福岡のスタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」がリニューアルオープンから2周年。FGNの今を示すインフォグラフィックを公開

FGNと共に成長するスタートアップを現在大募集中

Fukuoka Growth Next

福岡市の官民共働型スタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」(所在地:福岡市中央区大名 事務局長:内田 雄一郎、以下「FGN」)は、2019年5月31日のリニューアルオープンから2周年を迎え、新たに3年目の歩みをスタートします。2周年を記念して、FGNの成長、そして今の姿を表すインフォグラフィック[*1]を作成しましたので公開します。またFGNでは現在、チームルームに入居するスタートアップを募集しています。たくさんのエントリーをお待ちしています。
[*1] 本リリース内でご紹介する数値はすべて2021年5月31日現在で集計中の速報値です。

FGN入居企業が2年間で得た資金調達額はおよそ95億円

FGNに主に入居するのは創業前、そして創業直後(いわゆるシードラウンド、アーリーラウンド)のスタートアップ企業たち。この2年間でFGN入居企業が入居期間中に得た資金調達総額はおよそ95億円に達しました。なお、この金額にはFGNを羽ばたいた後の調達金額は含まれていません。

FGNでは入居企業と定期的に面談を行い、各企業の状況を把握、入居企業カルテを作成しています。その企業に必要な支援を把握し、VCや顧客などをチャンスがあればすぐに紹介できるようにするためです。こうした取り組みはFGN入居企業の資金調達や売上増加に貢献しているだけでなく、394名もの新たな雇用を生み出していることにも繋がっています。

現在FGNに入居するスタートアップは145社。コワーキングスペース契約が急増

FGNのインキュベーションスペースには、チームルーム、シェアオフィス、コワーキングスペースの3区分があります。FGNに現在入居している法人数は145社。その他にも起業を準備する個人事業主の方やFGNを支えてくださっているスポンサーのみなさまの利用も数多くあります。

数値を見れば、リニューアルオープン時と比べ、コワーキングスペース入居者の数がぐんと伸びていることがわかります。チームルームやシェアオフィスの入居者数にあまり変化がないのは、これらの部屋は部屋数や席数が限られているほか、原則1年間の入居年限により、定期的に卒業・入居の新陳代謝があるためです。コワーキングスペース入居者の増加は、起業準備中の個人事業主や創業初期の入居者が増えたことが大きな要因です。FGNには、これから事業を伸ばしていく「卵」が多くいることがわかります。

現在FGNに入居するスタートアップの事業にタグ付けをしたものを下記のツリーマップに示しています。企業によっては業種にまたがるサービスを提供しているため、1社あたり複数のタグ付けがされているところもあります。テック系のスタートアップが多いと思われがちですが、これを見ると多種多様な業種のスタートアップがFGNに拠点を構えていることがわかります。

 

入居者には海外出身の起業家が数多くいるのもFGNの特色のひとつです。福岡市の「スタートアップビザ(外国人創業活動促進事業)」制度により、アジア・ヨーロッパ圏を含むさまざまな国・地域出身の方が福岡で起業し、現在16社のスタートアップがFGNに入居しています。

FGN入居企業を支える31社のスポンサー企業

FGNにはスタートアップの成長を支えたり、スタートアップとの事業連携を探る企業がスポンサーとして携わってくださっています。

スポンサー企業の事業ドメインをグラフにしてみると、業種に偏りがないことが特徴として見えてきます。一番多い業種は金融で、融資や投資の相談はもちろん、バンカーの立場から経営相談にのっていただけるような環境が日常的に整っています。金融事業以外のスポンサー企業のみなさんも日常的にFGNのコワーキングスペースを利用されており、スタートアップとの提携・協業の流れもたくさん生じています。

FGN入居企業の成長をサポートする支援プログラム

Fukuoka Growth Nextに入居すると、ワークスペースを利用するだけでなく、さまざまなアクセラレーションプログラム(事業アイデアを具体化し、突き詰めていく講座や面談)やピッチイベント(投資家などに対して自身の事業を短時間で説明するイベント)、そして経営やデザイン、PRなどの様々な分野の専門家に1対1で相談できるメンタリングプログラムなどに参加することもできます。

メンタリングプログラムは、大人気のプログラム「FGN mentor hours」を隔週で開催しているだけでなく、福岡以外に拠点を置く投資家によるメンタリングも随時開催しています。この2年間の総開催数は70回で、参加した企業は延べ384社に上ります。このメンタリングを通じて実際の投資に繋がった事例も数多くあり、前述の入居企業による資金調達実績にも繋がっています。なお、メンタリングはFGNの入居企業だけでなく、広く福岡市内のスタートアップにも開放しています。参加希望の方はぜひFGN事務局までお問い合わせください。

FGNを代表する毎月開催のピッチイベント「Growth Pitch」は、すでに福岡のスタートアップシーンで定着しています。福岡以外に拠点を置くスタートアップも数多く登壇し、地場の企業はもちろん、全国からスタートアップに関心のある企業や投資家、メディア等が数多く参加しています。Growth Pitchはデロイトトーマツベンチャーサポートと共同で開催することで、ピッチ後のマッチングもきめ細かに対応しています。

FGNではピッチイベント以外にもスタートアップをテーマにしたイベントを数多く開催しています。2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響でリアルイベントの開催が難しかったのですが、スタートアップの成長を止めないために、動画配信機材などの遠隔登壇設備を整え、イベントのオンライン化にいち早く対応しました。それにより、福岡近郊の方だけでなく、世界中からイベントに参加いただくことが可能となり、FGNの情報発信力は大きく進化しました。

 

チームルームに入居するスタートアップを現在大募集中

これまで数値やグラフで示してきたように、2019年5月のリニューアルオープン以降も、FGNから多種多様なスタートアップ企業が数多く生まれ、大きな成長を遂げ、巣立っていきました。これらの「卒業」企業は、現在も福岡市内をはじめ各地で事業を展開しています。FGNはこれからも進化を続け、福岡からユニコーン企業を生み出すべく、より多くのスタートアップに充実した支援を提供し続けていきます。

そして、リニューアルから3年目を迎えた現在、チームルームに入居するスタートアップを募集しています。私たちと一緒にチャレンジしませんか。皆様からのエントリーをお待ちしています。応募詳細は下記URLをご覧ください。

Fukuoka Growth Next、チームルームに入居するスタートアップ企業を募集中!
https://growth-next.com/news/call-for-startup-resident-2021

Fukuoka Growth Nextについて

Fukuoka Growth Nextは、福岡市の旧大名小学校の校舎を活用した官民共働型のスタートアップ支援施設です。福岡から将来のユニコーン企業を生み出すことをミッションとしており、2021年5月末時点で145社のスタートアップ企業が入居。独自のハンズオンプログラムやイベント、ピッチコンテストなどを通じてスタートアップ企業や起業家が新たな価値を生み出し、グローバルマーケットへチャレンジすることを支援するとともに、雇用創出などによる地域経済の発展にも貢献しています。

所在地:福岡県福岡市中央区大名2丁目6番11号
実施主体:福岡市スタートアップ支援施設運営委員会(福岡市、福岡地所株式会社、さくらインターネット株式会社、GMOペパボ株式会社)
事務局長:内田 雄一郎
ウェブサイト:https://growth-next.com


 

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会社概要

URL
https://growth-next.com
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
福岡県福岡市中央区大名2-6-11 Fukuoka Growth Next
電話番号
080-8375-8609
代表者名
池田 貴信
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年04月