AstroX株式会社、“JAXAパートナースタートアップ”へ
〜JAXAパートナースタートアップ第一弾の1社としてJAXAとの連携をより強化〜
Rockoon方式(気球を用いて空中からロケットを発射する方式)による衛星軌道投入ロケットを開発するAstroX株式会社(本社:福島県南相馬市、代表取締役CEO:小田翔武、以下「AstroX」)は、宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)が今年8月に発表した「JAXAスタートアップ支援制度」の"JAXAパートナースタートアップ"となりましたことをお知らせいたします。AstroXはこれまでJAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)を通じて、「気球用プラットフォーム懸垂型姿勢制御装置」の研究開発に関する共創活動をJAXAと進めて参りました(プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000101722.html)。今回の件を受け更に事業を加速させます。

<JAXAパートナースタートアップとは?>
JAXAの成果活用法人に該当する、以下のいずれかに当てはまる事業を主たる事業として行うスタートアップを対象として申請を受け付け、支援対象とします。
・JAXAとの共創及び共同研究活動において創出した成果を活用した、又は活用しようとする事業
・機構の特許等の許諾契約を締結し当該特許等を活用した事業
・機構が開発した機器等を譲り受け、これを活用した事業
・機構が実施する事業の移管を受けた事業
*JAXA Webサイトより転載 https://www.jaxa.jp/press/2025/08/20250828-1_j.html
<JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)とは?>
J-SPARCは、宇宙ビジネスを目指す民間事業者等とJAXAとの対話から始まり、事業化に向けた双方のコミットメントを得て、共同で事業コンセプト検討や出口志向の技術開発・実証等を行い、新しい事業を創出するプログラムです。2018年5月から始動し、これまでに約50のプロジェクト・活動を進めています。
https://aerospacebiz.jaxa.jp/solution/j-sparc/
■AstroX 代表取締役CEO 小田翔武のコメント
このたび当社がJAXAパートナースタートアップとなったことを光栄に思います。当社のビジョンである「宇宙開発で “Japan as No. 1” を取り戻す」の実現には、宇宙を一部の研究テーマにとどめず、産官学、そして地域が活用できる持続的な事業基盤に転換し、国内需要はもとより海外の打上げ・実証ニーズを日本側で戦略的に受け止める体制を整えることが不可欠です。JAXAとの連携を通じて、Rockoonを起点にそうした需要を日本経済の成長エンジンとして取り込んでいきます。

■AstroXが取り組む衛星軌道投入ロケット事業について
宇宙産業は世界的に急成長しており、世界の宇宙産業市場は2040年には約160兆円を超えると予測されています。
その中でも衛星を使ったサービスなど人工衛星の需要が大きく伸びており、それに伴い小型衛星の打ち上げ需要は急増しています。しかし現在、日本国内では衛星を宇宙に運ぶロケットが不足しており、国内の小型衛星のほとんど100%を海外ロケットで打ち上げています。この打ち上げ機会の不足が日本の宇宙開発の大きな課題となっています。
その課題を解決し、宇宙産業を日本の一大産業にできるよう、AstroXはロックーン(Rockoon)方式と呼ばれる気球からの空中発射方式において高頻度、即応型、低価格での打ち上げを実現するべく取り組んでいます。
■本件に関する報道関係者からのお問合せ先
AstroX株式会社
広報ブランディング担当:柏女霊照
メールアドレス:reisho_kashiwame@astrox.jp
■会社概要
会社名:AstroX株式会社(AstroX, Inc.)
本社所在地:福島県南相馬市小高区本町1-87
代表者:代表取締役CEO 小田翔武
設立:2022年5月20日
事業内容:宇宙輸送事業
企業URL:https://astrox.jp
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