食品等小型の検査対象の異物除去/不良品選別に最適化した「TESRAY Gシリーズ」を新たに、AI技術を活用した外観検査ソリューションのTESRAYに追加

食品/農作物等の小型で大量に処理が必要な検査対象をリアルタイムでAIによる柔軟な検査をすることが可能

株式会社ロビット

AI技術をロボティクスに実装し社会課題の解決を進める株式会社ロビット(代表取締役:新井雅海 所在地:東京都板橋区)は、AI外観検査ソリューション「TESRAY」に食品等小型物体の異物除去/不良品選別に最適化した「TESRAY Gシリーズ」を新たに追加したことを発表いたします。

ロビットが開発し導入を進めるAI技術を活用した外観検査ソリューション「TESRAY」は、外観検査工程の自動化に必要となるAI・撮像・ロボティクス技術を全て自社で保有することで、高精度の異常検出と製造業のタクトタイム要求に応え、インラインでの全数検査を実現します。2018年より、製造業をはじめとした幅広い産業、多様な検査対象に対して、高精度の検査AIアルゴリズムとそのAIアルゴリズムを実装した検査ロボット・検査ラインの導入を進めてきました。2020年には食品や農作物の異物除去/不良品選別の加工工程の自動化を実現する「TESRAY for food & agri」を発表し、食品や農作物等の不定形物においても複数の実績を有しています。


従来の食品等小型の検査対象を大量・高速に検査するソリューションでは、高い処理量とリアルタイム性が求められる事から、計算負荷の少ない色彩による選別を基本としています。そのため、産地の差異や個体差、影などによって発生した色彩変化に柔軟に対応することや、同等の色彩の異物、造形不良などに対応することが原理上困難なため、検査できる対象や異常種類が限られていました。

今回新たに開発した「TESRAY Gシリーズ」では、これまでも自動化が難しかった検査対象物に対して高精度かつ高速な検査を多数実現してきた「TESRAY」のコア技術を活用することで、色彩以外にも形が歪といった造形的な不良や、色彩が検査対象と同等の石や土砂、植物や虫といった異物などにも一つの装置で対応することが出来るようになります。

           正常品 正常品

 変形異常品 変形異常品

一例として、左側の正常なアーモンドに対して、右側は雫型ではなく窪んでいる変形異常があり、このような色彩では判断が出来ない異常にも対応が可能になります。



AI技術を活用することで、異常の有無だけでなく、異常の分類も区別することが出来るため、歪な形をしているものなどは加工用途等では正常品として出荷するなど、柔軟な設定変更が可能であることに加え、軽微な変形であれば出荷できるが大きく変形している場合には出荷しない、といった異常の程度に応じた出荷基準の設定も可能になっており、これまで人でしか実現出来なかった官能的な評価にも対応し、歩留まりの最適化を図ることが出来ます。

  指先〜手のひらサイズの小さな対象を検査可能で、カット野菜、ナッツ類、香辛料、生薬、乾物、魚卵等の不定形物への対応が可能です。
なお、食品分野だけでなく小型で生産量の大きい工業製品(例:樹脂ペレット、金属ワッシャ等)にも対応可能です。
基幹技術の全てを内製化しているため、処理量もカスタマイズ出来るようになっており、一時間あたり数百キログラムから数トン程度まで幅広く対応すること可能です。

■ 「TESRAY G シリーズ」の特徴
  1. 指先〜手のひらサイズの小型の検査対象に最適化(例:カット野菜、ナッツ類、香辛料、生薬、乾物、魚卵等)
  2. 従来技術では対応が難しい色彩が同等の形状不良や異物、虫食いなどにも対応可能
  3. 異常の分類や異常の程度(軽微な変形であれば出荷する、大きく変形していれば出荷しない等)による選別基準を設定することが出来るため、顧客ごとの要求に合わせて歩留まりの最適化が可能
  4. 基幹技術の全てを内製化しているため、必要な処理能力に応じて装置の性能を調整・カスタマイズ対応することが可能
■ FOOMA JAPAN 2022(国際食品工業展)に出展

一般社団法人日本食品機械工業会が2022年 6月7日(火)~10日(金)に東京ビッグサイトにて主催する『FOOMA JAPAN 2022』の2J-46ブースに出展します。

「TESRAY Gシリーズ」の一例としてアーモンドの検査・選別を対象とした色彩選別などでは対応出来ない複雑かつ曖昧な異常にも対応した実働デモや、葉物野菜の芯除去を対象としたAIカットロボットの実働デモを予定しております。

実働デモをご覧頂く以外にも、加工・検査対象としての適合性のご相談など、お気軽にブースにてお声がけください。

・最新の詳細情報は弊社公式サイトをご覧ください。(https://robit.co.jp/
・導入をご検討されたい企業様は下記フォームよりお問い合わせください。
(https://robit.co.jp/contact/corporate/tesray)

■会社概要
社名:株式会社ロビット
代表取締役:新井雅海
所在地:東京都板橋区
設立:2014年6月
業務内容:ロボット、精密機器、関連するハードウェア、部品及びソフトウェアの設計、製造、販売
URL:[https://robit.co.jp](https://robit.co.jp/)

■ロビットの提供価値
ハードとソフトのクロス・ソリューション
私たちは、現場を知りつくす高度なハードウェアと最先端のソフトウェアをかけ合わせ、AI、ロボティクスなどの力で企業・社会の課題を解決します。
「ハードとソフトの融合」。
この理想を真に実現し、真に相乗効果を生み出せている企業は、まだ、世界にもほとんどありません。
私たちは必要な人材・設備の両面を自社内にそなえ、専門や職種の枠を超えて常に議論し、交流し、ノウハウを共有。これまでにないソリューションをワンストップでかたちにします。

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会社概要

株式会社ロビット

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URL
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業種
製造業
本社所在地
東京都板橋区小豆沢4-26-13
電話番号
-
代表者名
新井雅海
上場
未上場
資本金
-
設立
2014年06月