徳島県海陽町における水道の遠隔検針に関する実証試験の開始について
水道スマートメーターの導入と電力スマートメーターシステムの活用を通じ、住民サービス向上、水道インフラ強靭化などの地域課題解決に貢献
株式会社フソウ(代表取締役 社長執行役員:角 尚宣、以下「フソウ」)、四国電力送配電 株式会社(代表取締役社長 社長執行役員:横井 郁夫、以下「四国電力送配電」)および海陽町(町長:三浦 茂貴)は、本日より水道遠隔検針に係る共同実証試験を開始します。
海陽町と四国電力送配電は、2023年より、海陽町のお客さまの水道メーターの一部を、電力スマートメーターシステムと無線接続できる水道スマートメーターに取り替え、水道使用量を遠隔からモニターすることで、遠隔検針による将来の検針員不足の課題解決や早期宅内漏水発見などの住民サービス向上に資する実証試験を実施してまいりました。
このたび、上下水道事業全般を展開する総合水インフラ企業のフソウを含めた3者で実証試験を行うことで、これまでの検討に加え、水道インフラ強靭化などの地域課題解決に向けた検討を実施してまいります。
具体的には、試験規模を拡大し、フソウが主体となって水道管路網の流量を詳細にデータ化し把握することにより、管路の漏水検知に関する実証や、将来の管路更新に向けた最適モデルの考案に取り組むなど、遠隔検針システムと水道データの共同利用を通じて、既存社会資本の効率を高め、水道インフラにかかる社会コストの低減を追求します。
また、水道データを活用した高齢者の見守りなど、住民サービスの向上に向けた新たな検討も進めてまいります。
3者は、本取組を通じて、地域の皆さまの快適・安全・安心な暮らしをサポートすることで、地域課題の解決に貢献してまいります。
【参考①】実証試験の概要

事業者 |
フソウ、四国電力送配電、海陽町 |
実証場所 |
海陽町(徳島県海部郡) |
実証対象 |
住宅、事務所など40ヶ所 |
実証期間 |
2025年4月18日から1年間 |
実証内容 |
【これまでの実証で実施している取組】 ○遠隔検針の導入効果検証 ・水道検針業務の効率化、検針員不足の緩和 ○住民サービス向上に資する検討(早期宅内漏水発見、水道使用量見える化) 【新たに実施する取組】 ○管路漏水検知の実証、将来の管路更新に向けた最適モデル考案 ○住民サービス向上に向けた新たな検証等 ・高齢者などの見守り ・空き家の無断使用検知 ・漏水・断水情報の防災計画等への活用 ・料金徴収システムとの連係 |
【参考②】サービス概念図

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