『ファクトフルネス』2020年上半期ビジネス書1位。日本国内85万部突破、世界で発行部数トップに
■翻訳書がビジネス書1位になるのは6年ぶり
本書は2019年1月の発売から1年を経ても売れ続け、2020年5月末時点での発行部数は累計で85万部(紙書籍74万部、電子書籍は11万部)を超えました。本書は、スウェーデン人の医師で公衆衛生学者のハンス・ロスリング氏と息子夫婦が執筆した書籍の翻訳版で、翻訳書がビジネス書のランキングで1位となるのは、2014年(『まんがでわかる7つの習慣』フランクリン・コヴィー・ジャパン監修、宝島社)以来6年ぶりのことです(日販調べ)。
■日本で85万部突破! 世界で300万部のうち日本の売上がトップに
『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』は2018年4月に英語版が発売され、その後世界各国で翻訳版が発売されています。世界では2020年5月末時点で約300万部のベストセラーとなっていますが、このうち日本が85万部超と約28パーセントを占め、イギリスやアメリカを超え、世界でトップの部数となっています。
■コロナ禍で「今こそ読むべき」という声が上がる
本書は発売当初から好調に売れ続けてきましたが、2020年に売上を伸ばしました。2019年12月に、中田敦彦さんの「YouTube大学」で取り上げられ、2020年2月に「ビジネス書グランプリ2020」(主催:グロービス経営大学院、フライヤー)総合1位を受賞し、5月にNHK「あさイチ」に共訳者の関美和さんが出演して本書が紹介され、大きな反響がありました。
さらに、本書は著者がアフリカで感染症対策を行っていた医師であり、感染症の危機を前にすると人間が「恐れ」「焦り」など10の本能に惑わされる様子を描いていたこともあり、SNSなどで2月頃から「新型コロナウイルスが脅威となっている今こそ読むべき」という多くの声が上がりました。その結果、5月には13万部の増刷を決め、部数を伸ばしてきました。
「恐怖を煽る情報に振り回されずにデータをもとに考えることの大切さが、新型コロナウイルスの件で実感した」(30代・女性)
「本書で世界のリスクとして、感染症を1番にあげていることに驚愕しました。こんな状況だからこそ、ファクトフルネスを実行することの重要さを痛感します」(40代・女性)
「データに基づいて行動すべき今、読むべき本」(40代・男性)
<本書について>
ファクトフルネスとは・・・データや事実にもとづき、世界を正しく読み解く習慣。賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につきます。
本書では世界の本当の姿を知るために、教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野を取り上げています。いずれも最新の統計データを紹介しながら、世界の正しい見方を紹介します。これらのテーマは一見、難しくて遠い話に思えるかもしれませんが、著者のハンス・ロスリング氏のTEDトークの動画は、累計3500万回も再生され、面白くてわかりやすいと評判です。また、本書では数式はひとつも出てきません。「GDP」より難しい経済用語も出てきませんし、「平均」より難しい統計用語も出てきません。誰にでも、直感的に内容を理解できるように書かれています。
また、著者は感染症の専門家としてエボラ出血熱と戦うため、アフリカ諸国を訪問して対応した経験があります。このため、感染症と向き合うためには人間の恐怖や焦りなどの本能を克服し、データを基に世界を見ることの重要性を解いています。世界のリスクとして、感染症を第一にあげています。
『FACTFULNESS(ファクトフルネス)——10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』
ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド著
上杉周作、関美和 訳 定価:1800円+税 ISBN978-4-8222-8960-7
<著者 ハンス・ロスリング氏について>
医師、グローバルヘルスの教授、そして教育者としても著名である。世界保健機構やユニセフのアドバイザーを務め、スウェーデンで国境なき医師団を立ち上げたほか、ギャップマインダー財団を設立した。ハンスのTEDトークは延べ3500万回以上も再生されており、タイム誌が選ぶ世界で最も影響力の大きな100人に選ばれた。2017年に他界したが、人生最後の年は本書の執筆に捧げた。
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