日本酒酒蔵再生・地方創生に挑むナオライ、能登の新拠点より9月16日(火)クラウドファンディング開始
―伝統を守り、地域を未来へつなぐ新しい和酒『浄酎 -JOCHU-』能登復興にも貢献―
独自の特許製法「低温浄溜®」で日本酒を蒸留し、“第三の和酒”※「浄酎-JOCHU-」を生産・販売するナオライ株式会社(本社:広島県呉市、代表取締役:三宅紘一郎)は、事業を通して酒蔵の再生・地方創生を目指しています。2024年10月、のとBeyond復興ファンドの第一号案件として石川県・中能登町に新会社「NOTO Naorai株式会社」を設立。2025年4月に「能登浄溜所」を開設、6月に酒造免許を取得し、100年以上の歴史をもつ地元「鳥屋酒造」の杜氏が醸した純米酒を原材料に、初の能登産「浄酎-JOCHU-」を生産・販売いたします。本取り組みのスタートとして、2025年9月16日(火)よりクラウドファンディングを開始いたします。ご支援は能登浄溜所の設備整備や地域に開かれた拠点づくりに活用し、将来的には「浄酎-JOCHU-」を中能登町の名産品として発信し、町おこしや、能登観光の出発点となる拠点を目指します。
※「浄酎」は税法上「スピリッツ」または「リキュール」に該当します。

【プロジェクト内容】
プロジェクトページ URL:https://kibidango.com/2825
(※9月16日よりクラウドファンディング開始)
今回のクラウドファンディングは、きびだんご株式会社が運営する、購入型クラウドファンディングサービス「Kibidango」と、株式会社電算システムが展開する観光・地域創生共創プロジェクト「NIPPON WONDER FACTORY(ニッポン ワンダー ファクトリー)」との連携によって実現しました。本プロジェクトを通じて、『能登浄酎』は、単なる新商品の開発にとどまらず、能登半島地震からの復興と文化継承、さらには地域創生モデルの実現に向けた第一歩を踏み出します。
【第三の和酒「浄酎」とは】
「浄酎 -JOCHU-」は、厳選した純米酒を、特許技術である「低温浄溜®」(極限まで熱を加えない蒸留方法)によって、日本酒由来の豊かな香りと風味をそのまま凝縮した、これまでにない新しいお酒です。アルコール度数は41度と高めながらも、まろやかで奥深い飲み口が特徴。時間の経過とともに熟成が進み、味わいにさらに深みが増していくため、長期保存・海外輸出にも適しています。
【背景と目的:酒蔵文化の再生と、能登からはじまる地域の活性化】
近年、日本酒業界は深刻な危機に直面しています。後継者不足や経営難、嗜好の多様化を背景に、過去20年で全国の酒蔵は約4割が姿を消しました。現在も、多くの蔵が廃業の危機に瀕しています。石川県・能登も例外ではありません。少子高齢化と人口減少が進む中、地元の酒蔵も年々減少しています。さらに、2024年に発生した能登半島地震は、多くの酒蔵や農家、伝統産業に甚大な被害をもたらしました。それでも能登には、他にはない豊かな自然、発酵文化、そして日本四大杜氏のひとつ「能登杜氏」に受け継がれる誇り高い技術と精神があります。たとえ地震で一時立ち止まったとしても、このかけがえのない酒造りの文化を未来へとつなぐ使命が、私たちにはあると考えています。私たちは、能登を起点にその文化を未来へ受け継いでいくために、新たな可能性を秘めた「浄酎 -JOCHU-」の普及に取り組んでいます。
【浄酎モデル:地域と共につくる、持続可能な酒文化の仕組み】
当社は、地域の酒蔵と連携し「浄酎」を造ることで、日本の酒文化の継承と酒蔵の存続を支える持続可能な仕組みを「浄酎モデル」と名付け、2025年には全国8拠点、2028年には47拠点の浄溜所を展開し、約600の酒蔵との連携を目指しています。私たちはこの「浄酎モデル」により、以下のような効果を生み出すことを目指しています。
▼酒蔵の新たな収益源の創出
原材料である日本酒を『低温浄溜』することで、華やかな香りや甘美な味わいをそのまま凝縮し、ピュアなアルコール分だけを抽出。熟成すればするほど丸みや深みが増す、高付加価値な商品に。日本酒だけにとどまらず、世界のウィスキー市場(20兆円規模)にもアプローチ可能に。
▼雇用の創出
地域に新たな産業を生み出すことで、地元の雇用を支えます。NOTO Naoraiの従業員は全員、中能登町に移住したメンバーで構成されています。
▼観光誘致と地域ブランディング
「浄酎」を軸にした体験型観光や酒蔵ツーリズムを展開し、地域への関心を高め、交流人口の拡大を目指します。また、地元の酒蔵で造られた日本酒を原材料に使用することで、それぞれの酒の特徴と個性を活かした『浄酎』を製造。地域の新たな特産品としての価値を創出します。
【自然の恵みとともに醸す、神聖な一滴。能登の地から「浄酎」を届けたい】
日本酒の原料である米と水は、古来より「神の恵み」として大切にされてきました。 私たちが手がける「浄酎」は、その日本酒を丁寧に蒸留して生まれる、新しい“和の蒸留酒”です。その生産の舞台は、石川県・中能登町。豊かな自然と清らかな水、そして日本四大杜氏のひとつ「能登杜氏」が息づく、酒造りの伝統が根づいた土地です。私たちは今年4月、この地に新たな浄溜所を開設し、「能登浄溜所開所式」を執り行い、全国各地から50名を超える方々にご参加いただきました。
また、酒造りに携わる者の慣わしとして、私たちも醸造を始める前に地元の「天日陰比咩(あめひかげひめ)神社」へ参拝し、 NOTO Naorai株式会社の今後の発展と、生産の安全を祈願いたしました。自然と人の手から生まれる、神聖な酒「浄酎」。この文化と想いを次世代へとつないでいくために、皆さまの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

【池月醸造元 鳥屋酒造株式会社】
鳥屋酒造株式会社は、大正8年(1919年)創業。石川県・能登の地で百余年にわたり、酒造りの伝統を守り続けてこられた老舗の酒蔵です。 代表銘柄である「池月(いけづき)」は、長年にわたり能登半島・中能登町をはじめ、石川県各地で多くの方に親しまれてきました。 今回は、「池月」の純米生酒を使い、ナオライが特許を取得した独自の〈低温浄溜技術〉で蒸留した「浄酎」を、皆さまにお届けいたします。

【能登浄溜所開所式】
2025年4月、「能登浄溜所 開所式」を執り行いました。当日は、中能登町の町長様、鳥屋比古神社の宮司様をはじめ、町の皆さまや、のとbeyond復興ファンド、北國銀行のご関係者、そして全国各地から多くのご来賓にお越しいただき、総勢50名を超える皆さまにご参列いただきました。
■クラウドファンディング概要
プロジェクトページ:https://kibidango.com/2825
期間 2025年9月16日(火)10:00~11月5日(水)23:59
目標金額:200万円
※9月16日00:00から該当ページが公開
主なリターン/能登の『浄酎』を先行して販売


【一例】
・初めての方にオススメ!【JOCHU White NOTO 35 300ml ×2本セット】税込7,000円
・能登メンバーイチオシ!飲み比べセット【JOCHU White NOTO35 300ml ×JOCHU Gold NOTO41 ミズナラ(桐箱付き)710ml】税込20,500円
・オーナー樽(名入れ・オーナー証明書付き)【Mizunara 200L 新樽熟成プラン】税込3,300,000円
・その他応援セットなど全14プラン
【代表・三宅紘一郎コメント】
ナオライおよびNOTO Naorai代表の三宅です。
広島・呉市出身で、身近に日本酒がある環境で育ちました。中国・上海で約9年間日本酒を販売する中で、業界の課題に直面し、新しい技術で貢献したいという想いから、地元広島で「浄酎」の開発・生産を始めました。全国展開を目指す中、ご縁に恵まれ、のとbeyond復興ファンド様のご支援を受け、中能登町に能登浄溜所を設立することができました。このたび、能登の酒蔵文化を未来につなぐため、クラウドファンディングに挑戦します。温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
【鳥屋酒造株式会社 代表取締役社長 田中博史様】
鳥屋酒造は大正8年創業の酒蔵で今年106年目を迎えます。長らくこの地域には新たな産業がなく、「何もない町です」と言わざるを得ない状況が続いていました。そんな中、NOTO Naoraiさんを中心とした取り組みにより、何十年ぶりに新しい産業がこの地に生まれようとしていることに大きな期待を寄せています。『浄酎』が地域全体が活性化していくきっかけとなることを心から願っています。
【鳥屋酒造株式会社 杜氏 川井大樹様】
『浄酎』は、私たちにとって全く新しい発想で、最初は想像もつかないものでした。日本酒造りでは通常、バランスを大切にしながら高すぎないアルコール度数に仕上げるのが基本ですが、今回は低温浄溜に適した、高アルコール度数の日本酒を造ってほしいというリクエストがありました。池月の良さを活かしつつ、その条件に合う酒造りは初めての挑戦で、何度も試行錯誤を重ねました。完成した浄酎は「池月」の落ち着いた香りの特徴をそのまま引き継ぎ、「お料理を食べながら気がつけばグラスが空になっている」そんな飲み飽きしないお酒になってくれればと願っています。
【中能登町長 宮下為幸様 応援メッセージ】
NOTO Naorai株式会社さんの取り組みにより、中能登町に能登浄溜所が稼働し、能登半島地震で被害を受けた酒蔵の日本酒が「浄酎」として新たに生まれ変わり、地域資源を最大限に活かした持続可能なビジネスが展開されるとのことで、これはまさに、石川県が掲げる「創造的復興」を体現する代表的なビジネスモデルであると深く共感いたしました。中能登町といたしましても、ふるさと納税の返礼品として大きな期待を寄せているところです。今後ますますのご活躍とご発展を、心よりお祈り申し上げます。
■会社概要
会社名 :NOTO Naorai株式会社
設立 :2024年10月設立
代表者 :三宅紘一郎
所在地 :石川県鹿島郡中能登町一青ふ16-2
事業内容:浄酎など酒類の生産・販売
従業員 :4名(2025年9月時点)
会社名 : ナオライ株式会社
設立 : 2015年4月6日
資本金 : 9303万円
代表者 : 代表取締役社長 三宅紘一郎
所在地 : 三角島本社:広島県呉市豊町久比3960番三角島
東京オフィス:東京都文京区本郷三丁目30番10号-5F social hive HONGO内
酒蔵 :ナオライ神石高原株式会社 神石浄溜所:広島県神石郡神石高原町小畠1729-3
関連会社:NOTO Naorai株式会社 能登浄溜所:石川県鹿島郡中能登町一青ふ16-2
事業内容:浄酎など酒類の生産・販売
従業員 :11名 (2024年10月時点)
Facebook:https://www.facebook.com/naoraiinc
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCpWNHMGhGMYWishpYSW0lVA
Instagram:https://www.instagram.com/naorai_jp/
X:https://twitter.com/Naorai_JP
Podcast: https://x.gd/KIdFB
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