生徒が企画運営する 自由学園の「平和週間」 ~共生社会を目指して考え、自分たちの学校生活に活かす~

東京都・東久留米市の私立学校。中等科以上は寮があり、全国各地・海外より入学。

学校法人 自由学園

自由学園では、9月21日の「国際平和デー」にちなみ、2016年から「平和週間」」と銘打って、毎年9月にさまざまな分野から講師をお招きしてお話を伺い、「平和」な社会を創るには、どの様なことが大切なのかを考える機会を設けてきました。
6回目となる今年の「平和週間」では、9月21日(火)・22日(水)に特別授業の時間を設け、男子部・女子部(中等科・高等科)の生徒全員がオンラインで参加します。
講師の方のお話を伺い、質疑応答も行う予定です。生徒はzoomのチャット、googleのjam boardで質問や感想を書き込み共有します。

 

■自由学園の「平和週間」とは

「平和週間」では、世界や日本の社会で起こっている様々な争いや暴力、差別、ヘイトスピーチ等、「平和」を妨げている事実や問題について、その当事者や深く関わっている方々のお話を伺って学ぶことからしています。その上で、どうすれば多様性を重んじ、誰もが安心して過ごせる「平和」な社会になれるのかを考える機会としています。

・生徒が企画から関わる
「平和週間」は、毎年生徒から係が出て企画から関わり、教師のアドバイスを受けながら、各界の方に講師を依頼することから始めます。
今年は男子部・女子部から、希望した中等科3年生~高等科3年生までの男女生徒10名が係となって相談し、お招きする講師が決まりました。
当日は、係の生徒が司会も務めます。 

・考えたことを、最も身近な社会である学校や寮の生活で実践する
自由学園は生徒が創る学校です。学校・寮生活の日々の運営の多くを生徒が自治しており、生徒同士で責任を持って進めています。「平和週間」の係の生徒たちは、「平和」になるためには何が大切か、人と人との関わり方はどうあったらよいかについてよく考え、日々の生活の中で活かしたい。そして、自分たちの過ごしている学校や寮という社会も、より平和な社会となるよう実践していきたいと考えています。

■2021年度「平和週間」について
・コロナ禍のためオンラインを活用
オンラインで講師のお話を伺い、その後質疑応答の時間を設けます。
講師の方に直接お会いできないのは残念ですが、自宅から参加している生徒同士もつながりを持てるよう、当日はZOOMのチャット、googleのjam boardの機能を活用して、生徒は質問や感想を自分で書き込み、互いに共有できるようにします。感想等は後日まとめる予定です。
自由学園は1学年1クラスの教育を創立以来行い、他学年との交流も重んじています。中1から高3までの全学年が参加することで情報を共有し、互いに刺激を受けることも期待されます。

第1日目 9月21日(火)
講師:坂上 多計二(さかうえ たけじ)氏 (旧海軍直営農場小隊長、実際に戦場を経験)
時間:10:40~12:20
講演:50分間。休憩後、質疑応答40分間を予定。

現在96歳の坂上多計二氏は、戦争経験者が減っていく中で、ご自身の体験や戦争による被害を、戦争を知らない世代に生の声で伝えなくてはという使命感を持っておられます。
戦場での体験、戦争後の思い、平和な社会をつくるために思うことなどについて語っていただきます


第2日目 9月22日(水)
講師:星加 良司(ほしか りょうじ)氏 (東京大学准教授 社会学博士)

時間:14:05~15:45
前半40分間、後半50分間とし、それぞれ講演と質疑応答を行う予定。

星加良司氏はバリアフリーの分野を研究されています。視覚障害(全盲)をお持ちのご自身の経験、障害者の受け入れが進んでいる社会について、また、障害学における「社会モデル」「個人モデル」について語っていただきます。

■共生社会への取り組みのひとつに
「平和週間」は2016年に男子部(中等科・高等科)を対象に始められ、その後女子部(中等科・高等科)の生徒も参加するようになりました。

学園キャンパスで開催した時には、5日間で5名の講師の方をお招きするなど、これまで多くの方に講師としてご協力いただいています。
昨年は男女合同で全員が参加。そして今年は初めて男女合同の係が発足しました。

 

自由学園は、現在は中高の段階のみ別学ですが、互いを尊重しながら協力し合う共生社会の学校の実現を願い歩みだしている中、その一環として2024年度から男女共学とすることを目指して教育改革を進めています。この「平和週間」の活動も男女合同により、ともに「共生社会」について考える機会となることを願っています。

 

自由学園男子部自由学園男子部

自由学園女子部自由学園女子部


■学校法人自由学園 https://www.jiyu.ac.jp
1921年、日本で初の女性新聞記者となった羽仁もと子と、その夫でジャーナリストの羽仁吉一が創立。
2021年4月に創立100周年を迎えた。同月に現在の自由学園の生徒の活動等を取材した書籍『本物をまなぶ学校 自由学園』が婦人之友社による企画編集で発刊され発売中。
設置校:幼児生活団幼稚園  初等部(小学校)  男子部・女子部(中等科・高等科) 最高学部(大学部)

書籍『本物をまなぶ学校 自由学園』(婦人之友社企画編集)書籍『本物をまなぶ学校 自由学園』(婦人之友社企画編集)


■本プレスリリースに関する連絡先
自由学園広報本部
〒203-8521東京都東久留米市学園町1-8-15
E-mail kh@jiyu.ac.jp

 

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業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都東久留米市学園町1-8-15
電話番号
042-422-3111
代表者名
村山順吉
上場
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資本金
-
設立
1921年04月