元バイエル薬品のオープンイノベーションリーダー、高橋俊一氏がメトセラの社外取締役に就任、グローバル展開を強化
株式会社メトセラ(本社:神奈川県川崎市)は、高橋俊一氏が社外取締役(監査等委員)に就任したことをお知らせいたします。高橋氏は大手製薬会社での研究開発および循環器領域における開発プロジェクトを牽引し、産官学のオープンイノベーションを主導、現在は一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)の事務局長を務めております。高橋氏の医薬品開発の専門知識とグローバルネットワークにより、メトセラはパイプライン開発とグローバル展開を実現してまいります。
体制強化の背景
メトセラは、「細胞の力を生きる力に。」をミッションに掲げ、心疾患を中心とした新たな治療法の確立に向けて、細胞医薬品の開発を行っています。創業以来開発を進めているMTC001は、心不全向けの自家線維芽細胞由来のパイプラインです。2022年には小児先天性心疾患向けの自家心臓内幹細胞由来のパイプラインであるJRM-001を獲得し(詳細)、基礎研究から開発研究、臨床開発、事業化までを一貫して開発できる組織体制を構築してまいりました。メトセラはこれらのパイプラインの開発とグローバル展開をさらに推し進めるため高橋氏に参画いただきました。また、パイプラインの研究・開発をさらに強化し、いち早く実用化させるため、高橋氏のほか、医師でありながら国内外の医薬品の開発、薬事申請、薬事審査などの経験を有する顧問3名を迎えScientific Advisory Boardを組成しております。
社外取締役 高橋俊一氏 プロフィールおよびコメント
プロフィール
三井製薬工業(株)入社後、企業再編を経てバイエル薬品(株)へ入社、およそ20年間にわたり循環器領域を中心に医薬品の研究開発、プロジェクトマネジメントを歴任。2014年より同社のオープンイノベーションセンター、センター長に就任し、産官学のオープンイノベーションをリード。現在は、一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)、事務局長。
コメント
この度、社外取締役に就任致しました高橋です。メトセラは、自家の線維芽細胞を用いた再生医療等製品の開発から始まり、その技術をプラットフォームとして、他の臓器治療へも展開する研究開発型のベンチャーです。創業から5年で臨床試験を開始し、昨年には第3相の臨床試験段階に相当するJRM-001を有する(株)日本再生医療を買収・合併し、パイプラインと開発体制を強化しています。自社に新規パイプラインを創出する力と作用機序を明らかにする研究開発体制を有することによって、開発成功率の高いパイプラインを継続的に事業化することに挑戦しています。
今後の経営基盤の更なる強化やグローバル開発を支援することで、メトセラの企業価値向上に努めてまいります。
新経営体制
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代表取締役 岩宮 貴紘
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代表取締役 野上 健一
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社外取締役 鳥居 正男
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社外取締役 小林 宏彰
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社外取締役 植波 剣吾
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社外取締役 山田 健二
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社外取締役(監査等委員・常勤)本間 郁夫
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社外取締役(監査等委員)品川 広志
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社外取締役(監査等委員)宇佐美 篤
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社外取締役(監査等委員)高橋 俊一(新任)
株式会社メトセラについて
メトセラは、既存治療による効果が不十分な慢性疾患に対して、線維芽細胞および幹細胞を用いた新たな治療法を提供するべく、2016年に創業した臨床開発ステージのスタートアップです。創薬研究、プロセス開発、投与法の最適化を一体的に実施することにより、革新的な治療法を提供することを目指しています。主要パイプラインとして、自家心臓由来線維芽細胞と投与用カテーテルを組み合わせた心不全向け再生医療等製品(MTC001)の第1相医師主導治験を開始しました。さらに、先駆け審査指定制度認定・希少疾病用再生医療等製品指定を受けた、自家心臓内幹細胞を用いた小児先天性心疾患向け再生医療等製品(JRM-001)の検証的臨床試験(第3相に相当)を実施しています。
会社名:株式会社メトセラ
代表取締役:岩宮 貴紘、野上 健一
本社所在地:神奈川県川崎市川崎区殿町三丁目25番16号
設立:2016年
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