芝川ビルHANAREプロジェクト「チャレンジキッチン淀屋橋」大阪で独立開業を目指す料理人を公募する「チャレンジキッチン淀屋橋」開催決定!
本プロジェクトは、大阪・淀屋橋(大阪市中央区伏見町3丁目)に建つ、100年を超える古い木造建築を敢えて建替えずにリノベーションし、一棟まるごとレストランへとアップサイクルするもので、食の未来や環境にも配慮したレストランを目指す料理人の独立開業を支援します。公募は 2022年7月開始を予定、店舗の開業は2023年7月を予定しています。
- プロジェクト概要
本プロジェクトは、大阪・淀屋橋に建つ築100年を超える古い木造建築をリノベーションし、一棟まるごとレストランへとアップサイクルするもので、環境に配慮した循環型の社会を目指します。また、将来性ある料理人の独立開業支援を通して、大阪の食の未来を担う「人づくり」に取り組み、古い建物を解体せずに新しい価値を加えることで、旧くからある北船場の新しい魅力ある街づくり・街ブランディングを推進し、日本の「食文化の発展」に寄与します。
公募による書類審査、実技審査等を経て、出店者を決定します。内装・設備工事に関する初期コストの一部は事業者が負担し、店作りや開業に関する課題、PRや開業後の経営戦略から実務に至るまで、各分野のプロフェッショナルがチームを組んでサポートします。資金問題を始め料理人が独立しづらい状況を打破し、新しいチャレンジをサポートすることで、地域の活性化と街ブランディングの向上を目指すことが、本プロジェクトの目的です。
★初期投資支援
出店に関する内装・設備の一部をあらかじめ事業主側で用意します(コストの上限設定あり)。
★大阪有数の乗降客数を誇る地下鉄駅近くの好立地
1日の乗降客数34万人を超える大阪メトロ・京阪電車淀屋橋駅出口より、徒歩1分という好立地。
★築100年を超える木造建築のアップサイクル
古い建物を一棟まるごとリノベーションし、アップサイクルするレストランへの出店。
★店づくり・店舗経営のサポート体制
店作り、開業に関する課題、プロモーション、店舗の運営、経営、オペレーション等にかかわることに、経験豊富な専門家チームがサポート。
- 本プロジェクト物件について
本プロジェクト物件は、幕末に唐小間物商(貿易商)として財を成した芝川又右衛門の本邸の一部で、明治、大正、昭和時代の改修工事を経て今に受け継がれた建物です。昭和2年に芝川本邸の一角に芝川ビルが建設され、昭和4年にその一部を利用して女子教育のための学校「芝蘭社家政学園」が開校した折には、本物件の大規模改修工事が行われ、洋裁室(ミシン室)として使用されました。
<千島土地株式会社から>
戦災を免れたこの建物は、戦後も事務所や倉庫として活用されましたが、建物の老朽化が進み、一時は取り壊しも検討していました。しかし、その歴史を調べる中で、芝川本邸に由来する建物であることがわかり、2022年の千島土地株式会社設立110周年、芝川ビル竣工95周年の記念事業として活用に取り組むことになりました。隣接する登録有形文化財・芝川ビルの「HANARE(離れ)」として、北船場の歴史と文化に相応しい、発信力のある拠点に育てていければと願っています。
<設計者・髙岡伸一(建築家・近畿大学建築学部准教授)から>
国の登録有形文化財であり、大阪の歴史的都心である船場を象徴する近代建築として広く知られる芝川ビルの裏側には、芝川ビルよりも更に古い、2階建の木造建築が建っています。戦災を免れた貴重な都心の木造建築としてこれを残し、耐震補強などを施してリノベーションします。とても小さな建物ですが、2階の床の半分を吹抜にして天井の高い一体的な空間とし、立派な小屋組と伝統的な大津壁、そして長い歴史の痕跡を活かした「都心の隠れ家」として再生します。
- チャレンジキッチン募集概要
■出店地概要
所在地 :大阪府大阪市中央区伏見町3丁目3番1号
交通 :大阪メトロ・京阪電車「淀屋橋」駅11番出口徒歩1分
店舗面積:約20坪
設計 :髙岡伸一建築設計事務所
■主な応募資格
・独立開業を志す料理人・ソムリエ、および経営者、等々。
・飲食業界での実務経験者。
・料理のジャンルは不問。
・学生(学校に在籍する未就業の学生・生徒)は応募不可。
・2023年7月(予定)開店可能な方。
■応募方法、問合せ
下記ホームページの応募フォームにご記入の上、ご応募ください。
ホームページ:7月募集開始予定
https://chaos-chaos.com/challenge-kitchen-yodoyabashi
問合せ :お問い合わせはホームページ上よりお願いします。
■スケジュール
応募締め切り:2022年9月末(予定)
審査 :2022年10月~11月(予定)
店舗オープン:2023年7月(予定)
主催:千島土地株式会社
企画・プロデュース:株式会社ケイオス
- チャレンジキッチンとは
街づくり・街ブランディングに取り組む、株式会社ケイオスが企画・プロデュースする「チャレンジキッチン」は、2006年に始まった。大阪・鰻谷で実施された、第1回チャレンジャーの栄冠に輝いた唐渡泰氏(リュミエールオーナーシェフ)は、大阪、東京に相次いで店舗をオープンするなど、シェフとして、経営者として、活躍の幅を大きく広げ、大阪を代表する料理人の一人として知られている。「チャレンジキッチン」はそれ以降、東京丸の内や八重洲など様々な場所で開催され、資金難やノウハウ不足で独立開業しづらい料理人が、世界へ羽ばたくための重要なステップとなっている。
- 設計者・髙岡 伸一
建築家・近畿大学建築学部准教授。大阪を中心に数多くの近現代建築の再生を手がけると共に、その価値や魅力を伝えるための執筆活動や、日本最大級の建築公開イベント、「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(イケフェス大阪)」の開催にも当初から携わる。主な作品に1922年に建てられた銀行建築を再生した丼池繊維会館(大阪市、2016)、1912年に建てられた2軒長屋を再生した「北浜長屋」(大阪市、2017)(いずれも国登録有形文化財)。共著に『生きた建築 大阪1・2』『新・大阪モダン建築』など。
- 株式会社ケイオス
コミュニティデザイン、街づくり及び街ブランド構築、商業施設開発、店舗開発・業態開発、地域活性化事業、住環境及び住宅開発などの事業領域を持つ。2006年より「チャレンジキッチン」の企画・プロデュースを行う。主な実績として、大阪中心ビジネスエリア再生プロジェクト「淀屋橋WEST」、丸の内商業施設「新丸の内ビルディング」の他、「北船場茶論」「中之島新線4つの新駅プロデュース」などの街づくり、レストラン「INUA」「カンテサンス」「大阪エアポートワイナリー」など食にまつわるプロデュースも多数手掛ける。代表の澤田充は食創造都市大阪推進機構のプロデューサーも務めている。
https://chaos-chaos.com/
- 千島土地株式会社
https://www.chishimatochi.com/
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