大企業の新規事業 立ち上げ初年度に関する実態調査(2023)を公開 / michinaru株式会社
〜問題は「ノウハウの不足」や「既存事業の非協力」。初年度 立ち上げの鍵は、「経営陣との対話・パーパスの理解」〜
調査結果 URL:https://asset.lmsg.jp/23979/company_survey2023.pdf
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調査結果(サマリ)
本調査の結果、大企業の新規事業立ち上げ初年度に関して、新規事業推進部署は、「ノウハウの不足」や「既存事業の非協力・部署間の壁」といった悩みや問題を抱えていることが分かりました。また、新規事業の立ち上げに関して、社内の反応は「無関心」、特にネガティブな反応を示した層は「管理職」であることが分かりました。初年度に戻るのであれば必ず実施したい取り組みとして、「経営陣との対話・パーパスの理解」や「新規事業の定義の明確化」が挙げられています。
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調査背景
岸田政権が掲げる「スタートアップ育成 5ヵ年計画」が本格的に始動する中、大企業でも「新規事業開発」の動きが盛んになっています(*1)。
一方で、パーソル総合研究所が実施した調査(*2)によると、自社の新規事業開発について 36.4%が「成功に至っていない」、33.0%が「どちらでもない」と回答をしており、大企業における新規事業開発は道半ばと言えます。
このよう背景から、大企業における新規事業立ち上げ初期の問題や課題を明らかにすることで、事業開発を前に進める一助とすべく、本調査を企画・実施いたしました。
- 調査結果
1. 新規事業推進部署のミッション達成に向けて立ち塞がった壁(複数回答)
「ノウハウの不足」28件、「既存事業の非協力・部署間の壁」26件
2. 新規事業推進部署に対する初年度の社内の反応(複数回答)
「無関心」23件、「期待・注目」20件、「警戒」13件
3. 新規事業推進部署に対する初年度の社内の反応の中で、特にポジティブ / ネガティブな反応を示した層
「経営層」でポジティブな反応が多く、「管理職」にネガティブな反応が多い
4. 初年度に戻るのであれば必ず実施したいと思う取り組み(複数回答)
「経営陣との対話・パーパス理解」21件、「新規事業の定義の明確化」16件
※「その他」の回答を省いて記載。全回答は、全調査結果に記載。
https://asset.lmsg.jp/23979/company_survey2023.pdf
- 定性コメント( 新規事業立ち上げ初年度に重要だと考えること )
・まずは、トップや経営陣との対話、経営ボードから変わるを徹底すること【 商社 / 事業開発チーム 部長 】
・事業提案制度は、初年度の応募が一番多く、徐々に減っていきます。応募数を増やすために、アンケートを取り、改善施策に取り組んでいるところです。制度開始後も改善を続けることが必要だと実感しています。 事業提案制度からの成功事例を早々に示すことで、社内からの応援を得ることに繋がりました【 メーカー / イノベーション推進部 主事 】
・会社として要求するアイデアの内容や質を明確にすること。提案後の審査や予算化のプロセスを明確にしておくこと【ソフトウェア / 新事業提案事務局 事務局長 】
・社外に出て、他社の同じ立場の人に話を聞くこと【 物流 / 事業戦略部新規事業開発室 】
・3~4年ほど事業開発に取り組んできた中で、チームの一体感が出るきっかけとなったのが「チームの存在意義」をとことん話すことでした。初年度は、勇み足で何かをはじめたくなりますが、まずはメンバー全員が「何のために」「誰のために」新規事業をやるのか認識を合わせることが重要だと思います【 電気・ガス / ソリューション技術部 】
- 調査データをもとに「 大企業向け 新規事業セミナー 」を開催
本調査のデータや声をもとに、これから新規事業を立ち上げる 大企業の新規事業開発部署が「初年度に取り組むべきこと・注意すべきこと」をお伝えするセミナーを開催します。申込URL : https://michinaru230704.peatix.com/
◾️報道関係者の皆様へ
昨今、多くの日本企業がマーケットの成熟化による既存事業の頭打ちに直面し、新たな事業開発に注力しています。既存事業の磨き込みに加えて、新規事業を模索する、いわゆる「両利きの経営」に挑戦する企業が増えてきているものの、スタートアップ企業とは異なる成熟企業 特有の難しさや課題が存在しています。弊社では、成熟企業で「両利きの経営」の実現に挑戦する経営者や新規事業推進室、イントレプレナーの方々に向けて、その過程で生じる葛藤や乗り越え方などの情報を提供したいと考えております。ご取材のご検討をいただけましたら幸いです。
〈 ご提供できるエピソード 〉
・スタートアップとは異なる大企業 特有の事業創造の難しさと対応策
・「両利きの経営」の実現に向けた成熟企業の課題とその乗り越え方
・大企業での新規事業創造の実践例
◾️「大企業の新規事業開発 立上げ初年度に関する実態調査」の概要
全調査結果:https://asset.lmsg.jp/23979/company_survey2023.pdf
調査期間 :2023年5月17日(水)~5月24日(水)
調査対象 :成熟企業の新規事業創造 主管部署の責任者 または ご担当者
調査方法 :WEBアンケートフォームによる回答
回答社数 :42社
〈 調査結果の転載・引用にあたってのお願い 〉
本調査の転載・引用にあたっては、下記の引用元をご記載ください
michinaru株式会社「大企業の新規事業立ち上げ初年度に関するアンケート調査(2023)」
◾️ michinaru株式会社(https://michinaru.co.jp/)
「成熟企業を両利きの組織に変える」をミッションに、大企業向けの新規事業開発を人材育成・組織開発の観点から伴走支援しています。これまで、東京ガス様、KDDI様などの大企業の新規事業開発に伴走。Will(内発的動機)から価値を生み出す新規事業創造プログラム「Hatch!」を提供しています。
〈 会社概要 〉
設立 :2020年4月30日
代表名 :菊池 龍之
所在地 :東京都千代田区丸の内1-1-3 日本生命丸の内ガーデンタワー3F
事業内容 :新事業創出支援・人材採用支援・キャリア自律促進 ・リーダーシップ強化支援
ビジョン :Hatch Our Potential ! 〜未知なる扉を開ける挑戦者で溢れる世の中に〜
ミッション :成熟企業を両利きの組織に変える
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