやプロセスを使用できるようになっています。また、コード開発と運用へのAI 支援機能を提供しています。これらの進化により、メインフレームとその他プラットフォーム間の人材、スキルギャップの解消や一貫性のあるDevOps エクスペリエンスとクラウドネイティブな開発手法の導入によるアプリケーションのリリース頻度の向上、メインフレーム上のデータへの容易なアクセスによる基幹業務データの価値の最大化などが可能になり、ビジネスのさらなる加速を実現できます。

3.日本アイ・ビー・エム株式会社からのコメント

SCSK様と日本IBM は、日本の社会・企業システムをより迅速に、より安全に、より生産的にするため、ハイブリッドクラウド・プラットフォーム拡充に取り組んでいます。国内初のIBM z17 ホスティングサービスとして提供される「MF+ホスティングサービス(IBM z17)」は、メインフレームの卓越した安定性と信頼性をそのままに、AI を活用したデータ利活用や業務変革を実現するための次世代プラットフォームをお客様に提供するものです。SCSK様とIBM の戦略的協業により、運用の柔軟性と安定性を両立しつつ、IT 業界共通の課題であるシステム人材・スキルギャップの解消、AI による業務効率化や意思決定の高度化といった新たなビジネス価値の創出を共に実現してまいります。

執行役員 テクノロジー事業本部 メインフレーム事業部長 渡辺 卓也

4.今後の展望

SCSKと日本IBM は、IBM コーポレーションが提唱するHybrid by Design(ハイブリッド・バイ・デザイン)という考え方に基づき、今後もさらなるプラットフォーム拡充を推進します。その一環として、SCSKでは「MF+」と「NebulaShift®(ネビュラシフト)※6」のサービス連携強化を開始しました。メインフレーム資産をクラウドネイティブなアーキテクチャに適合させることで、既存システムと最新技術の融合を実現します。これにより、お客様はメインフレームの安定性を維持しつつ、クラウドネイティブなアーキテクチャへ段階的なメインフレーム・トランスフォーメーションが可能となり、将来を見据えたIT 基盤の最適化を図ることができます。信頼性とセキュリティを兼ね備え、持続可能なIT インフラサービスへ進化すべく、引き続き取り組んでいきます。

※6:  https://www.scsk.jp/sp/nebulashift/

SCSKグループのマテリアリティ

SCSKグループは、経営理念「夢ある未来を、共に創る」の実現に向けて、社会と共に持続的な成長を目指す「サステナビリティ経営」を推進しています。
社会が抱えるさまざまな課題を事業視点で評価し、社会とともに成長するために、特に重要と捉え、優先的に取り組む課題を7つのマテリアリティとして策定しています。
本取り組みは、「豊かな未来社会の創造」「安心・安全な社会の提供」に資するものです。

-インフラ管理負担を軽減しつつ、安全・柔軟・効率的なIT基盤を提供

-高度なAIをハイブリッドクラウドに統合し、意思決定の高度化を実現することで新たなビジネス機会を創出
 ・SCSKグループ、経営理念の実践となる7つのマテリアリティを策定

  https://www.scsk.jp/corp/csr/materiarity/index.html

本件に関するお問い合わせ先

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】

SCSK株式会社

ITインフラサービス事業グループ

基盤ソリューション事業本部 メインフレームテクノロジーサービス部

E-mail: mainframe-sales@scsk.jp

※ 掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。

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会社概要

SCSK株式会社

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URL
https://www.scsk.jp/index.html
業種
情報通信
本社所在地
東京都江東区豊洲3-2-20 豊洲フロント
電話番号
03-5166-2500
代表者名
當麻 隆昭
上場
東証プライム
資本金
214億2000万円
設立
1969年10月