【レポート】Snowflake Data Cloud Summit 2024

プラットフォームキーノートにて、AIでビジネスを変革する統合プラットフォームの最新イノベーションを発表

Snowflake合同会社

2024年6月12日(日本時間):AIデータクラウド企業であるSnowflake(ニューヨーク証券取引所:SNOW)は、これまでで最大となる年次ユーザーカンファレンス「Snowflake Data Cloud Summit 2024」を、6月3日~6日にかけて米国サンフランシスコで開催しました。4日のプラットフォームキーノートでは、Snowflake CEOのSridhar Ramaswamy(スリダール・ラマスワミ)、共同創業者兼プロダクト担当プレジデントのBenoit Dageville(ブノワ・デイジビル)、プロダクト担当EVPのChristian Kleinerman(クリスチャン・クライナーマン)が登壇。サイロを簡単に取り払い、最新のアプリを開発・配布し、AIですべての人を安全に支援するSnowflakeの統合プラットフォームの最新イノベーションを発表しました。

冒頭、CEOのSridharは「AIデータクラウドは、AIを簡単に、効率的に、信頼できるものにする」と呼びかけました。共同創業者であるBenoitとThierry Cruanes(ティエリー・クルアネス)の創業時の話に触れ、「彼らは、テクノロジーは役立つものでなければならず、シンプルで効率的であるべきだという哲学を体現していた。その方向性は現在も続いており、これがSnowflakeが全ての一つの統合された製品である理由だ。そして今日、すべての発表でシンプルさを手に入れることになるだろう」と語りました。



続いてBenoitは、Snowflakeのアーキテクチャが企業向けに最適である理由を話しました。AIアプリケーションのプラットフォームとして優れた点を解説し、「基盤となるデータ、収縮性のあるコンピュート、世界クラスのセキュリティとガバナンス、コラボレーション。これらがSnowflakeの特徴であり、アプリケーションにとって最高のプラットフォームだといえる」と強調。「データクラウドの力を活用して素晴らしいアプリを構築してほしい」と期待を込めました。



プロダクト担当EVPのChristianは、「SnowflakeがAIデータクラウドで目指しているのは、より速く、より良く、そしてもちろん人工知能のトレンドを活用して、お客様がデータからより多くの価値を引き出し、企業の目標を達成するお手伝いをすることだ」と語り、「データ基盤の強化」「アプリケーション」「AI」の3つを軸に新機能について紹介しました。エンジニアリングチームと製品チームによるライブデモやパートナー企業との対談も行われ、Snowflakeを利用したAIソリューションやビジネス課題の解決について語られました。



MicrosoftのAzure Data 担当コーポレートバイスプレジデントのArun Ulagaratchagan氏との対談では、Microsoftの新しいデータAIプラットフォーム「Microsoft Fabric」と、SnowflakeのIcebergテーブル、Polaris Catalogのエコシステムについて解説しました。Arun氏は「お客様がAIの旅の中心である強力なデータ基盤を持つためには、相互運用性が重要であると信じている。そのため、Microsoftはこれらのオープンソーステクノロジーを積極的に取り入れてきた」と語り、Christianは「Microsoftとのパートナーシップは素晴らしいものであり、今後も協力を続けていきたい」と力を込めました。



【今回の製品発表について】

Snowflake「Polaris Catalog」を発表 AWS、Google Cloud、Microsoft Azure、Salesforceなど相互運用性へのコミットメントを強化https://www.snowflake.com/news/snowflake-unveils-polaris-catalog-and-emphasizes-commitment-to-interoperability-with-aws-google-cloud-microsoft-azure-salesforce-and-more/?lang=ja):データレイクハウス、データレイク、その他の最新アーキテクチャの実装に選択されるオープンスタンダードであるApache Iceberg向けの、ベンダーニュートラルでオープンなカタログ実装であるPolaris Catalog (ポラリス カタログ) を発表しました。Polaris Catalogは、今後90日以内にオープンソース化され、企業やIcebergコミュニティ全体に、Amazon Web Services(AWS)、Confluent、Dremio、Google Cloud、Microsoft Azure、Salesforceなどとの完全なエンタープライズ・セキュリティとApache Icebergの相互運用性を備えた、新たなレベルの選択肢、柔軟性、データ制御を提供する予定です。


SnowflakeとNVIDIAが顧客とパートナー向けにカスタマイズされたAIアプリケーションを強化https://www.snowflake.com/news/snowflake-and-nvidia-power-customized-ai-applications-for-customers-and-partners/?lang=ja):SnowflakeはNVIDIA AI Enterpriseソフトウェアを採用し、NeMo RetrieverマイクロサービスをSnowflakeのフルマネージド大規模言語モデル(LLM)およびベクトル検索サービスであるSnowflake Cortex AIに統合しました。これにより、組織はカスタムモデルを多様なビジネスデータにシームレスに接続し、精度の高い応答を提供できます。さらに、最もオープンなエンタープライズグレードのLLMであるSnowflake ArcticがNVIDIA TensorRT-LLMソフトウェアで完全にサポートされるようになり、高度に最適化されたパフォーマンスをユーザーに提供します。Arctic は NVIDIA NIM 推論マイクロサービスとしても利用可能になり、より多くの開発者が Arctic の効率的なインテリジェンスにアクセスできるようになりました。


Snowflake Cortex AIとSnowflake MLを新たに進化 業界をリードするエンタープライズAIをより多くのユーザーに提供https://www.snowflake.com/news/snowflake-brings-industry-leading-enterprise-ai-to-even-more-users-with-new-advancements-to-snowflake-cortex-ai-and-snowflake-ml/?lang=ja):AIを活用したアプリケーションを簡単で効率的に、かつ信頼性の高い方法で作成し、お客様のエンタープライズAIの推進するSnowflake Cortex AIの新たなイノベーションと機能強化を発表しました。これには、新たなチャットエクスペリエンスも含まれ、数分でチャットボットを開発できるようになり、組織のデータと直接会話して必要な回答を迅速に得ることができます。また、Snowflake MLを通じて、機械学習(ML)の統合されたエクスペリエンスを提供することで、モデルの運用化を加速し、開発者がMLのライフサイクル全体にわたってモデルと機能を構築、発見、管理できるようにします。


Snowflake、企業にとって最高のデータ基盤としてのリーダーシップをさらに強化https://www.snowflake.com/news/snowflake-furthers-leadership-as-the-best-data-foundation-for-enterprises/?lang=ja):企業データの所在を問わず、柔軟性と相互運用性を向上させ、何千もの組織に力を与える単一の統合プラットフォームの進化を発表しました。またSnowflakeは、お客様が必要な時に、必要なデータ、モデル、アプリケーションを見つけ、共同作業を容易にするとともに、AIデータクラウドにおけるパフォーマンスと効率を向上させるためのプラットフォームを強化しています。


■Snowflake、エンドツーエンド機能により開発者が倍増 エンタープライズグレードのパイプライン、モデル、AI搭載アプリを構築https://www.snowflake.com/news/snowflake-doubles-down-on-developers-with-end-to-end-capabilities-for-building-enterprise-grade-pipelines-models-and-ai-powered-appas/?lang=ja):開発者がデータを使ってエンタープライズグレードのパイプライン、モデル、アプリケーションを構築する方法を加速させる新しいツールとイノベーションを発表しました。Snowflakeは、新しい開発者向けツールとネイティブ統合機能によってお客様にとっての複雑さを解消し、開発をスピードアップするとともに、AIデータクラウドでより高度な製品を効率的に出荷できるようにするという使命をさらに推進しています。


このプレスリリースには、明示または黙示を問わず、(i)Snowflakeの事業戦略、(ii)開発中または一般に提供されていないSnowflakeの製品、サービス、テクノロジー、(iii)市場の拡大、トレンド、競争状況に関する考察、(iv)Snowflake製品とサードパーティプラットフォームの統合およびサードパーティプラットフォーム上でのSnowflake製品の相互運用性と可用性についての言及など、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述は、さまざまなリスク、不確実性、前提に左右されます。これには、Snowflakeが証券取引委員会に提出するForm 10-Q(四半期レポート)やForm 10-K(年次レポート)内の「リスク要因」などのセグメントに記載されているリスク、不確実性、前提が含まれます。これらのリスク、不確実性、前提を考慮すると、将来の見通しに関する記述において予想または暗示されている結果と比較して、実際には大きく異なる結果や反対の結果に至る可能性があります。  これらの記述は、初回記述日の時点に限った記述であり、かかる記述の時点で入手可能な情報に、および/または経営陣がかかる時点で抱いていた誠実な信念に、基づいています。法律で義務付けられている場合を除き、Snowflakeには、本プレスリリース内の記述を更新する義務または意図は、一切ありません。そのため、将来の見通しに関するいかなる記述も、未来の出来事についての予測として利用してはなりません。 


© 2024 Snowflake Inc All rights reserved.  Snowflake、Snowflakeのロゴ、および本書に記載されているその他すべてのSnowflakeの製品、機能、サービス名は、米国およびその他の国におけるSnowflake Inc.の登録商標または商標です。  本書で言及または使用されているその他すべてのブランド名またはロゴは、識別目的でのみ使用されており、各所有者の商標である可能性があります。  Snowflakeが、必ずしもかかる商標所有者と関係を持ち、または出資や支援を受けているわけではありません。


Snowflakeについて

Snowflakeは、シンプルかつ効率的で信頼性の高いエンタープライズAIを実現します。SnowflakeのAIデータクラウドは、世界最大規模の数百の企業を含む世界中の数多くのお客様に利用されており、データ共有、AIによるビジネスの強化に貢献しています。これからは、エンタープライズAIの時代です。詳しくは、snowflake.com/ja/(ニューヨーク証券取引所:SNOW)をご覧ください。


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会社概要

Snowflake合同会社

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URL
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業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア39階
電話番号
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代表者名
東條英俊
上場
未上場
資本金
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設立
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