全国抗菌薬販売量2018年調査データを3月15日公開 

日本の薬剤耐性対策の課題が見えてくる

昨今、薬剤耐性菌の増加が世界的に問題となっており、わが国でも2016年に薬剤耐性(AMR)対策アクションプランが策定されました。AMR臨床リファレンスセンターでは、薬剤耐性(AMR)対策アクションプランを推進するための取り組みのひとつとして、薬剤耐性に関するさまざまなサーベイランス情報を収集し、取りまとめたデータを発信しています。今回は過去5年の推移と比較した、2018年全国の抗菌薬販売量データを公開いたします。
全国抗菌薬販売量サーベイランス: http://amrcrc.ncgm.go.jp/surveillance/index.html

インフォグラフィック『データで振り返る薬剤耐性の現状2018』も公開しています。
http://amr.ncgm.go.jp/infographics/009.html


※注1 数値は人口や抗菌薬ごとの使用量の差を補正するため、抗菌薬販売量を1,000住民・1日あたりのDefined Daily Dose (WHOによって定められたその抗菌薬が通常1日に使用される量の目安=DDD)で表したもの(DDDs per 1,000 inhabitants per day=DID)です。
※注2 DDDは2019年1月に更新されましたが、過去との比較のため2018年のものを使用して計算しています。
※注3 本サーベイランスで公開されているデータは卸業者の販売量をもとに抗菌薬販売量データを算出したものであり、この結果が実際の医療現場での抗菌薬の使用実態をそのまま示すものではありません。

  2018年全国の抗菌薬販売量は2013年と比較して 約10.7%の減少

・ 2018年の抗菌薬販売量(13.31 DID)は、2017年(13.81 DID)と比較して3.6%
   2013年(14.90 DID)と比較して10.7%の減少がみられました。
・ 種類別にみてみると、2017年比で経口セファロスポリン系薬が7.0%
 経口フルオロキノロン系が8.7%、経口マクロライド系薬が5.2%
 減少しており、経口フルオロキノロン薬の減少が目立ちました。 
・ 2013年比では、経口セファロスポリン系薬で18.4%、
   経口フルオロキノロン系で17.1% 、経口マクロライド系薬で18.0%減少しています。
   (全国抗菌薬販売量サーベイランス URLに、各データを掲載しています)


▼今回、抗菌薬販売量が減少した要因
●薬剤耐性(AMR)対策アクションプランに基づくさまざまな取り組みが結果に表れました。※注3
 2020年までの目標達成に向け、 より一層の適正使用の推進に取り組むと共に、定期的にサーベイランス情報を発信していきます。
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