KIIが介護スキルシェアサービスを提供するクラウドケアに出資

初の外部からの資金調達で事業拡大を加速

慶應イノベーション・イニシアティブは、訪問介護・家事・生活支援マッチングサービスを提供するベンチャー企業であるクラウドケアに対して出資をいたしました。クラウドケアは総額約1.1億円の資金調達を実施し、事業の拡大を加速させて参ります。

慶應イノベーション・イニシアティブ（本社：東京都港区、代表取締役社長 山岸広太郎、以下KII）は、弊社が運営するファンドより、訪問介護・家事・生活支援マッチングサービスを提供するベンチャー企業である株式会社クラウドケア（本社：東京都渋谷区、代表取締役CEO 小嶋潤一、以下 クラウドケア）に対して第三者割当増資による出資をいたしました。他の出資者からの調達も含めた第三者割当増資等によるクラウドケアの調達額は総額約1.1億円となります。

◆システム開発やカスタマーサクセスの強化による利便性の向上を目指す
クラウドケアは、介護を必要とする人と介護スキルを持つヘルパーをマッチングさせることで、自費の介護保険外サービスを利用しやすい価格で提供しています。介護業界は、介護費の増大、介護人材の不足や待遇、高額な自費介護サービスなど多くの課題が存在しています。そのしわ寄せは要介護者の家族にも及び、介護離職や介護うつといった問題も生じています。このような課題を解決するため、自費介護サービスを利用したい方と貴重な介護人材を繋げるマッチングプラットフォーム「CrowdCare（クラウドケア）」を運営しています。
介護版のシェアリングエコノミーサービスの先駆者として2016年にサービスを開始して以降、これまでは自己資金のみで運営してきましたが、今回初の外部からの資金調達を実施し、システム開発やカスタマーサクセス、マーケティングの強化、サービス提供エリアの拡大などを通じて事業展開を加速していきます。

■会社概要
会社名　：株式会社クラウドケア
所在地　：東京都渋谷区渋谷3-1-1　PMO渋谷Ⅱ　2階207
代表者　：代表取締役CEO　小嶋 潤一
設立日　：2016年8月2日
事業内容：訪問介護・家事・生活支援マッチングプラットフォーム「CrowdCare」の運営
URL　　：https://www.crowdcare.jp/


◆慶應イノベーション・イニシアティブ（KII）について
KIIは、2015年12月、主に慶應義塾大学の研究成果を活用したスタートアップを支援するため創設されました。また、2020年１月からは、慶應義塾大学に限らずシード・アーリーステージからのリード投資を中心に、デジタルテクノロジーによる社会の革新や、医療・健康などの課題解決に取り組む技術系スタートアップに投資対象を広げ投資活動を推進しています。
スタートアップへの投資育成を通じて日本が誇る大学等の研究機関の技術や知的財産といった優れた研究成果の社会実装を推進し社会貢献の一翼を担うと同時に、ベンチャーキャピタルファンドとして高い収益性を確保し持続的なイノベーションエコシステムの構築に取り組んで参ります。

＜KIIの概要＞
商号　　：株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(Keio Innovation Initiative, Inc.)
事業内容：大学発技術系ベンチャー企業の育成・ベンチャーキャピタルファンドの運営
資本金等：1億円（資本準備金5000万円を含む）
代表者　：代表取締役社長　山岸広太郎
URL　　：https://www.keio-innovation.co.jp