グループワークの発話状況をリアルタイムで一覧、教師がすぐに支援できる「マップ機能」リリース!
「複数グループの発話状況リアルタイム表示機能」と「発話が少ない児童・生徒を教師に知らせるアラート機能」で誰もが経験豊富な教師のようなフォロー可能に、学びの質向上へ
ハイラブル株式会社(本社:東京都豊島区、代表:水本武志、以下、「当社」)は、当社の提供する対面の話し合い見える化サービス Hylable Discussion(ハイラブルディスカッション)の新機能「マップ機能」を正式リリースしました。
新機能では、地図を見るようにリアルタイムで複数のグループワークの発話状況をPCやタブレットのブラウザ上で一覧できることによって、誰でも簡単にすべてのグループの進行内容を的確に把握し、タイミングを逃さずに適切な介入ができるようになりました。これにより誰もが児童・生徒に対して経験豊富な教師のようなきめ細かいフォローができるようになります。そして、教育現場では限られた時間で学びの質の向上につなげられます。
※本機能は、株式会社フォーカスシステムズとの共同研究(リンク)をきっかけに開発が始まったものです。
▼対面の話し合い見える化サービス Hylable Discussionとは?
①様々なグラフで話し合いを見える化
【会話パターンを視覚的に把握し、メタ認知をサポート】
Hylable Discussion は、グループワークなど対面の話し合いを「たまご型レコーダー」でグループ毎に録音し、自動的にグラフで見える化するクラウドサービスです。複数グループが同時に話し合いをすると、声が混ざるので個別の児童・生徒の発話の判別は困難ですが、Hylable Discussion は「誰が」「いつ」話したかを聞き分けて見える化できます。これまで様々な教育現場で児童・生徒の新たな特徴の発見やメタ認知能力の向上、効果的な振り返りによる授業プログラムの改善などにご活用いただいてきました。利用者は子どもから大人まで幅広く、のべ7万人以上の会話を分析してきました。
②「話し合い」の見える化で教育現場を支援
【リアルタイム見える化でグループワーク中の発言の見取りを実現】
従来の教育現場でグループワークを効果的に運用するには、教室全体を見回して助けが必要なグループをタイムリーに発見して介入することが重要です。しかし、同時に行われる複数の会話を俯瞰するには経験やスキルが必要なので、それが可能な教師は限られていました。Hylable Discussion は、複数のグループの話し合いを同時にグラフで見える化できるので、これまで聞き逃してしまうことが避けられなかった児童・生徒の発言を記録し、すぐに状態を把握することが可能になります。これまで国語や道徳、体育、探究的な学びなど多様な科目のグループワークを支援してきました。
▼マップ機能の特長
従来の Hylable Discussion は、個別の話し合いの見える化はできるものの、教室全体を俯瞰するために必要な複数のグループの一覧ができませんでした。この課題を解決するため、マップ機能では、教室全体の把握や介入を支援します。たとえば、発話状況の一覧表示や、発話が少ない児童・生徒を教師に知らせるアラート通知、音声による遠隔介入を行えます。
①リアルタイムで各グループの発話状況を一覧で把握
教師はすべてのグループを回らずに、PCやタブレットのブラウザ上で複数のグループの進行状況や発話内容を把握できます。(以下動画でご覧ください)
②各グループの発話内容をリアルタイムでテキスト表示
話し合い終了後に発話内容のレポートも出力できるので、全グループの話し合いの内容を漏らさず把握できます。また、詳細な内容による振り返りが可能になります。
③発話が少ない児童・生徒をアラートで通知
教師は、発話量の少ない児童・生徒やグループをタイミングを逃さずピンポイントで支援することができます。
④教師から各グループへのメッセージを⾳声にして全体または個別にアナウンス
適切なタイミングで話し合いの残り時間や各グループへのアドバイスなどの周知や通知をすることができます。
▼新機能リリースの背景
本機能は、コロナ禍中にZoom等でグループワークをする場面で、教師が「各グループの話し合いの様⼦を具体的に知りたい」、「教師と各グループとで個別にコミュニケーションしたい」というニーズから生まれました。
コロナ禍が明け、教育現場で対面でのグループワークが再開されるようになっても、同様のニーズを数多くいただいたため、対面の話し合い見える化サービス Hylable Discussion にもこの機能を追加しました。
「地図を見るように児童・生徒の状況が分かり、どのグループへ支援しに行ったらいいか分かる」という意味を込めて「マップ」という名称をつけました。
▼今後の展望
現在は「発話量が少ないメンバーをアラートで知らせる」という機能だけをオートメーションで実装していますが、近年の生成AIの技術進化を活用して、発話パターンに合わせて自動的に会議に介入する「自動ファシリテーション機能」のような、児童・生徒が自ら話し合いをよりよくできるようサポートする機能の実現を目指します。
参考URL
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株式会社フォーカスシステムズとハイラブル株式会社の共同研究リリース:https://www.focus-s.com/news/20201023.pdf
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探究的な学び支援補助金2023 効果報告レポート:https://ictconnect21.jp/ict/wp-content/uploads/2024/02/TNK00051_tankyureport2023.pdf
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埼玉県戸田市教育委員会note「「匠の技の可視化」で目指す、学びの質の向上」:https://note.com/toda_boe/n/nbd3e674b0b1a
ハイラブル株式会社
【会社情報】
・代表: 代表取締役 水本武志
・事業内容:企業や学校で行われている話し合いの可視化に関するクラウドサービスの開発と販売、システム開発やコンサルティングなど
・ミッション:音環境分析でコミュニケーションを豊かにする
・ウェブサイト: https://www.hylable.com/
【提供サービス】
・対面の話し合い見える化サービス Hylable Discussion
・Web会議の見える化サービス Hylable
・コミュニケーションの場の見える化サービス Bamiel
・会議音声の見える化サービス Hylable Adapter
各サービスの詳細:https://www.hylable.com/products/
【SNS】
・X(旧Twitter):https://x.com/hylable
・Facebook:https://www.facebook.com/hylable/
・YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC8eGKdRWgx93Xl3C5-1DTNQ
・note:https://note.com/hylable_otama
・LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/hylable-inc
本件に関するお問い合わせ先
【ハイラブル株式会社】
・お問合せフォーム: https://www.hylable.com/contact/
・メール: contact@hylable.com
・〒170-0005 東京都豊島区南大塚二丁目26番12号 鈴音ビル2階 203号室
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