有機野菜の収穫体験と牛肉の食べ比べ&約20mの大木を倒す間伐体験!体験を通じ、“食”を支える~持続可能な農業を未来に~『こどもフードエシカルマスター講座』 開催

協力企業:ワタミ株式会社、有限会社ワタミファーム、カミチクグループ、公益財団法人Save Earth Foundation

SFA

こどもスマイリング・プロジェクト(助成:日本財団)は、子ども食堂をはじめとする子ども支援・福祉団体に通う子どもたちに向け、健やかな成長に必要な“食”や“職を通じた体験”“地域との関係性”を届ける「職業体験型食

育プログラム」の提供を進めています。この活動の一環として、10月21日(土)、本プロジェクトの趣旨に賛同する協力企業(ワタミ(株)、(有)ワタミファーム、カミチクグループ、(公財)Save Earth Foundation 以下「SEF」という。)が先生役となり、東京都の荒川区・大田区エリアの子どもの居場所・活動団体に通う子どもたち19名に向け、農業や林業、エシカル消費を学ぶ「こどもフードエシカルマスター講座」を開催しました。

ワタミ(株)は持続可能な農業の学びとして有機農場で野菜を収穫しそれを食す体験と、林業の必要性を枝切りや間伐体験で学び、森の生態系を学ぶことで自然を大切にする心を育み、カミチクグループは畜産業についての学びとして牛肉の食べ比べを、ワタミファーム山武農場及び日向の森にて開催しました。

参加したメンバー全員での集合写真参加したメンバー全員での集合写真

収穫方法を教わりながら収穫体験収穫方法を教わりながら収穫体験

当日は、有機農法や野菜の育ち方について学び、さつまいも、里芋、落花生、葉物野菜の収穫に挑戦し、食

肉に関する食育プログラムとして、蓄農から食肉加工・食卓に上るまでの流れについて学びました。昼食で

は、国産牛と外国産牛の食べ比べを行い、同じ農場で採れた野菜を使ったカレーライスを食べました。午後

からは、日向の森で林業の仕事についてのお話を聞いた後、全員でロープを引いて樹高約20mの大木を

倒す間伐体験を行いました。

子どもたちは、「これからは食べ残しをしないようにしようと思った。」「見たことないくらい大きい野菜に

びっくりした。」などと笑顔で語ってくれました。

今回の協力企業、ワタミ株式会社の百瀬則子さんは、「子どもたちが畑の土を触ったり、木を切ったりしな

がら、自然っていいなと思ってくれたら、きっと自然を大切にしてくれると思います。」と語りました。

今後も、こどもスマイリングプロジェクトでは、 「職業体験型食育プログラム」の提供を通じ、食品企業の

様々な取り組みへの理解と地域への貢献を通じた持続可能な社会を目指す仕組みの構築を目指し、支援の

輪を広げる活動を推進していきます。


  • 【当日のイベント様子】

● 有機農場、野菜の育ち方について学ぼう

収穫体験を通じて有機農法について学ぶ収穫体験を通じて有機農法について学ぶ

ワタミファームのある千葉県へ向かうバスの車内で、ワタミ(株)百瀬さんから、有機農法についてお話がありました。畑の土や、畑にいる生物、野菜の育ち方などの説明がありました。子どもたちからは「初めて知った。」「知らなかった。」など関心の声があがりました。


● 有機農場野菜収穫体験

一生懸命に土を掘り野菜を収穫一生懸命に土を掘り野菜を収穫

ワタミファームに到着後、さつまいも・里芋・落花生・葉物野菜を収穫しました。それぞれの野菜の収穫前に栽培過程の説明を受け、どのようにして野菜が栽培されているのかを学びました。

収穫方法の説明を聞き、一生懸命に土を掘り野菜を収穫しました。普段スーパーで売られている野菜しか知らない子どもたちにとって、発見の多い貴重な体験となりました。


● 食肉に関する学習と収穫野菜のカレー実食

お肉がどのようにして食卓に届くか、畜産業について学ぶお肉がどのようにして食卓に届くか、畜産業について学ぶ

カミチクグループ星野さんより、普段食べているお肉がどのようにして食卓まで届くのか、畜産業の重要性を紙芝居やクイズを通して学びました。和牛と外国産牛の食べ比べを行い、それぞれのお肉の特徴を発表しました。

子どもたちからは、「初めて和牛を食べた。」「違いが分かった。」などと声があがりました。

その後、自分たちで収穫したさつまいもや里芋が入ったカレーを食べました。


● 約20mの大木を力を合わせて倒す、間伐体験

のこぎりを使い、木の枝を切る体験のこぎりを使い、木の枝を切る体験

日向の森に移動し、普段あまり知られていない林業の重要性を学びました。枝打ちの必要性、枝切りの方法などの説明を受け、約20mもある大木に受け口と追い口を入れ、全員で力を合わせてロープで引っ張り、倒しました。

大木が倒れた時は地面が揺れ、子どもたちは達成感と驚きでいっぱいでした。その後、自分でのこぎりを使い、倒した木の枝を切る体験を実施しました。


● 感想共有

間伐材コースターをお土産にもらい集合写真間伐材コースターをお土産にもらい集合写真

最後は、お土産に間伐材コースターをもらい、感想大会を行いました。イベント当初は少し緊張していた子どもたちでしたが、「野菜収穫がとても楽しかった。」「もったいないので食べ残しをしない」などの感想があがりました。エシカル消費についてしっかりと学んでくれている様子が見受けられました。持続可能な農業、畜産業、林業や食の大切さを学んだ1日となりました。


  • こどもスマイリング・プロジェクト

未来のサスティナブルな消費者を育てる食育を通じて、食品産業と子どもの居場所活動団体との関係を構築し、 子ども支援につなげるプロジェクトです。「職業体験型食育プログラム」では、子どもたちにプログラムを提供することで、子どもたちの心と体の成長に必要な『食』や食に関わる『職』の経験機会を提供し、食品企業の様々な取り組みへの理解と地域への貢献を通じた持続可能な社会を目指す仕組みの構築を目指しています。

その他、食品寄贈の実証や食品寄贈のガイドライン策定・提言・講演など実施しています。

HP:https://www.k-smile-ring.jp/


  • 一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会(略称:SFA)

食品ロス削減など1社では取り組むことが難しい、フードサプライチェーンにおけるサスティナビリティの課題について、緩やかなネットワークでつながった有識者と食品産業企業・団体が解決策を検証していくコンソーシアムです。SFAでは、以下の取り組みを推進しています。

①『こどもスマイリング・プロジェクト』(日本財団助成事業)

未来のサスティナブルな消費者を育てる食育を通じて、食品産業と子ども食堂をはじめとする子ども支援・福祉団体を運営されている方々と関係を構築し子ども支援につなげるプロジェクト。

HP: https://www.k-smile-ring.jp/

②『プラスチックの2Rに関する勉強会』

プラスチック資源循環法施行に向けて、食品産業における廃プラスチックの発生を減らす、なくすための具体的な取り組みを検討する勉強会の開催。

③ 『Honeybees’ Community』

食品ロス削減などの課題解決に取り組む学生団体等の取り組みを紹介し、行動する人を増やすためのオンラインプラットフォーム。

④未来を担う子どもたちへの食品寄贈事業(専修大学委託事業)

東京都が都内の大学研究者から事業提案を募集し、都の施策に反映させる事業提案制度に、弊会理事・専修大学商学部渡辺達朗教授が立案した「子どもへの食品寄贈事業」が採択され、SFAもプロジェクトに参画し、2023年度から3年間実施。

HP:https://www.j-sfa.net/ 

Facebook: https://www.facebook.com/sustainablefoodchain

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会社概要

URL
https://www.j-sfa.net/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都千代田区神田神保町3-8 専修大学商学部渡辺達朗研究室
電話番号
-
代表者名
小林富雄
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年01月