医療機関の機密情報を守りながら生成AIを活用する。Incerto、医療機関のセキュリティ強化とAI導入を一体で進める「院内ローカルAI基盤」を提供開始
院内の専用ハードウェアでローカルLLMを動かし、セキュリティ対策と生成AIの活用を両立。音声カルテAIなど4つのAIを無料で提供し、業務に合わせたAIの構築から点検・保守まで担います。

Incerto合同会社(本社:東京都荒川区、https://www.incerto.tech/ )は、医療機関が患者情報などの機密情報を院外に出さずに生成AIを活用できる「院内ローカルAI基盤」の提供を開始しました。
院内ローカルAI基盤のサービスサイト:https://www.incerto.tech/local-ai
院内に専用のハードウェアを導入し、AIの実行環境とソフトウェアを構築するとともに、導入前のセキュリティ点検から導入後の更新・保守までを一貫して担います。音声カルテAIや算定AIチャットなど、院内で動く4つのAIのソフトウェアを無料で提供するとともに、院内ローカルAI基盤の上に、医療機関の業務に合わせたAIを構築します。
■ セキュリティ対策は「経営課題」に
2026年10月15日、国家サイバー統括室は医療機関を含むすべての分野に対し、サイバーセキュリティ対策を経営課題と位置づけ、必要な投資や人的体制の整備を含めて対策を強化するよう求めました。10月に入り、医療関係者向けのウェブサイト、医療機関向けのシステム、医師の会員情報を扱うサービスで、不正アクセスによる情報漏えいの公表が続いています。このうち医療機関向けのシステムの事案では、数百の医療機関に登録された患者などの個人情報が漏えいした可能性があるとされています。
■ 「クラウドが当たり前」という前提の見直し
2010年代以降、システムをインターネットに接続し、データをクラウドで管理することが一般的になりました。政府も2018年、情報システムの整備ではクラウドの利用を第一に検討する「クラウド・バイ・デフォルト原則」を掲げています。クラウドのほうが効率がよく、安全でもある。それがこの十数年の常識でした。
一方で、多くの組織のデータが1か所に集まるほど、そこで不正アクセスが起きたときの影響は広がります。1つのサービスで起きた不正アクセスの影響は、そのサービスを利用するすべての医療機関に及びます。
医療のデータは、今後さらに院外で扱われるようになります。国は、現行の院内設置型の電子カルテから、外部のサーバー上で動く低価格な電子カルテへ移行する方針を示しています(厚生労働省、2026年6月)。生成AIも多くは外部のサーバー上で動作するため、患者データを含む質問や文書を入力すれば、その内容は院外へ送信されます。医療現場でAIの利用が広がるほど、院外に送信される患者データは増えていきます。医療のデータとAIの扱い方は、この前提そのものを見直す、大きな転換点を迎えています。
■ 院内に置くだけでは守れない
ただし、院内にサーバーを置けば安全というわけでもありません。厚生労働省の委託事業による医療機関向けの研修サイト「MIST」は、近年のランサムウェア被害の多くが、VPN装置やベンダーの遠隔保守回線など外部との接続点を足がかりにしているとし、「安全性を決めるのは置き場所ではなく、更新・監視・バックアップを含む運用です」としています。
■ 院内で動作するローカルAIの実用化
これまで、実務に使える性能のAIは、主に外部のサーバー上で動作するものでした。この1年で、院内に設置できる規模のAIモデル(ローカルLLM)の性能は大きく向上しています。
院内のハードウェアでAIを動かせば、AIに入力した患者データを院外に送信せずに利用できます。院外から取り込むのは、AIモデルやソフトウェアの更新データと、告示・通知などの公開情報に限られます。AIの実行にインターネットを使わないため、インターネットや外部のサービスが停止していても、院内のパソコンから利用できます。

■ 提供内容

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導入前のセキュリティ点検
厚生労働省の「医療機関におけるサイバーセキュリティ対策チェックリスト」などを踏まえ、外部との接続点(VPN装置、ベンダーの遠隔保守回線、モバイル回線のルーターなど)を洗い出し、機器の更新状況を調べます。あわせて、各ベンダーとの保守契約に照らして、どの機器をだれが保守しているかを確認します。
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ハードウェアの選定と設置
医療機関の規模や用途に合わせて、AIを動かす専用のハードウェアを選び、院内に設置します。患者データを扱うハードウェアは、インターネットから切り離します。
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ソフトウェアとAIの構築
ハードウェアにAIの実行環境を整え、ソフトウェアを導入したうえで、算定の確認、医療文書の下書き、院内の資料の検索など、業務に合わせたAIの仕組みを構築します。
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導入後の更新と保守
ハードウェア・ソフトウェア・AIモデルの更新と保守は当社が担います。更新データは当社が内容を確認したうえで、医療機関と取り決めた手順で取り込みます。保守用の回線は常時接続せず、必要な場合に限り接続します。更新の担当・時期・対象は、医療機関・当社・各ベンダーの間で協議し、文書で定めます。
■ 院内ローカルAI基盤で動くAI

4つのAIは、どれもソフトウェアを無料で提供します。
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算定AIチャット
診療報酬の算定に関する質問に対し、告示・通知・疑義解釈の該当箇所を示して回答します。根拠が見つからない質問には回答せず、その旨をお伝えします。院内のマニュアルなどを参照して回答する設定についても、ご相談いただけます。
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音声カルテAI
診察の会話から、カルテ(SOAP形式)の下書きを作成します。作成した下書きは、医師が確認したうえで使います。
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医療文書の作成支援
カルテの記載から、退院サマリーや紹介状の下書きを作成します。
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医療情報の検索チャット
院内の規程やマニュアル、医薬品の添付文書などの資料から、質問に関係する箇所を探し、出典を示して回答します。

■ 業務に合わせたAIの構築と無料相談
院内ローカルAI基盤の上に、医療機関の業務に合わせたAIを構築します。当社のエンジニアが院内の業務を伺い、どの作業をAIに任せるかを一緒に決めて、院内で動く形に仕上げます。
ハードウェアの購入費用と、導入・構築・保守の費用は、医療機関の規模や用途に応じて個別にお見積もりします。導入の時期と範囲は、無料相談で医療機関ごとに決めます。(約4〜6ヶ月での導入を目安としております)
併せて、無料相談(オンライン、60分程度)を受け付けています。院内のネットワーク・パソコン・保守用回線の状況と課題を伺い、導入前に確認すべき事項を資料にまとめてお渡しします。
■ まずはお気軽にお問い合わせください
院内ローカルAI基盤の導入に関するお問い合わせ、算定AIチャットのお申し込み、無料相談のご予約は、下記のフォームまたはメールで受け付けています。
▶ お問い合わせフォーム(HP): https://www.incerto.tech/local-ai#consult
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対象 |
中小病院、有床/無床診療所・クリニック、医療法人グループ、医療経営コンサルティング会社・医療法人運営支援会社 |
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メールアドレス |
info@incerto.tech |
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サービスサイト |
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お問い合わせ |
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Webサイト |

■ 会社概要
会社名:Incerto合同会社(インケルト)
所在地:東京都荒川区
事業内容:AI活用による経営・業務改善コンサルティング、AIシステム・AI Agentsの開発・導入支援、Blockchain/Web3開発支援
設立:2026年3月
Webサイト:https://www.incerto.tech/
E-mail:info@incerto.tech
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