予測不能な未来に向けた、新たな教育の潮流を提案する書籍『学び3.0-地域で未来共創人材を育てる「さとのば大学」の挑戦』4月10日刊行
日本唯一の「地域を旅する大学」が体現する新しい教育スタイルを、初の書籍化!
地域を旅する大学 さとのば大学を運営する株式会社アスノオト(代表取締役:信岡良亮、所在地:東京都千代田区、以下当社)は、これからの時代を共に創っていくための学びのあり方を考える書籍『学び3.0―地域で未来共創人材を育てる「さとのば大学」の挑戦―』を4月10日(水)に発売いたします。全国の書店、ネット書店にてご予約いただけます。
今回の出版は、昨年12月に行ったクラウドファンディングにて153名から1,856,111円の寄附を集め、実現することとなりました。
著者からのメッセージ
どんな時代も、その時代ならではの生きづらさはあるでしょうが、予測困難で複雑・曖昧、唯一の正解がないと言われるこれからの時代を生きていくこれからの子供たちって、大変過ぎやしないでしょうか?
そんな世の中を、自分には何もできないと諦めるのではなく、社会や時代のせいにするのでもなく、希望をもって人生を明るく過ごすための鍵が、「学び」にあると考えています。
本書では、学びに対するスタンスを
「学び1.0」正解を学び知識を増やすインプット中心の学び
「学び2.0」自分の興味をもとにデザインする主体的な学び
「学び3.0」他者と学び合いながら社会をつくる共創的な学び
と定義し、この3つを行き来しながら自分ができることを拡げ、他者との関係性の中で社会との接点を増やしていくことで、「自分は、学びによって変わることができる。みんなで共に学ぶことで、未来は自分たちの手で創っていくことができる」と思える「未来共創人材」を育成していくことを提案しています。
我々はこの考え方をもとに、2019年に、全国の地域に1年ずつ暮らしながら自らのプロジェクトを軸に学びを展開する“プロジェクト・センタード・アプローチ”型の「さとのば大学」を立ち上げ、先進的で特色ある地域づくりを行っている15の地域と連携しながら、多彩な学びの環境づくりを進めています。
そこで本書では、「学び3.0」の理論と、さとのば大学の実践を行き来しながらお読みいただくことで、新しい学びの方向性や、その試行錯誤をより具体的に、赤裸々にお伝えしようと試みました。
また今、このような従来の教育から1歩踏み出した新しいチャレンジが、さとのば大学だけでなく全国各地の学校で始まっており、少しずつ、教育の選択肢が増えてきています。「正解のない時代」を生きるこれからの子どもたちの未来を見据えたこうしたムーブメントを伝え、もっと多くの方々に、新しい学びへと向かう共謀者になってほしい。また、この本をきっかけに、現状の学びのあり方に疑問やモヤモヤを感じている人達と様々な議論を交わしたい。そんな思いから、本書は生まれました。
この本が、今の教育に違和感を持ち、変化に向けて踏み出そうとしている方々に届き、共に議論し、共創していくきっかけとなれれば幸いです。
目次
―はじめにー
第1章 なぜ、「地域」を巡るのか?
第2章 さとのば大学の学生たち
第3章 さとのば大学とは?
第4章 さとのば大学は、どのように生まれたのか?
[Another Story]
さとのば大学名誉学長(Chief Co-Learner) 井上英之さん
さとのば大学副学長 船橋 力さん
さとのば大学副学長 兼松佳宏さん
さとのば大学地域事務局 後藤大輝さん
第5章 「学び3.0」とは何か
第6章 各地で胎動する、教育の新しいカタチ
[キーパーソンに聞く]
ドルトン東京学園中等部・高等部 校長 安居長敏先生
宮崎県立飯野高校 進路指導部長 梅北瑞輝先生
社会起業家、NPO新公益連盟代表理事 白井智子さん
Co-Innovation University(仮称) 学長予定者 宮田裕章さん
Dream Project School代表、元ミネルバ大学日本連絡事務所代表 山本秀樹さん
前・文部科学大臣補佐官 鈴木 寛さん
終章 学びの変化の先に、行きたい未来
―あとがきー
先進的な教育を実践する高校へのインタビュー、教育イノベーター4人との対談も収録!
「生徒の学びのために、それは必要なのか」を問い続けてきた学習者主体の学校
―ドルトン東京学園中等部・高等部 安居長敏校長
地域との協働によって、さまざまな課題解決プロジェクトが誕生する学校
―宮崎県立飯野高校 進路指導部長 梅北瑞輝先生
子供たちのために、日本の教育に選択肢を創っていきたい。
そのために、みんなで変えていく動きは大事。私にとって、さとのば大学の存在も希望です。
―社会起業家、NPO新公益連盟代表理事 白井智子さん
課題を発見し、多様な他者とつながりながら考え、新しい価値を生み出していく。
さとのば大学やCoIUがやろうとしているのは、そうした共創社会を創るプラットフォームになること。
―Co-Innovation University(仮称) 学長予定者 宮田裕章さん
今の学び方に疑問を持つ人に、ぜひ読んでほしい。私たちはもう、
社会で実践しながら「自分の言葉で生きる力」を育むさとのば大学のような方法も選べるのだから。
―Dream Project School代表・元ミネルバ大学日本連絡事務所代表/山本秀樹さん
さとのば大学の誕生は日本教育史に残る出来事。
このやり方は真似されるたびに進化して、未来には「さとのば方式」が当たり前のようになる世界がある。
―前・文部科学大臣補佐官/鈴木 寛さん
商品情報
●タイトル:『学び3.0―地域で未来共創人材を育てる「さとのば大学」の挑戦―』
●発売日:2024年4月10日(水)※一部、発売日が異なる地域がございます
●定価 :1,650円(税込)
●発行 :リテル
●発売 :フォレスト出版
●ISBN:978-4-86680-852-9
全国の書店、ネット書店等にてご予約いただけます。
Amazon: https://amzn.asia/d/d2OwX7y
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/17804211/
地域を旅する大学「さとのば大学」とは
日本全国4つの地域に1年ずつ暮らしながら、自分で立てたテーマに現地の人々と共に取り組む「プロジェクト学習」と、地域共創領域のトップランナーである講師陣や在校生と学び合う「オンライン学習」を行き来しながら学ぶ、新しいスタイルの大学。自らのプロジェクトを軸に学びを展開する「プロジェクト・センタード・アプローチ」を通して、「自分らしく社会と関わり、仲間と共にほしい未来を自分たちの手で創る」ことができる未来共創人材の育成をめざす。2019年に社会人向けの市民カレッジとして設立し、2021年からは通信制大学とのダブルスクールで学士の取得を目指せる四年制プログラムもスタート。先進的で特色のある地域づくりを行っている15の地域と連携しながら、多彩な学びの環境づくりを進めている。
◎連携地域:北海道名寄市、秋田県五城目町、宮城県女川町、福島県南相馬市、石川県加賀市、石川県七尾市、埼玉県横瀬町、長野県長野市、岐阜県郡上市、京都府内各地、島根県海士町、岡山県西粟倉村、徳島県三好市、宮崎県新富町、鹿児島県枕崎市(2024年3月時点)
著者について
信岡良亮(のぶおか・りょうすけ)
1982年、大阪府生まれ。同志社大学卒業後、東京のITベンチャー企業に就職。WEB部門のディレクターを務める。2008年、人口2400人の島根県隠岐諸島海土町に移住し、「持続可能な未来へ向けて行動する人づくり」を目的に起業。6年半の島生活を経て、東京に戻り都市と地域の新しい関係を創ることを目指し、株式会社「アスノオト」を設立。発起人として2019年に「さとのば大学」を立ち上げる。
2023年Forbes JAPAN「NEXT100 世界を救う希望100人」で、世界の課題解決・地域問題解決を志向する「新・起業家」の一人に選出される。
株式会社アスノオトについて
会社名: 株式会社アスノオト(英文社名:asunooto.co.,ltd.)
設 立: 2015年5月22日
資本金: 3,200,000円
代表者: 代表取締役 信岡 良亮
所在地: 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3‐21
事業内容: 人材育成・教育事業ICTを含めたコミュニケーション・コンサルティング都市と地方、経営者と従業員、生産者と消費者といった対立関係を恊働関係に変える相互理解支援
コーポレートサイト:http://asunooto.co.jp/
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