【調査リリース】子どものお年玉、半数以上が「親と共同管理」―キャッシュレスはまだ浸透せず
~家庭のお金教育の実態を調査。現金文化の根強さと“稼ぐ体験”の影響が明らかに~

子どもだけで売り買いを行うフリーマーケットを全国で開催するNPO法人キッズフリマ(東京都中野区/https://kids-fm.jp/) は、出店者の保護者を対象に「お年玉に関するアンケート」を実施しました(回答数:60名)。
本調査では、お年玉の管理方法やキャッシュレス化の実態、資産運用への関心、そして子ども自身の金銭感覚について、家庭のリアルな状況が見えてきました。
■調査サマリー
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お年玉は「親が一部管理」が主流、家庭での伴走型お金教育が定着
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キャッシュレスお年玉はほぼ未普及、体験価値としての“現金”の重要性
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約4割が資産運用を実施・検討、子どもの資産形成意識が高まる
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「稼いだお金」と「もらったお金」を同じ感覚で扱う子どもが多数

調査結果と考察
■お年玉の管理方法
「お子さまがもらったお年玉は、現在どのような形で管理していますか?」

半数以上の家庭が「一部を親が預かる」と回答しており、完全に任せるでもなく、すべて管理するでもない“共同管理”が主流となっています。
これは、子どもの主体性を尊重しながらも、まとまった金額を扱う機会として親が教育的に関与している姿勢の表れと考えられます。
金融教育への関心が高まる中、「見守りながら任せる」というスタンスが広がっている可能性があります。
■キャッシュレスお年玉の実態
「お年玉の一部、または全部を「キャッシュレス(PayPay、電子マネー等)」で受け取った(または送った)ことはありますか?」

キャッシュレスでのお年玉はほとんど普及しておらず、「ない」が大多数となりました。
一方で、「今後検討したい」という声も一定数あり、今後は祖父母世代とのデジタルギャップや、子どもが実感を持ちにくいという課題をどう乗り越えるかがポイントになると考えられます。
実際に寄せられた声として、「子どもが仕組みを理解できず、ありがとうを伝えにくそうだった」
という意見もあり、現金が持つ“受け取った実感”の価値が改めて浮き彫りになりました。
■お年玉の資産運用への意識
「お子さまのお年玉(貯金分)を、将来のために「新NISA」や「ジュニアNISA」等で運用していますか?(または検討していますか?)」

約4割が資産運用を実施または検討しており、家庭における資産形成意識の高まりがうかがえます。
新しい制度の普及や物価上昇への意識を背景に、「子どものお金も長期的に育てる」という考え方が広がっていると考えられます。
一方で半数は普通預金のみであり、制度理解の差が家庭間で存在している可能性も示唆されます。
■「稼いだお金」と「もらったお金」の意識差
「お子さまは「自分で稼いだお金(フリマ利益)」と「もらったお金(お年玉)」で、使い道に違いを設けていますか?」

多くの子どもが両者を同じ感覚で扱っている一方で、約3割が「稼いだお金の方が慎重に使う」と回答しました。
これは、実際に働く・売るといった体験が、お金の価値理解を深める効果を持つ可能性を示しています。体験型の金融教育が、子どもの意思決定や消費行動に影響を与えていると考えられます。

■デジタル時代でも変わらない「お金の原体験」の価値
今回の調査から見えてきたのは、キャッシュレス化が進む社会においても、家庭では「お金を実感する体験」が重視されているという点です。お年玉が依然として現金中心である背景には、金額の重みや受け取る喜びを直接感じさせたいという保護者の意図があると考えられます。
一方で、資産運用を検討する家庭が増えていることから、単に貯めるだけでなく「お金をどう育てるか」まで視野に入れた教育へと関心が広がっています。デジタル化と伝統的な体験の両方をどう組み合わせていくかが、これからの金融教育の鍵になると言えるでしょう。
■調査概要
調査対象:キッズフリマ出店者の保護者
回答数:60名
調査方法:アンケート調査
調査時期:2026年1月
【本件に関するお問い合わせ先】
NPO法人キッズフリマ
住所:〒164-0013 東京都中野区弥生町4-3-9
電話:03-3384-0675(平日12:00~15:00)
メール:info@kids-fm.jp
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