「かかりつけ医」がいない20〜30代の8割が、今はいないが”必要”と回答

かかりつけ医を持つ後押しになるのは、「かかりつけ医を持つメリットの明確化」がトップ、という結果に

Ubie株式会社

 生活者の適切な医療へのかかり方をサポートするWeb医療情報提供サービス「AI受診相談ユビー」を運営するUbie株式会社(本社:東京都中央区、以下「Ubie」)は、「かかりつけ医がいない」「かかりつけ医がいる」20代・30代、600名を対象に、「かかりつけ医」普及の課題把握を目的とした意識調査を実施しました。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種において、患者の病歴や薬歴を把握し、体調や不安についての相談がしやすいことから、かかりつけ医への関心がより一層高まっています。また、かかりつけ医はワクチン接種時に限らず、地域住民の健康を守るゲートキーパーとしての役割を担っており、超高齢社会化が進行する日本において、医療を支える必要不可欠な存在です。

一方で、SNS上などでは「かかりつけ医がいない」「かかりつけ医がどういった存在か分からない」という声が数多く挙がっており、特に若い世代を中心にかかりつけ医との距離は遠いのが現状です。調査の結果では、かかりつけ医のいない20〜30代の8割が「かかりつけ医は必要」と感じており、また、メリットの明確化や、自分に合う医師が見つかるツールやアプリが、かかりつけ医を持つ後押しとなるなどがわかりました。


■調査結果サマリー

  • かかりつけ医がいない人の8割以上が、「かかりつけ医は必要」と回答
  • かかりつけ医がいない人が「必要」と感じる理由は「不調時すぐに連絡をとりたい」、
    「必要ない」と感じる理由は 「かかりつけ医とは何か、どう付き合うのかわからない」
  • かかりつけ医を持つ後押しになるのは「かかりつけ医がどのような存在であるか」、
    「価値観やニーズとマッチした医師が見つかるツールやアプリ」
  • 約半数が、かかりつけ医を探す際に必要な情報は「自分に合う医師かどうか」と回答
  • かかりつけ医がいる20代〜30代の9割以上は、「現在のかかりつけ医に満足」と回答

 

■調査結果

1:かかりつけ医がいない人の8割以上が「かかりつけ医は必要」と回答


かかりつけ医がいない人の81.7%が「必要だと思う」「まあ必要だと思う」と回答しました。また、性別・年代別の回答では、20代女性が91.7%と最も高く、最も低い30代男性の71.2%との差は20.5%となりました。性別でも女性が89.8%、男性が74.5%とその差は15.4%となり、女性のかかりつけ医への関心の高さがうかがえます。

2:かかりつけ医を「必要」と感じる理由のトップは「不調時すぐに連絡を取りたい」男性は「助言やアドバイスがほしい」、女性は「不安を解消したい」という傾向も

かかりつけ医が「必要」「まあ必要」と思う理由には、「高熱や腹痛などの不調となった時、すぐに連絡をとりたいから(41.6%)」がトップに挙げられました。それ以外の項目は性別で傾向が異なり、男性は「健康な生活のために助言や指導をしてほしいから」、女性は「体調面でなにかあったときに不安だから」という回答が多くなっています。

 

3:かかりつけ医を「必要ない」と感じる理由のトップは「かかりつけ医とは何か、どう付き合うのかわからない」

かかりつけ医が「あまり必要と思わない」「必要と思わない」と答えた理由では、「かかりつけ医とは何か、どう付き合うのかわからない(34.5%)」が最も高く、次いで「特に理由がない(31.4%)」「病院に行く時間がない(21.8%)」となりました。必要性を感じない人は、医療機関との接点が少なく、それにより心理的距離を感じていることがわかります。

  4:「かかりつけ医がどのような存在であるか」を知ること、「価値観やニーズとマッチした医師が見つかるツールやアプリ」がかかりつけ医を持つ後押しに

 

「かかりつけ医のメリットが明確であること(37.0%)」「かかりつけ医とは何かが明確である・分かりやすく説明される(17.3%)」と、そもそもかかりつけ医がどのような存在であるかを知ることが、かかりつけ医を持つ後押しになると答えた人が全体の半数を占めています。また、「友人や知り合いからの推薦・推奨(16.7%)」といったいわゆる口コミよりも、「自分の価値観やニーズとマッチした医師が見つかるツールやアプリ(22.0%)」がかかりつけ医を持つ後押しになるという結果となりました。

5:約半数が、かかりつけ医を探す際に必要な情報は「自分に合う医師かどうか」と回答
かかりつけ医を探す時に必要な情報では、医師の技術力や経験より「話しやすさ(48.5%)」や「相性(40.8%)」といった親しみやすさが上回る結果となりました。かかりつけ医が必要と考える理由の「体調が悪くなった時すぐに相談したい」というニーズに応えてくれそうな医師を自分のかかりつけ医として選びたい人が多いようです。

6:かかりつけ医がいる20代〜30代の9割以上は「現在のかかりつけ医に満足」と回答
すでにかかりつけ医を持つ20〜30代は、年代や性別問わず、今のかかりつけ医に対する満足度が高い結果となりました。かかりつけ医に関するエピソードでは、自分の体にについて知ってもらえていることへの安心感や、柔軟に対応してくれる親身さについての話が数多く挙がっています。

  • 自分の過去を知っているため、軽く症状を見ただけで把握してくれる(20代・女性)
  • 仕事中熱が出て次の日も休めない時に電話したら診療時間外だったが先生自ら点滴をするために病院を開けてくれた(20代・女性)
  • コロナについて不安な時にも親身になってくれたから(20代・男性)
  • 他科の診療の相談にものってくれて、具体的な治療方針を示してくれた(30代・女性)
  • まずはかかりつけ医の先生にお世話になってから、大きい病院のお世話になりたい(30代・男性)


■調査概要
・調査方法:インターネット調査(楽天インサイト)
・調査対象:全国の20〜30代男女600名
      ・内科医のかかりつけ医がいる:300名
      ・かかりつけ医がいない:300名
・調査期間:2021年7月21日(水)〜2021年7月26日(月)
・調査主体:Ubie株式会社

【生活者向け「AI受診相談ユビー」について】
「AI受診相談ユビ―」は生活者の適切な医療へのかかり方をサポートするWeb医療情報提供サービスです。いつでもどこでも気になる症状から、関連する病名と適切な受診先を調べることができます。かかりつけ医等地域の医療機関や、#7119等の救急車対応、厚生労働省等の公的な電話相談窓口への適切な受診行動を支援します。 2021年9月現在、月間300万人以上に利用いただいています。
日本版URL:https://ubie.app/
シンガポール版URL:https://sg.ubie.app

【医療機関向け「AI問診ユビー」について】
「AI問診ユビー」は医療機関の紙の問診票のかわりにタブレットやスマートフォンを活用した、医療機関の業務効率化のための問診サービスです。医師は文章に翻訳された問診内容と病名辞書の結果を活用することにより、電子カルテに記載を行う事務作業が大幅に削減され、より患者様に向き合い診察に集中できるようになります。患者様は医師等の診察前の待ち時間にタブレットを使って症状を入力し、事前に詳しい症状の内容を伝えることができます。2021年5月現在、全国47都道府県・400以上の医療機関で導入されています。第三回日本サービス大賞で「厚生労働大臣賞」と「審査員特別賞」を受賞しました。
日本URL:https://intro.dr-ubie.com/
英語版URL:https://ubiehealth.com

【Ubie株式会社について】
「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、医師とエンジニアが2017年5月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、医療現場の業務効率化を図る「AI問診ユビー」と、症状から適切な医療へと案内する「AI受診相談ユビー」を開発・提供。誰もが自分にあった医療にアクセスできる社会づくりを進めています。


所在地  :〒103-0022  東京都中央区日本橋室町1-5-3 福島ビル6階
設立   :2017年5月
代表者  :共同代表取締役 医師 阿部 吉倫・共同代表取締役 エンジニア 久保 恒太
URL   :https://ubie.life

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会社概要

Ubie株式会社

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URL
https://ubie.life/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区日本橋堀留町二丁目4番3号 日本橋堀留町2丁目ビル 6F
電話番号
03-6778-4016
代表者名
阿部吉倫・久保恒太
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年05月