創業300年の老舗菓子メーカー丸芳露本舗北島、ハピクロ提供の食品製造業向けDXソリューション「FOOD CAPTAIN」を導入

食品製造現場における衛生・品質管理のDX化により本業に注力すべく、本格運用を開始

株式会社ハピクロ

2024年2月19日 10時00分

株式会社ハピクロ（本社：福岡県北九州市、代表：中田佳孝、以下ハピクロ）は、株式会社北島（本社：佐賀県佐賀市、代表：香月道生、以下北島）が食品製造業向け衛生管理ソリューション「FOOD CAPTAIN」を導入し、温度管理の自動化を中心に運用開始したことをお知らせします。 IoT技術を活用したDX推進により、菓子製造および店舗での接客応対により集中できる環境づくりの実現に貢献します。

食品をとりまく環境変化や国際化等に対応し食品の安全に対する社会的な関心が寄せられており、食品衛生法でも原則すべての食品等事業者に対するHACCP*に基づいた食品衛生管理の義務化されるなど、食品製造事業者に求められる衛生・品質レベルは高まっています。

佐賀市内外に９店舗および製造部門（佐賀東店工場）を持つ北島においても、菓子の製造現場および販売店舗における温度管理をはじめとした食品衛生管理が欠かせない業務である一方で、各拠点の複数箇所において温度等の確認とその記録を１日３回以上行う必要があるなど、衛生管理業務は現場における大きな負担となっていました。

そこで、衛生管理ソリューション「FOOD CAPTAIN」を導入し、衛生管理に関する一部作業を自動化することにしました。

＊：Hazard Analysis and Critical Control Point。食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因（ハザード）を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようする衛生管理の手法（出典：厚生労働省HP）。

FOOD CAPTAIN活用方法と成果

製造部門および佐賀市・小城市内の店舗の計30箇所の冷蔵庫・冷凍庫に、温湿度センサーを設置。IoT技術を活用した「FOOD CAPTAIN」の自動記録機能を活用することで、従来各箇所で１日３回以上温度測定およびその記録を行ってきたところを、すべて自動化することができました。

また、これまでは何等かのトラブルで温度管理上の異常に気がつくチャンスが１日に３回程度の温度測定時しかありませんでしたが、「FOOD CAPTAIN」の活用により従来より高頻度で測定可能な上、あらかじめ設定した温度を一定時間以上外れた場合には登録しているスマートフォン等に電話でアラートを受信でき、異常が発生した場合に素早く対応できるようになりました。

「FOOD CAPTAIN」による一部業務の自動化と品質の維持向上の実現により、現場が菓子製造と店舗での接客対応により集中できる環境が整備できました。