学費のために奨学金・ローンでお金を借りた200人に聞いた!「負担に感じている?後悔していることは?」7割が返済に負担を感じているという結果に
学費のためにお金を借りている人のうち7割が返済を負担に感じているという回答が得られました。奨学金だけでは足りず、民間のローンを併用している人がいることも分かりました。
セレクトラ・ジャパン株式会社(東京都渋谷区、代表取締役:グザビエ・ピノン)の運営するオンラインメディア、スマートマネーライフでは、過去5年間に子供の学費のために奨学金・ローンを含め「お金を借りたこと」のある200名を対象に独自にアンケート調査を実施しました。
▶調査結果の詳細:https://smart-moneylife.jp/cardloan/survey-study
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奨学金や民間の教育ローンなど、進学費用の負担方法に関する実態を探るべく、過去5年内に子供の高等教育(大学・大学院・短大・専門学校等)以上の学費・教育費のために奨学金・ローンを含め「お金を借りたこと」のある男女200名を対象に独自アンケートを実施しました。
どこから借り入れたのか、負担の度合、民間ローンの利用状況など生の声とともに有益な調査結果が得られました。(※実施期間:2025年2月5日~2025年2月7日)
調査結果まとめ
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学費のためにお金を借りている人の約7割が返済に負担を感じていると回答
「非常に負担を感じている」・・・30%「負担を感じている」・・・39%という回答結果となった
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奨学金に加え民間のローンを利用しているも
奨学金だけでは足りないため、民間のローンを利用しているもいた
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進学のための費用こうしておけばよかったアンケート
最も多い回答は「もっと早めに準備をすれば良かった」。一方、「学費がそもそも高すぎる」という声もあった。
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FPに相談する人も一定数おり、FPの利用が浸透していることも分かった。
奨学金・ローンの返済 - 負担度はどのくらい?-7割の人が「返済に負担を感じている」と回答
奨学金・ローンの返済問わず、学費のためにお金を借りた方がどの程度返済に負担を感じているか調査を行いました。
「非常に負担を感じている」・・・30%
「負担を感じている」・・・39%
度合の違いはあれ負担に感じている人が、 全体で約7割いることが分かりました。
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負担に感じている人たちの声
学費の返済を「非常に負担に感じている」「負担に感じている」と回答した人を対象に、具体的などのような点で負担を感じているか、自由回答で答えていただきました。
いずれの回答も、返済を負担に感じ、また不安を抱えている気持ちが切実に感じられます。
返済そのものを負担に感じている声
・返済額は少ないけど返済期間が長くて困っている
(東京都、56歳男性、会社員、借入額:200万~300万円未満、世帯年収:500万〜600万未満)
・銀行のローンは最初利息のみの返済だが卒業後元本の返済が始まり大変になった。
(神奈川県、62歳男性、会社員、借入額:300万~400万円未満、世帯年収:1,200万〜1,500万未満)
物価高・税金が影響して負担を感じるという声
・金利が高くなったのと物価が上がったのに給料が上がらない、むしろ税金とか社会保険で取られて減っているため、生活自体が苦しい。
(宮城県、56歳男性、会社員、借入額:50万~100万円未満、世帯年収:600万〜700万未満)
・増税、増税で苦しすぎる
(大阪府、49歳、会社員、借入額:50万円未満、世帯年収:500万〜600万未満)
・将来の不安 世帯収入減及び物価上昇により老後資金が溜まらない
(兵庫県、64歳男性、会社員、借入額:50万~100万円未満、世帯年収:800万〜900万未満)
精神的な負担
・一定期間、返済を繰り返していくというのは、気分的に、負担が大きい。生活費がその分、目減りしていくので、楽しさが半減します。
(兵庫県、65歳男性、会社員、借入額:100万~200万円未満、世帯年収:500万〜600万未満)
子どもの学費のためにお金を借りた人が感じたこと・思ったことトップ8
子どもの学費のためにお金を借りた方に、その経験を通して、思っていること、後悔していることなどについて聞きました。
「早めに準備をしておけば良かった」、という回答が最も多く1位、続いて、2位は「 もっと貯金しておけば良かったと思う」、そして3位は、「そもそも学費が高すぎるという意見」となりました。
他にも、投資などすればよかった、学資保険を使えば良かったといった 資産運用に関する意見もありました。
また、「家族でもっと話し合えば良かった」や「FPなど専門家へ相談すれば良かった」というような相談方法や情報収集に関して後悔している声も少なからず見受けられました。学資保険を利用すれば良かったという声もありました。
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進学のためのお金はどこから借りた? - 奨学金だけではなく、民間のローンも併用する家庭もあり
学費のためにどこからお金を借りたのか、借入先に関するアンケート結果を詳しくみていきます。
やはり、一番多い借入先は、無利子の日本学生支援機構(JASSO)の提供する第ー種奨学金で74人、続いて、同じく日本学生支援機構(JASSO)の提供する有利子の奨学金で、57人という結果となりました。
一方で、奨学金に加え、 民間の教育ローンの利用もしている人が一定数いることが分かりました。
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学費のためにお金を借りるならば、まずは「日本学生支援機構の奨学金」
日本学生支援機構(JASSO)の提供する奨学金は、無利子のものもありますし、有利子のものでも、民間のローンよりも金利が低く抑えられています。
このため、学費のためにお金を借りる必要があるならば、日本学生支援機構(JASSO)の提供する奨学金がもっともおすすめです。(名義は学生本人になります。)続いて金利が低いのは、国の教育ローン(日本政策金融公庫)となります。
利息を抑えたいならば、上記の順で借入を検討していくのが推奨されます。
なぜ民間のローンも(を)利用しましたか?
続いて、民間のローンも(を)利用した人(200名中該当者41名)を対象に、なぜ民間のローンも利用したのかその理由を聞きました。
最も多い理由は「貸与奨学金・公的な教育ローンだけでは足りなかったから」でした。学費は、奨学金や公的なもので賄おうと思っていたのに、それでも足りずに民間のローンも利用せざるを得ないケースがあることが分かりました。
一方で、奨学金を知らなかった、奨学金は面倒そうだから利用しなかったという声もありました。
成績・収入の条件が整えば、奨学金は無利子のものもありますし、有利子でも利率は民間ローンよりも低く設定されています。奨学金を利用しない手はありません。
学費・教育費のために民間のローンの利用について
実際に、学費のために、奨学金だけではなく、銀行をはじめとする民間のローンを利用している人はどのように、ローン会社を選んだのでしょうか?
アンケート回答者全200名のうち、民間のローンも(を)利用した人と回答した41名を対象に、民間ローン選びと申し込みに関して調査をしました。
以下からは民間のローンの利用に関する調査結果の紹介になります。
どうやってそのローンを選んだ?誰に相談した?
「自分達だけで調べた」、「銀行の窓口で相談した」と答える人が最も多い一方で、FP(ファイナンシャルプランナー)を利用した人もいることは興味深い点です。
近年FPという職業の知名度があがっていることが影響していると考えられます。
FP相談窓口としては、保険会社などが運営している無料のものもありますが、もちろん有料で相談を行っているケースもたくさんあります。
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FPへの相談方法
こんな方法でFPに相談することができます。オンラインで相談できるケースも増えており便利です。
・保険会社や銀行の無料相談
・自治体やNPOの無料相談
・有料で独立系FPに相談する
複数のFPの意見も聞く、意見を鵜吞みにせず自分でも調べるといった姿勢が大切です。これにより納得できるローン選びや学資保険ができる可能性が高まります。
金利を比較するため複数のローンに申し込んだ?
民間のローンを(も)利用した方を対象に、金利比較の為に複数のローンに申し込んだかをききました。結果は、「はい」・・・35%、「いいえ」・・・54%となり、複数申し込んだ方よりも、申し込まなかった人が上回る結果となりました。
金利は実際に借り入れをしたい額によるのはもちろん、銀行・貸金業者により異なります。
どの金利が適用され、いくらまで借りられるか最終的な回答を得るには、申し込んで審査を受ける必要があります。
審査結果が出るまでどのくらい時間かかった?
銀行、信用金庫など民間のローンを利用した人に、審査が出るまでにどれくらいかかるか調査しました。
「当日・翌日」・・・32.4%、「数日」・・・37.8%と、多くの場合数日で審査結果は出ています。ただし、きわめて少数ですが、一カ月以上かかった人もいることが分かりました。
1カ月以上かかるのは、非常にまれなケースです。しかしながら、仮に、書類に不備などあれば、審査は遅れてしまいます。
当たり前ではありますが、申し込みでは正確な情報を間違えないように記入し、有効な書類をそろえて提出することが最短で審査結果を得るには重要です。
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民間のローンを利用してみて、こうすれば良かった、と後悔したことは?
学費のために民間ローンを利用したことのある方に、「こうすれば良かった」と思っていることについて自由回答で答えていただきました。
幅広く調べればよかった、もっと金利を比較をすれば良かったという声が多く見られました。
借入額が高ければ、僅かな金利差でも最終的に支払う利息に差が出てきます。なるべく金利の低いところを選ぶに越したことはありません。
上記でも紹介した通りですが、金利は各社異なります。2-3社の金利を比較できたならば、納得して契約がしやすいでしょう。
・メインバンクを中心に検討しがち、もう少し広い視点(公的を含む。)で考えた方がよかったかも・・・
(東京都、70歳男性、無職)
・もっと専門機関に行って調べれば良かった
(東京都、69歳男性、無職)
・他社と比較検討をしなかったので、次回は比較検討して決めたい。
(福岡県、69歳男性、無職)
・もっと金利の比較をすればよかった
(宮城県、56歳男性、無職)
子どもの学費のためのお金どうすればよい?-アンケート結果から分かること
今回のアンケート結果から、将来的に子どもの学費のためにお金を借りる可能性のあるご家庭は、どのようなことを意識しておけばいいのかまとめました。
①早めの準備・情報収集
アンケートによらずとも容易に想像できるポイントですが、やはり、 「もっと早く準備しておけばよかったという声」が目立ちました。
お子様がまだ小さくても、将来どのくらい学費がかかるのか、ざっくりと情報収集をしたり、簡単なシミュレーションをしたりすることが重要であることが分かります。早めの準備に越したことはありません。
② 貯金・資産管理/積極的な資産運用
もっと「貯金しておけば良かった」という声も多く見られました。関連した内容として、以下のような意見も寄せられました。
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「もっと投資するなどお金について学んで、実行すれば良かったと思う」
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「FP(ファイナンシャルプランナー)など専門家にも相談すればよかったと思う」
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「学資保険を使えばよかったと思う」
今の時代、定期預金だけではお金を効率よく増やすことが難しくなっています。定期金利の利率は最近若干上がったとはいえ、超低金利であることは変わりありません。このため、お金を増やすためには、投資を含めた資産運用を積極的に考える必要があります。
幸いに、一昔前よりも専門家に相談しやすい環境が整っています。YouTubeなどで無料で投資について学ぶことも可能です。NISAに代表されるように、税の優遇措置もあります。このように、投資も以前よりハードルの低いものになっています。
学費について気になったのなら、家計全体の資産管理を見直すいい機会ともなるでしょう。
「とにかく、とっかかりが持てない」、「何から始めていいか分からない」という方は、FPに相談してみるというのも一つの方法です。また、一人だけの意見に頼らず、複数名相談してみるのも有効です。
政治的関心
「基本的に学費が高すぎる」、「国からの補助が必要」、「税金が高すぎる」というコメントも見逃せません。
学費の問題は、家庭の自己努力だけで対応できる範囲を超える部分もあり、行政レベルでの改善が求められるのは言うまでもありません。
そのため、教育に関する政治的な動きをチェックし、関心を持ち続けることも、長期的に学費の負担を少しでも軽くするために重要なポイントであるといえます。
アンケート調査概要
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調査URL |
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調査期間 |
2025年2月5日~2月7日 |
調査対象 |
過去5年内に、子どもの高等教育以上の学費・教育費のために - ローン(民間・公的含む) - 貸与奨学金(返済必要な奨学金。無利子・有利子含む) スクリーニング調査5,000名 |
調査方法 |
インターネット調査 |
調査機関 |
アイブリッジ株式会社 |
設問内容 |
1.一人のお子様に対して、実際に利用した貸与奨学金・ローンの 2.借りたローンもしくは貸与奨学金(返済義務のあるもの)は、 3.貸与奨学金/ローンのいずれか、もしくは両方を利用された方 4.返済について負担を感じている理由を具体的にお聞かせください。 5.民間のローンを(も)利用された方にお伺いします。なぜ民間の 6.民間のローンを(も)利用した方にお伺いします。 7.民間のローンを(も)利用した方に引き続きお伺いします。 8.民間のローンを(も)利用した方に引き続きお伺いします。 9.民間のローンを(も)利用したことがある方に引き続き 10.「学費のためにお金を借りたという経験」に関してお伺いします。 |
本調査レポートのご利用について
奨学金や民間の教育ローンなど、進学費用の負担方法に関する実態に関して理解を広める情報のひとつとして本調査レポートを活用いただけますと幸いです。
※本調査の内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
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引用元が「スマートマネーライフ カードローン部門による調査」である旨の記載
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アンケート調査結果掲載ページのリンク設置
https://smart-moneylife.jp/cardloan/survey-study
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フランス南西部出身。2019年にセレクトラに入社。コールセンターの立ち上げなど、現地オペレーションを確立し、2021年には異例の若さでジャパン・カントリーマネージャーに就任。現在はWebメディアやコールセンター、不動産パートナー事業などの事業全般を統括。
節約系YouTubeチャンネル「知識 is Money」を運営し格安SIM・電気・ガスなどの生活インフラに関する解説動画を配信している。
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