お金の専門家100人が加入している自動車保険を公開!44%がネット型損保に加入、保険料の安さを最も重視する傾向

ファイナンシャルプランナー・税理士などの金融資格を有する100名の専門家が加入している自動車保険を調査。代理店型では「東京海上日動」、ネット型では「ソニー損保」がそれぞれ1位となりました。

セレクトラ・ジャパン

セレクトラ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 グザビエ・ピノン)は、金融関連の資格を保有している男女100名を対象に自動車保険に関するアンケート調査を実施しました。
アンケート詳細:「お金の専門家100名が選んだ自動車保険ランキング」(https://selectra.jp/car-insurance/ranking/money-experts

【セレクトラ独自アンケート】お金の専門家100名が選んだ自動車保険ランキング

普段私たちの家計や資産運用についてアドバイスをしてくれるお金のプロは、どのような自動車保険を何を基準に選択しているのでしょうか?

この調査ではファイナンシャルプランナーや税理士、公認会計士など金融関連の難関資格を保有する回答者100名を対象にアンケートを実施しました。 違いが分かりにくい車の保険。何に専門家は注目しているのか?プロが選ぶ自動車保険を徹底的に紹介します。

調査結果まとめ

  • ネット型損保ランキング
    :1位 ソニー損保、2位 チューリッヒ保険、 3位 SBI損保/SOMPOダイレクト/イーデザイン損保

  • 代理店型損保ランキング
    :1位 東京海上日動、2位 三井住友海上、 3位 損保ジャパン

  • ネット販売型損保加入率は44%
    :自動車保険全体の売上市場シェアと比較して高い比率

専門家(アンケート回答者)の保有資格

回答者の保有資格の内訳は、CFP(米国CFPボードが認定するファイナンシャル・プランナーの民間資格)33名、FP技能士2級29名、FP技能士1級20名といったファイナンシャルプランナー資格保有者が中心です。その他、証券外務員二種15名や貸金業務取扱主任者13名など、実務資格の保有者、さらに高度な専門知識が求められる資格アクチュアリー公認会計士税理士(各6名以下)なども含まれています。

専門家が加入している自動車保険会社ランキング

自動車保険を販売する損害保険会社は、「ネット販売型(通販型/ダイレクト型)」と「代理店販売型」の2種類に分けられます。このビジネス構造の違いを考慮し、ランキングは各販売型別に紹介します。

  • ネット販売型損保:インターネットを通じて保険会社と直接契約する形式で、手続きの簡単さやコストの合理性が特徴。

  • 代理店販売型損保:保険代理店を介して契約する形式で、対面での相談やきめ細やかなサポートが特徴。

専門家が加入している自動車保険ランキング

専門家が加入している自動車保険会社の傾向

調査結果から、お金の専門家が自動車保険を選ぶ際の傾向を分析しました。

・ネット型への加入傾向が強い│代理店型53%、ネット型44%、共済3%

・加入理由の明確な違い│代理店型損保は補償重視、ネット型損保は保険料重視

ネット型への加入傾向が強い│代理店型53%、ネット型44%、共済3%

自動車保険市場全体では、ネット販売型損害保険のシェアは依然として低く、2023年度の正味収入保険料(弊社調べ)では代理店型損保が88%、対してネット型損保は約11%に留まっています。

しかし、お金の専門家100名を対象とした調査では、ネット型損保への加入率が44%に達しており、市場全体の比率と比較しても高い結果となりました。

もちろん、「正味収入保険料」と「100名の加入先」という異なる指標であるため、単純な比較はできません。しかし、この結果から、保険料の合理性を重視するお金の専門家層は、市場全体よりも積極的にネット型損保を選択していることが明らかです。

加入理由の明確な違い │「コスト重視のネット型」「補償重視の代理店型」

自動車保険の加入理由について、代理店型とネット型それぞれの選ばれるポイントを分析した結果、両者の違いが明確に浮かび上がりました。

下記の図は、加入理由をランキング形式で集計し、1位=3ポイント、2位=2ポイント、3位=1ポイントとして合算したものです。

横軸:加入理由ごとのポイント数

縦軸:全体ポイント(回答者数×3ポイント)のうち、その理由が獲得したポイントの割合

縦軸の比率が高いほど、多くの回答者がその理由を重要視していることを示しています。

加入理由で重視している項目について│ブルーはネット型損保を選んだ加入者の分布、オレンジは代理店型損保を選んだ加入者の分布。

ネット型損保では、「保険料の安さ」が最も重視されており、他の要素を大きく上回る結果となりました。一方、代理店型損保では、「補償の充実度」と「保険料の安さ」の2つがほぼ同じ比率で重視されています。
この分析結果から、「コスト重視のネット型」と「補償重視の代理店型」という明確な選択基準が見えてきます。

ネット型損害保険会社のランキングと選ばれる理由

インターネットから直接契約できる損害保険会社は、ネット型損保、ダイレクト型損保、通販型損保などとも呼ばれます。専門家が選ぶネット型損害保険会社のランキングを紹介します。

1位 ソニー損保

ソニー損保を選んだ専門家の声

回答者がソニー損保を選んだ理由をランキング形式でまとめました。1位の理由に3点、2位に2点、3位に1点を付与し、得点の高い順に紹介しています。

ソニー損保を選んだ専門家の声

・三井ダイレクト損保と比較してコストパフォーマンスが高いと感じた。
(福岡県、47歳男性、中小企業診断士)

・保険料が安く、コスパが良い。
(埼玉県、58歳男性 FP技能士2級)

・保険料が割安なところが家計に助かっている
(東京都、31歳女性、 FP技能士2級)

2位 チューリッヒ保険

チューリッヒ保険を選んだ専門家の声

回答者がチューリッヒ保険を選んだ理由をランキング形式でまとめました。1位の理由に3点、2位に2点、3位に1点を付与し、得点の高い順に紹介しています。

チューリッヒ保険を選んだ専門家の声

・イーデザイン損保と比較して、保険料が大幅に安いのが決め手。
(神奈川県、50代男性、貸金業務取扱主任)

・保険料に満足。対人無制限で検討していって、他社よりもその他内容も含め、一番充実しているようだった。同条件でアクサダイレクトより補償が充実していると感じた。
(埼玉県、58歳男性、 CFP/FP技能士2級)

・無事故無違反の保険料が安い
(埼玉県、59歳男性、FP技能士2級)

3位 SBI損保

SBI損保を選んだ理由

回答者がSBI損保を選んだ理由をランキング形式でまとめました。1位の理由に3点、2位に2点、3位に1点を付与し、得点の高い順に紹介しています。

SBI損保を選んだ専門家の声

・保険料に満足。 ネット損保なので、補償内容に対して比較的安価であった。チューリッヒ保険は外資系でなじみなく、なんとなく不安だった。
(愛媛県、38歳男性、証券アナリスト/中小企業診断士)

・おとなの自動車保険と比較したが、保険料と補償内容に満足。付帯ロードサービス、自転車保険特約と保険料のバランスがいい しかしながら事故対応については未経験のためどの程度なのかわからない点が不安
(千葉県、53歳男性、FP技能士1級)

・保険料も安く補償も充実している。比較した三井住友海上は保険料が高かった。
(大阪府、52歳男性、FP技能士2級/貸金業務取扱主任者)

3位 SOMPOダイレクト

SOMPOダイレクト/おとなの自動車保険を選んだ理由

回答者がSOMPOダイレクトを選んだ理由をランキング形式でまとめました。1位の理由に3点、2位に2点、3位に1点を付与し、得点の高い順に紹介しています。

SOMPOダイレクト/おとなの自動車保険を選んだ専門家の声

・保険料が安く補償内容も充実していて年齢にふさわしいプランの提供が優れている
(愛知県、49歳男性、FP2級/証券アナリスト/金融窓口サービス技能士1級)

・カスタマーサービスに満足お盆の時期に 出先の有料駐車場で故障したときに 案内が適切で安心できた経験から。
(兵庫県、64歳女性、FP2級)

・保険料に満足。保証内容を同じにした場合、他社より安い。また、保証内容のカスタマイズができるので、無駄な出費を抑えられる。
(東京都、44歳男性、FP2級)

3位 イーデザイン損保

イーデザイン損保を選んだ理由

回答者がイーデザイン損保を選んだ理由をランキング形式でまとめました。1位の理由に3点、2位に2点、3位に1点を付与し、得点の高い順に紹介しています。

イーデザイン損保を選んだ専門家の声

・保険料が安く補償内容とのバランスがいい。東京海上グループだったから
(愛媛県、44歳男性、証券外務員二種/貸金業務取扱主任者)

・従来の代理店型保険会社の紙ベースの見積保険料金額に対して、ほぼ同じ補償内容でイーデザイン損保で見積もりを取ると6割程度の保険料で対応でき非常に節約できた。いかに代理店型保険の保険料が高いか実感した。
(大阪府、48歳男性、FP技能士1級)

・事故対応に満足。家族が運転中対物トラブルがあり、解決の仕方に満足したため。保険料は通販なのでもう少し安くして欲しい。
(東京都、61歳男性、CFP/中小企業診断士/証券外務員二種)

代理店型損害保険会社のランキングと選ばれる理由

代理店型損害保険はカーディーラーや保険相談窓口など、保険代理店を介して保険会社と契約する販売方法の保険会社を指します。ここからは、専門家が選ぶ代理店型損害保険会社のランキングを紹介します。

1位 東京海上日動

東京海上日動を選んだ理由

回答者が東京海上日動を選んだ理由をランキング形式でまとめました。1位の理由に3点、2位に2点、3位に1点を付与し、得点の高い順に紹介しています。

東京海上日動を選んだ専門家の声

・補償が優れていて、コストパフォーマンスも良い
(大阪府、40歳男性、CFP/FP技能士1級)

・事故対応に満足事故を起こしたときのサポート対応が素晴らしく的確に指示をしてもらえたから
(東京都、44歳男性、CFP/FP技能士2級/中小企業診断士)

・補償内容について、必要と考える補償がほぼ網羅されていた。三井住友海上と比較したが補償対保険料比較で選んだ
(神奈川県、66歳男性、証券外務員一種)

2位 三井住友海上

三井住友海上を選んだ理由

回答者が三井住友海上を選んだ理由をランキング形式でまとめました。1位の理由に3点、2位に2点、3位に1点を付与し、得点の高い順に紹介しています。

三井住友海上を選んだ専門家の声

・実際に事故の経験がないので商品内容で評価するしかないが、大手のそれなりの保険料の商品なので、中身に問題はないと思っている
(岩手県、33歳男性、証券外務員一種)

・東京海上と比較して保険料が安く、サポートがしっかりしている。
(東京都、36歳女性、CFP/FP技能士1級)

・大手企業であり信頼性が高い
(北海道、60歳男性、CFP/FP技能士2級/税理士/貸金業務取扱主任)

3位 損保ジャパン

損保ジャパンを選んだ理由

回答者が損保ジャパンを選んだ理由をランキング形式でまとめました。1位の理由に3点、2位に2点、3位に1点を付与し、得点の高い順に紹介しています。

損保ジャパンに対する専門家の声

・補償内容に満足。東京海上と比較して、特約など付いていて手厚い補償内容が良かった
(埼玉県、65歳男性、FP技能士1級/証券外務員一種)

・事故対応マニュアルがしっかりしている
(東京都、34歳女性、公認会計士)

・代理店の対応がいい
(福岡県、52歳女性、CFP/FP技能士2級/税理士)

3位 あいおいニッセイ同和

あいおいニッセイ同和を選んだ理由

回答者が損保ジャパンを選んだ理由をランキング形式でまとめました。1位の理由に3点、2位に2点、3位に1点を付与し、得点の高い順に紹介しています。

あいおいニッセイ同和を選んだ専門家の声

・補償内容が幅広く安心できるから
(広島県、33歳女性、アクチュアリ正規会員/CFP/金融窓口サービス技能士)

・事故対応に満足、一度、対応して貰った。裁判になった。
(長野県、70歳男性、CFP/証券外務員一種)

2023年に実施した類似調査からの変化考察

2023年10月にセレクトラが実施した類似アンケートからの推移・変化について考察します。

ランキング変動:1位に変動なし、チューリッヒ保険が躍進

前回調査同様、代理店販売型の1位は東京海上日動でした。その背景には補償内容の充実度と業界最大手の信頼性が挙げられます。特に、事故対応力や迅速なサポート体制が評価され、堅実な支持を獲得しています。

ネット販売型ではソニー損保が継続して1位を獲得しています。ソニー損保の保険料は他ネット型損保と比較して最安値水準ではないものの、代理店型よりは割安であり、保険料と補償のバランスにおいて評価されているといえます。さらに今回の調査では、チューリッヒ保険の顕著な躍進が注目され、特に保険料の安さが加入理由として重視されていました。


加入理由の傾向

前回および今回の調査で共通して、加入理由の上位には「補償内容の充実」と「保険料の競争力」が挙げられています。

損保ジャパンに関しては、2023年調査ではビッグモーター事件の懸念が指摘されていましたが、今回の回答者コメントからはその影響が緩和されている印象を受けました。

総括

今回の調査では「ネット型損保」と「代理店型損保」への選択理由がより明確化されており、特に保険料の安さでネット型損保を積極的に加入している回答者が目立ちました。

一方で、前回調査と同様に、補償の充実度と保険料のバランスといった、各保険会社が提供する付加価値と保険料のバランスは、依然としてシビアに比較検討される傾向が続いています。

アンケート調査概要

調査URL

https://selectra.jp/car-insurance/ranking/money-experts

調査期間

2025年1月6日~1月17日

調査対象

金融関連の資格を保有している100名(男性59名・女性13名)

調査方法

インターネット調査

調査機関

アイブリッジ株式会社

設問内容

1.現在加入している任意保険(自動車保険)の保険会社名をご回答ください。
※複数台所有している方は主に使用している自動車の保険会社名をご回答ください。
2.現在の保険会社に加入を決めた理由を、重要度の高い順に3位までご回答ください。
3.現在ご加入の自動車保険について、加入してから何年経過してますか。
4.現在加入している自動車保険について次回更新時の、継続意向についてご回答ください。
5.現在加入している自動車保険の、継続意向についてご回答ください。
6.現在加入している自動車保険で満足している点・不満な点があれば具体的にご回答をお願いします。
7.現在、加入している保険会社の他に比較・検討した保険会社があれば1社ご回答ください。
8.比較検討した保険会社を選ばなかった理由を教えてください。

本調査レポートのご利用について

本調査の内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。

過去のアンケート

セレクトラ・ジャパン株式会社/Selectra Japan K.K.について

セレクトラは、電気・都市ガス・LPガス・インターネット・スマホ・自動車保険などの生活インフラサービスに関わる幅広い情報を家庭および法人を対象に提供するフランス発のウェブマーケティング企業です。(※2025年2月現在、計17ヵ国でサービスを展開)

「頑張らなくても一番賢い選択ができる場を提供したい。」をモットーに、消費者が納得のいく選択ができるサービスを目指します。

会社概要

代表者名:代表取締役 グザビエ・ピノン、日本カントリーマネージャー ファニー・ベルト

所在地:〒150-0011 東京都渋谷区東1-27-9 奥山ビル5F

設立日:2016年6月2日

運営サイト:

・料金比較のセレクトラ(https://selectra.jp

・電力事業所(https://denryoku-jigyousho.jp

・電ガススイッチ(https://denryoku-gas.jp

・スマートマネーライフ(https://smart-moneylife.jp

セレクトラ・ジャパン代表/ファニー・ベルトのプロフィール

フランス南西部出身。2019年にセレクトラに入社。コールセンターの立ち上げなど、現地オペレーションを確立し、2021年には異例の若さでジャパン・カントリーマネージャーに就任。現在はWebメディアやコールセンター、不動産パートナー事業などの事業全般を統括。

節約系YouTubeチャンネル「知識 is Money」を運営し格安SIM・電気・ガスなどの生活インフラに関する解説動画を配信している。

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本件に関するお問い合わせ

セレクトラ・ジャパン株式会社 広報 奥崎

電話番号:03-6885-9977

お問合せ先:https://selectra.jp/company/contact

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区東1-27-9 奥山ビル5階
電話番号
03-6885-9977
代表者名
グザビエ・ピノン
上場
未上場
資本金
130万円
設立
2016年06月