株式会社紀伊乃国屋、千葉県鋸南発の宿泊事業で「100億宣言」の成長戦略を掲げ、経済産業省「中小企業成長加速化補助金」に採択

株式会社紀伊乃国屋

株式会社紀伊乃国屋(本社:千葉県安房郡鋸南町、代表取締役:蛭田 憲市、以下「当社」)は、千葉 県鋸南町・南房総市を拠点に、『安房温泉 紀伊乃国屋』『お宿ひるた』など8つの宿泊施設と、サウナ カフェやビーチクラブを展開しています。 このたび当社は、「100億宣言」の成長戦略が評価され、経済産業省の中小企業庁が推進する「中小企業成長加速化補助金」の補助対象事業に採択されました。

中小企業成長加速化補助金について

「中小企業成長加速化補助金」は、経済産業省 中小企業庁が推進する「100億宣言」に連動した成長支援制度です。売上高100億円を目指す中小企業に対し、成長を阻むボトルネックを打破するための設備投資や研究開発、人材確保などに必要な取組を支援し、全国で新たなモデルケースとなる企業の育成を目的としています。この制度は、単なる補助金交付にとどまらず、地域における良質な雇用創出や付加価値拡大の推進につながることが期待されています。

紀伊乃国屋の「100億宣言」と成長戦略

当社は昭和30年の創業以来、70年以上にわたり、地域に根差した宿泊事業を展開してまいりました。現代表の蛭田憲市が事業を継承して以降は、地元の遊休資産を活用し、建物の取得から設計・施工・運営までを一貫して自社で担うことで、閉鎖された保養所や廃業旅館、古民家などの空き家を再生し、新たな観光拠点へと転換することで事業拡大を推進してきました。本社や社員寮14棟も遊休資産を活用し、人口約7,000人、生産年齢人口約3,100人の鋸南町で約200人の雇用を創出。さらに、地元の漁協や農産物直売所と連携し、地産地消を推進することで地域経済の循環にも貢献しています。こうした取り組みが評価され、当社は経済産業省の「地域未来牽引企業」に選定され、地元での雇用創出や域内仕入の取り組みについてもモデルケースとして認定されています。

このたびの「100億宣言」を通して、千葉県鋸南発の空き家再生と地域食資源の活用による地域密着型長期滞在リゾートに、1日1組限定・専属バトラー付きの高付加価値宿泊モデル『一客一亭』の全国展開を組み合わせ、観光の未来を創出するとともに、「人を感動させて、人を幸せにする」宿泊体験を通じ、2035年までに売上高100億円の達成を目指します。

◼️ 株式会社紀伊乃国屋「100億宣言」

https://growth-100-oku.smrj.go.jp/companies/pdf/00491-00.pdf

◼️ 売上高100億円実現に向けたロードマップ

◯ 人気施設「DANQOO(ダンクー)」の増設

2022年に開業した「DANQOO」は、愛犬が宿泊部屋だけでなく共有スペースでも自由に過ごせるドッグファーストホテルです。地上と屋上の二つの広大なドッグランにはフリードリンクコーナーやナイター照明を備え、焚火テラスも併設。愛犬とともに施設から岩井海岸へ続く小道を抜ければ、富士山と海を染める夕景を眺めながら散歩も楽しめます。高稼働を続ける本施設において、6部屋のはなれを増床。これまで小型犬のみの受け入れだったところ、大型犬の受け入れ体制を整備し、さらなる愛犬家の皆さまに非日常の宿泊体験を提供します。

◯ 廃業旅館と古民家再生による新施設「IPPE(イッペ)」の開業

2026年に開業予定の「IPPE」は、廃業旅館と古民家を再生し、地域文化を体験できる長期滞在型施設です。古民家の趣を残しつつ快適性を高め、インバウンドを含む幅広い層に対応。地元食材や、地元千葉の酒蔵と提携して仕入れる地酒を活かした料理、地域体験プログラムを提供し、観光消費の地域内循環を促進します。IPPE開業により、当社の鋸南・南房総エリアでの総部屋数は100室を超え、鋸南モデルのさらなる深化とブランド強化を進めます。

◯ 高付加価値宿泊モデル『一客一亭』の東京開業によるブランド展開

2021年の『紀伊乃国屋本館』の別棟『はなれ 橘』『はなれ 椿』、2023年の『みささ』で確立した、一棟貸切の「一客一亭」モデル(1日1組、大人限定、専属バトラー付き完全プライベート宿)を、2026年より東京に開業予定です。都市型市場で高単価・限定型ニーズが拡大する中、鋸南で90%超の稼働実績のある本モデルを東京で展開し、ブランド認知向上と鋸南モデルの全国展開の起点とします。都市と地方を結ぶ双方向送客の仕組みを構築し、2035年「100億ビジョン」に向けた持続的成長基盤を確立します。

◯ セントラルキッチンの新設

「IPPE」の開業に合わせ、2026年に鋸南町にセントラルキッチンを設置です。各施設に提供する料理の仕込み・調理の一部を一括して担います。これにより調理効率の向上や品質の均一化を図るとともに、原価率の改善とフードロス削減を実現。また、各店舗の料理人がさらなる高付加価値なメニュー開発に注力できる体制を構築します。将来的には多拠点展開やフランチャイズ化を支える基盤として機能し、持続可能な事業運営を後押しします。

今後の展望

当社は2024年の売上高16億円を基盤に、2030年に35億円、2035年に100億円の達成を目指しています。鋸南発の「地域資源再生モデル」を全国に展開し、都市型高付加価値モデルや地域旅館M&Aとの両輪で成長を加速させ、「地域資源活用 × 高付加価値リゾート」の新しい観光の形を創出してまいります。

株式会社紀伊乃国屋 代表取締役 蛭田 憲市コメント

「このたびの採択は、当社の挑戦にとって大きな後押しです。鋸南町に眠る古民家や地域資源を再生し、域内仕入・雇用創出・観光高付加価値化を同時に加速させます。また、東京での一客一亭モデルを起点に都市と地方をつなぎ、宿泊業の新たな成長モデルを築いてまいります。社員一人ひとりと共に、地域と日本の未来を元気にする企業として歩みを進めていきたいと考えています。」

会社概要

会社名:株式会社紀伊乃国屋

代表者:代表取締役 蛭田 憲市

創業(清和荘): 1955年

設立:1988年(有限会社紀伊の国屋)、2006年(株式会社紀伊乃国屋)

所在地:本社千葉県安房郡鋸南町竜島970-6

連絡先:〈TEL〉0470-55-1571 〈FAX〉0470-55-3848

公式サイト:紀伊乃国屋グループ https://www.kinokuniya-group.co.jp/

・安房温泉 紀伊乃国屋 https://www.awa-kinokuniya.com/

・紀伊乃国屋 別亭 https://www.kinokuniya-bettei.com/

・お宿 ひるた https://www.oyadohiruta.com/

・ゆうみ https://awa-umi.com/

・さざね https://www.sazane.jp/

・amane https://www.awa-amane.com/

・DANQOO https://www.danqoo.jp/

・みささ https://www.awa-misasa.com/

・ゆうみ Sauna Cafe https://www.umi-saunacafe.com/

・Motona Beach Club https://motona-beachclub.botanicalpoolclub.com/

<本プレスリリースに関するお問い合わせ先> 

株式会社紀伊乃国屋 正宗 TEL: 0470-55-1571 | Email: r.masamune@kiinokuniya.jp

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会社概要

株式会社紀伊乃国屋

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URL
https://www.awa-kinokuniya.com/
業種
飲食店・宿泊業
本社所在地
千葉県安房郡鋸南町竜島970-6
電話番号
0470-55-1571
代表者名
蛭田 憲市
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
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