【日本初】うつや発達障害があるLGBTQ等が安心して利用できる福祉事業所、渋谷区にオープン!
<取材案内>12月14日(火)に、渋谷区長を招いたオープニングイベントを開催します。
認定NPO法人ReBitは、日本初のLGBTQなど多様性にフレンドリーな就労移行支援事業所「ダイバーシティキャリアセンター」を、本日、2021年12月1日(水)に渋谷区にてオープンします。
就労移行支援事業所は、障害がある人の就職を支援する、福祉サービスです。
LGBTQであることは障害ではありませんが、LGBTQは社会状況等からメンタルヘルスが悪化しやすく、トランスジェンダーの35%がうつを経験します。一方で、支援者の無理解等から、LGBTQの76%が福祉サービスの利用時に、ハラスメントや困難を経験し、安全網であるはずの福祉を、安全に利用できていません。(スーツ等服装や通名使用を巡って利用を拒まれる、事業所でのアウティング(暴露)等)
これらの課題解消を目指し、LGBTQ等3500名へのキャリア支援や、多様性推進に取り組む企業200社と協働してきたReBitが、本事業所を運営。LGBTQの就活支援の専門性や、理解ある企業とのつながりが特徴です。
12月14日(火)に、渋谷区長を招き、オープニングイベントを行います。区長との対談や、精神・発達障害があるLGBTQの調査報告をします。
就労移行支援事業所は、障害がある人の就職を支援する、福祉サービスです。
LGBTQであることは障害ではありませんが、LGBTQは社会状況等からメンタルヘルスが悪化しやすく、トランスジェンダーの35%がうつを経験します。一方で、支援者の無理解等から、LGBTQの76%が福祉サービスの利用時に、ハラスメントや困難を経験し、安全網であるはずの福祉を、安全に利用できていません。(スーツ等服装や通名使用を巡って利用を拒まれる、事業所でのアウティング(暴露)等)
これらの課題解消を目指し、LGBTQ等3500名へのキャリア支援や、多様性推進に取り組む企業200社と協働してきたReBitが、本事業所を運営。LGBTQの就活支援の専門性や、理解ある企業とのつながりが特徴です。
12月14日(火)に、渋谷区長を招き、オープニングイベントを行います。区長との対談や、精神・発達障害があるLGBTQの調査報告をします。
- 就労移行支援事業所「ダイバーシティキャリアセンター」とは?
<ダイバーシティキャリアセンターとは?>
LGBTQ等マイノリティ3500 名への就労支援や、ダイバーシティ(多様性)に取り組む企業200 社と協働してきた認定NPO 法人ReBitが運営する、就労移行支援事業所です。一人ひとりのちがいを大切に、自分らしい生き方・働き方を応援します。
なお就労移行支援事業所は、障害や疾患がある人の就職を支援する、福祉サービスです。約9割の人が無料で訓練を受けています(*1)。
<事業所概要>
◎住所:東京都渋谷区代々木3-26-2 4F (初台駅徒歩7分、新宿駅徒歩11分)
◎時間:平日9:00~18:00 (訓練時間は10:00~15:00)
◎事業:就労移行(定員20名)
◎対象:精神・発達障害・後天性免疫不全症候群(HIV)など。障害以外もマイノリティ性がある「複合マイノリティ」の方も歓迎。
◎連絡先:03-4577-9735 / dcc@rebitlgbt.org
◎HP:https://diversitycareer.org/
- 開所の背景
<障害があるLGBTQが直面する課題>
LGBTQであることは障害ではありませんが、LGBTQは社会の状況等からメンタルヘルスが悪化しやすく、LGBの25%、Tの35%がうつを経験します(*2)。
一方、支援者の無理解等から、LGBTQの76%が福祉サービスの利用時に、ハラスメントや困難を経験し、安全網であるはずの福祉を、安全に利用できていません(*3)。ReBitでは、スーツ等服装や通名使用を巡って利用を拒まれるケース、トイレなど設備面の課題、事業所でのアウティング(暴露)事例等を、当事者からの相談を通じて把握しています。
なお、これらは障害があるLGBTQだけの課題ではありません。複数のマイノリティ特性をもつ「複合的マイノリティ」は、複合的な困難がある一方で、支援者の無理解等から安全・安心に福祉サービスが利用しづらいことが指摘されています。
<開所の狙い>
これらの課題解消を目指し、2013年より3500名のLGBTQ等マイノリティのキャリア支援や、多様性推進に取り組む企業200社と協働してきた認定NPO法人ReBitが、本事業所を運営。LGBTQの就活支援への専門性、理解ある企業多数と関係性があること、支援員が当事者/理解者であることが特徴です。
ちがいをもつ誰もが安全・安心に利用できる就労移行支援事業所を目指し、一人ひとりの自分らしい生き方・働き方を応援します。また、複合的マイノリティが直面する課題を可視化するとともに、より安全・安心に利用できる福祉サービスを共創する一助になれたらと願っています。
- ダイバーシティキャリアセンターでできること
<多様な講座や職業訓練>
1. 多様な社会人と交流する:様々なちがいをもつ社会人との交流を通じて、多様な生き方・働き方と出会えます。2. 自分らしいスタイルを探す:自分らしい生き方・働き方とは?を考える講座が満載。性別によらず、自分らしい服装やメイクを試せる機会もあります。
3. 自分も周りも大事にするライフスキル:ストレスに気づくスキルや、相手も自分も尊重するコミュニケーションを学びます。
4. 職場で働くスキル:パソコンスキルやビジネススキルを職場さながらの訓練を通じて会得しましょう。
<個別の就職支援>
1. 多様性に取り組む企業と出会う:ダイバーシティに取り組む企業の担当者との交流、説明会や実習など、様々な方法で自分らしく働ける企業とのご縁をつくります。
2. 応募書類の作成や面接アドバイス:応募書類や面接方法をキャリアコンサルタントが個別支援。あなたの自分らしく働くに向け伴走します。
<定着支援>
就職してからも、自分らしく働き続けられるために、相談対応や企業への環境調整依頼等のサポートを行います。
- ご利用者さまの声と、ご利用方法
<ご利用者さまの声>
これまでにReBitの就労支援をご利用いただいた、精神・発達障害があるLGBTQの方々からの声をご紹介します。
◎以前利用していた就労移行ではセクシュアリティに由来したハラスメントを受けてたから、「きちんと福祉を利用できている」と感じられるのは初めて。安心ってこういうことか、って感じています。(トランスジェンダー)
◎初めて、障害のこともセクシュアリティのことも安心して相談ができた。初めて呼ばれたい名前で呼ばれ、初めて着たい服を着たいを言えた。スタッフや講座でいろんなロールモデルと出会えて、自分のままで生きて働いていいんだって思えた。(トランスジェンダー)
◎日々できることが増えていって、前より自分に自信が持てるようになりました。(ゲイ)
<ご利用相談>
無料の利用相談は、電話・メール・LINEで随時受付中です。ぜひ、お気軽にお問合せください。
詳細:https://diversitycareer.org/contact/
- 代表・サービス管理責任者の声
<認定NPO法人ReBit代表理事 藥師実芳(やくしみか・32歳)>
私自身、トランスジェンダーで発達障害(ADHD)。前職で、ADHD特有のミスや、トランスジェンダーであることによるハラスメントが重なり、メンタル不調になった際「相談できる場がない」と感じたひとりでもあります。
2013年よりLGBTQやマイノリティのキャリア支援を行うなかで、「あの頃の私」とたくさん出会いました。複合的マイノリティであることで、求職時にハラスメントを受けたり、やっとの想いでつながった福祉サービスが安全に利用できないことは少なくありません。また、そのことで生きること自体に絶望し、亡くなった仲間もいます。
更にコロナ禍は、複数のマイノリティ特性をもつ「複合的マイノリティ」の失業や困難・困窮状態の加速を肌身で感じ、できることを模索し続けた結果、「ダイバーシティと障害福祉の架け橋」になれたらと本事業所の設立に踏み出しました。
就労移行支援事業所「ダイバーシティキャリアセンター」が、これまで可視化されづらかった複合的マイノリティが直面する課題を可視化するとともに、より安全・安心に利用できる福祉サービスを共創する一助となれたらと願っています。
<ダイバーシティキャリアセンター サービス管理責任者 石倉摩巳(いしくらまみ・34歳)>
トランスジェンダーであると自認した高校生時代。同級生が将来の夢を語るなか、私は働く自分を想像することができませんでした。職業選択以前に、この先どのように生きていけばいいのか、生き方の選択肢が見えずにいました。
これまでも、精神保健福祉士/手話通訳士として、複合的マイノリティの方々への支援に携わるなかで、当時の私のように、自分には選択肢が少ないのではとの不安の声をたくさんいただきました。働き方を含めた生き方の選択肢は、一人ひとり多様だと信じています。働くことを通じてどんな生き方を実現したいか、あなたの選択肢をダイバーシティキャリアでともに広げていきましょう。
- 渋谷区長を招いたオープニングイベントについて
ダイバーシティキャリアセンターにて、オープニングイベントを行います。
本イベントは、メディア関係者限定のイベントです。
◎日時:2021年12月14日(火)10時半〜11時半
◎場所:ダイバーシティキャリアセンター(東京都渋谷区代々木3-26-2 4F)
◎内容:
1. 対談:長谷部健渋谷区長を招き、福祉や行政サービスにおけるLGBTQや複合的マイノリティの包摂や支援の重要性について考えます
2. 調査報告:精神・発達障害があるLGBTQのキャリアと福祉サービス利用に関する調査報告
3. 当事者メッセージと事業所ツアー:利用者のみなさんからメッセージをお届けするとともに、ダイバーシティキャリアセンターをご案内
◎対象:メディア(テレビ・新聞・ウェブ等)関係者のみなさま
◎ご参加方法:ご参加の場合は、前日までにご連絡ください(info@rebitlgbt.org)。なお、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、要事前申込(先着順)となりますことをご容赦ください。
- 認定NPO法人ReBitについて
LGBTQの子ども・若者特有の困難解消と、多様性を包摂する社会風土の醸成を通じ、LGBTQを含めた全ての子どもがありのままで大人になれる社会の実現を目指す、認定NPO法人(代表理事 藥師実芳、2014年3⽉認可)。
企業・行政・学校などで1300回以上、LGBTQやダイバーシティに関する研修を実施。また、マイノリティ性をもつ就活生/就労者等、約3500名超のキャリア支援を行う。2016年より、ダイバーシティ&インクルージョン推進をテーマとした国内最大級のキャリアカンファレンス「DIVERSITY CAREER FORUM」を運営する。
◎公式HP:https://rebitlgbt.org/
※1:厚生労働省「障害者の利用者負担」より
※2:特定非営利活動法人虹色ダイバーシティ、国際基督教大学ジェンダー研究センター(2015)「LGBTに関する職場環境アンケート」
※3:ReBit(2020)「LGBTや性的マイノリティの就労移行支援事業所利用に関する調査」
※本リリースでは、「障がい者」を「障害者」と表記しています。「障がい者」という表記の場合、音声ブラウザやスクリーン・リーダー等で読み上げる際、「さわりがいしゃ」と読み上げられてしまう場合があるためです。
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