【 宿研×慶應義塾大学文学部川畑秀明教授 共同研究】『泊まりたい宿は何によって決まるか?』
宿泊施設専門の集客パートナー、株式会社宿泊予約経営研究所(本社:神奈川県横浜市 代表取締役社長:末吉秀典)は、慶應義塾大学文学部川畑秀明教授(感性科学,心理学)との共同研究
『泊まりたい宿は何によって決まるか?~宿泊イメージ印象と宿泊ニーズの背景となる心理的構造の検討~』
についてのポスター発表を、日本心理学会第82回大会(発表日:2018年9月26日)にて行いました。
『泊まりたい宿は何によって決まるか?~宿泊イメージ印象と宿泊ニーズの背景となる心理的構造の検討~』
についてのポスター発表を、日本心理学会第82回大会(発表日:2018年9月26日)にて行いました。
- 旅行者と宿のより良いマッチングのために
そこで、当社は2016年11月1日より慶應義塾大学文学部川畑秀明教授と共同で、上記の研究テーマに取り組み、 今回の研究結果をポスター発表いたしました。
- 1,400名へのアンケート調査を実施
今回は、独自に作成した、宿に対する『宿泊イメージ尺度(「上品な」などの35項目)』と『宿泊ニーズ尺度(「露天風呂がある」などの43項目)』と、既存の心理尺度『観光動機尺度(「自然体感」などの6因子からなる25項目)』と『心理的ストレス反応尺度(「疲労感」などの4因子からなる12項目)』の合計4尺度についての調査結果を報告しました。
- 旅行者は、どの様に宿泊先を決定するのか?
・宿泊イメージは、「素朴・自然」「品格」など4つの因子で構成される。
・宿泊ニーズは、「温泉」「施設」「部屋」など7つの因子で構成される。
・宿泊に求めるイメージやニーズは観光動機によって大きく影響を受ける可能性がある。
・観光動機の「緊張解消」や「自然体感」が高い場合、「温泉」や「接客」ニーズが高かった。
・観光動機の「文化見聞」や「自己拡大」が高い場合、「利便性」ニーズや「品格」イメージが高かった。
・心理的ストレス反応「疲労感」が高い場合、現実世界と離れた地を求める傾向があった。(利便性に負の影響)
これらのように、旅行者がどのような旅行や観光を目的としているかによって、求めている宿のスペックが異なることが明らかになりました。
また、旅行者の個人特性、観光動機、心理状態などを元に、宿のスペックとのマッチングを行う事が重要であると考察しています。
- 今後の展望
当社といたしましては、これらの研究を進める事でより集客に強い表現を可能にし、サービスのレベルアップ及び、新サービスの開発に繋げていきます。
- 補足情報
株式会社宿泊予約経営研究所( https://www.yadoken.net/ )2004年9月に宿泊施設専門のWEB集客パートナーとして設立。宿泊予約サイトを始めとしたWEB集客媒体を活用し、旅館やホテルといった宿泊施設の収益最大化に貢献しております。
サービス内容としては、宿泊予約サイトの活用全般、集客コンサルディング、HP制作など。旅行者の視点でWEB集客のトータルサポートを行っており、2018年3月時点での累計契約実績は4,600軒を突破。2018年1月には宿泊施設の経営・運営を行う(株)良地良宿を設立するなど、今後もサービスの拡充に取り組んでいきます。
▼慶應義塾大学文学部 川畑秀明教授について
心理学専攻
感性科学、認知神経科学、実験心理学
ヒトの感性における主観性と経験価値の心理とその脳メカニズムを研究しています。
主に、芸術、美、魅力、ユーザー・エクスペリエンス、デザイン、ユーザビリティ、感性教育、鑑賞行動について関心があります。
ヒトの主観はあいまいで非常に影響を受けやすいものです。その影響の関係や因果性に関する心と脳の働きを明らかにし、応用研究に活かします。
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