セルソース、不妊治療を目的としたPFC-FDの加工受託開始 産科・婦人科向けに事業領域を拡大へ
再生医療関連事業を行うセルソース株式会社は、この度、女性の患者さまを対象とした不妊治療に用いられるPFC-FD(血液からPRP(多血小板血漿)を作製し、フリーズドライ加工したもの)の加工を医療機関さまより受託する事業を開始いたしました。既に複数の医療機関さまと提携し、加工受託を行っています。
再生医療関連事業を行うセルソース株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:裙本 理人、以下「当社」)は、この度、女性の患者さまを対象とした不妊治療に用いられるPFC-FD(血液からPRP(多血小板血漿)を作製し、フリーズドライ加工したもの)の加工を医療機関さまより受託する事業を開始いたしました。既に複数の医療機関さまと提携し、加工受託を行っています。
産科・婦人科では、女性の患者さまの子宮内に、患者さま自身の血液から作製したPRPを注入することで子宮内膜を厚くし、受精卵を着床しやすくすることを目指す療法が既に実施されています。当社が加工を受託するPFC-FDは、患者さま自身の血液からPRPを作製したのち、さらに成長因子を濃縮したものです。このため、PFC-FDを用いた治療はPRP療法と同等の効果が期待できます。
また、PFC-FDはフリーズドライ加工によってパウダー状に調製されているため、医療機関さまの施設内において室温での長期保存が可能です。なお、PFC-FDの調製方法は当社にて特許を取得しています。
当社は従来より、医療機関さまからPFC-FDの加工を受託する「血液由来加工受託サービス」を提供してまいりました。これまでは主に整形外科における変形性膝関節症やスポーツ外傷の治療を対象として事業を展開してまいりましたが、この度、産科・婦人科へも事業領域を拡大することとなりました。
本邦の不妊治療の患者数は約46万人以上※1になると推計されています。また生殖補助医療である体外受精・胚移植などによる2017年の出生児数は5万6617人※2であり、新出生児のおよそ16人に1人※3という計算になります。
不妊治療は将来にわたり重要性の高い分野であると認識しており、当社は事業の推進を通じて社会への貢献を目指してまいります。
※1 厚生労働省「平成14年度厚生労働科学研究費補助金厚生労働科学特別研究『生殖補助医療技術に対する国民の意識に関する研究』報告書 生殖補助医療技術についての意識調査2003 集計結果」
https://www.mhlw.go.jp/wp/kenkyu/db/tokubetu02/index.html
※2 公益社団法人 日本産科婦人科学会「平成30年度倫理委員会 登録・調査小委員会報告(2017 年分の体外受精・胚移植等の臨床実施成績および2019年7月における登録施設名)」
http://fa.kyorin.co.jp/jsog/readPDF.php?file=71/11/071112509.pdf
※3 厚生労働省「平成29年(2017)人口動態統計(確定数)の概況」ならびに※2を参考に算出
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei17/dl/00_all.pdf
以上
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像