~マスク着用が日常となった今を読み解く~ マスク着用の意識・行動調査

68%の人が見ている。あなたの着用するマスクは、他人からどう見られているのか?

✓マスク着用ポジティブイメージ 1位「抗菌・抗ウィルスになる」2位「メイクをしなくても良い」3位「口臭が隠せる」
✓マスク着用ネガティブイメージ 1位「息苦しい」2位「暑い」3位「メガネが曇る」
✓「きちんとマスクを着用しているか」を「意識して見ている」人は68%、色デザインも50%以上は「見ている」
✓今後のマスク使用意向は、38.6%が使用したいと回答。「必要な時のみ使用」も33.5%と多い。「もう使用したくない」は男性50-60代を中心に17.2%。


新型コロナウイルス流行が長期化し、街中ではほぼすべての人がマスクを着用し、もはやマスク着用は「新しい生活様式」における日常となりました。様々な種類のマスクが販売され、マスクをおしゃれの一部として楽しむポジティブな側面もある一方で、肌トラブルなどネガティブ面もあり、それらの解決を謳った化粧品も発売されています。

そこで日本インフォメーション株式会社(代表取締役社長:斎藤 啓太 以下、日本インフォメーション)では、マスク着用が日常化した中で、生活者はどのようなトラブルを抱え、また他人のマスク着用をどのような視点で見ているのか、性年代別での実態を把握するために本調査を実施しました。

https://www.n-info.co.jp/report/0022
問い合わせ先:https://www.n-info.co.jp/inquiry/report/

主な調査結果
1)|マスク着用のポジティブイメージ
  • 基本機能の「抗菌・抗ウィルスになる」31.3%が最も多いが、「メイクをしなくても良い」27.3%、「口臭が隠せる」22.8%、「髭を剃っていなくても良い」19.3%も挙がる。
マスク着用に、基本的な機能以外に思わぬポジティブな効果も見られました。特に20・30代男性で「髭を剃っていなくても良い」が4‐5割と他の年代より多く挙がりました。女性では、特に10代で主に見た目の影響へのポジティブなイメージが幅広く高く出ており、「小顔に見える」49.3%、 「肌荒れを隠せる」43.7%、「歯の汚れ、矯正などが隠せる」38.0%などが、全性年代で最も高い結果です。また「肌荒れを隠せる」「小顔に見える」は20・30代女性でも3割と高く出ています。「ほうれい線」「顔のたるみ」「シミを隠せる」などエイジング関連項目は40代以上の女性で高い傾向が見られました。(図表1)

2)|マスク着用のネガティブイメージ
  • 「息苦しい」64.3%が最も多く、「暑い」62.5%、「メガネがくもる」38.5%、「面倒くさい」34.7%の順。「肌トラブルが起こる」は20代以下の女性では6割以上が挙げる。「お金がかかる」も3割以上から挙げられた。
反対にネガティブなイメージを聴取したところ、全体的に男性より女性にネガティブイメージが高い傾向が見られました。 性年代別では、10・20代女性で「肌トラブルが起こる」が6‐7割と多い結果です。男性でも10~30代の3割が肌トラブルを挙げています。また、20代、40代女性では4割が「お金がかかる」と回答しています。10代女性は、「なかなか合うサイズがない」も3割挙がりました。(図表2)


3)|他人のマスクを意識して見ているか
  • 他人の「マスクの色やデザイン」を「見ている」人は半数超。「きちんとマスクを着用しているか」を「意識して見ている」人は合わせて68%にのぼる。
他人のマスクをどう見ているのか聴取しました。全体的に、男性より女性、中・高年層より若年層の方が「意識して見ている」回答が相対的に多い傾向が見られました。「マスクの色やデザイン」を「意識して見ている」は、他の質問にてマスクへのこだわりが窺えた10代男性、20代女性で2割と高いようです。「きちんとマスクを着用しているか」では、10代男性37.7%、10代女性で50.7%と男女とも10代が最も高い結果となりました。アンケート聴取時点では、若年層のワクチン接種率は他年代に比べて高くなかったことも影響しているかもしれません。(図表3)

4)|他人の着用マスクへのイメージ
  • 「ごく一般的な白いマスクを正しく着用している人」へのイメージは、「安心感」が最も多く、「清潔感」「感染予防意識が高い」と続く。
また「特になし」の回答割合も2割以上と最も多く、上記3項目以外にはほぼ与えるイメージがない様子です。(図表4)

  • 「色・柄・デザインがあるマスクを正しく着用している人」は、特に女性から「おしゃれ」「こだわりがありそう」。男性からのポジティブイメージはさほど高くない。「感染予防意識」はあまり高いイメージは与えず、ファッション優先といった印象。
特に女性からは、「おしゃれ」「かわいい」など、外見へのポジティブなイメージが挙げられました。一方で男性からは女性と比べるとあまりポジティブに捉えられていないケースが多く、「特になし」の割合も高めです。「感染予防意識が低い」とは思われにくいですが、「意識が高い」「安心感」「清潔感」とも評価されにくく、ファッション優先の印象に捉えられがちの様です。(図表5)

  • 「マスク未着用、顎マスクなど正しく着用していない人」は、「感染予防意識が低い」「近寄りたくない」。
「マスク未着用の人」に対するイメージは、高年層の方が若年層より高い傾向でした。なお、「マスク未着用の人」に対して「アレルギー等、何か理由があるか考える」はわずか8.5%にとどまりました。顎マスクや汚れたマスク着用と合わせて聴取した影響もありますが、アレルギーによりマスクが着用できない事情があるケースは、メディアで取り上げられる機会があるものの、理解はまだまだ進んでいないと推察されます。(図表6)

5)|今後のマスク使用意向
  • 38.6%が使用したいと回答。「必要な時のみ使用」も33.5%と多い。「もう使用したくない」は男性50-60代を中心に17.2%。
10代男性、60代女性を除き、すべての性年代で「必要な時のみ使用したい」が最も多い。なお60代女性は「使用したい」が最も多く、10代男女も4割強と他年代と比べて多く挙げられました。特に女性では50代を除く全世代で40%を上回っており、男性より女性の方が使用意向が高い傾向が見られます。(図表7)

  • 使用意向理由では、女性から感染予防の視点だけでなく、見た目へのポジティブな要素を考慮した意見が散見される。
マスクの継続意向理由を聴取した結果の一部を以下に抜粋しました。感染予防だけでなく、顔や口元を隠せることへのメリットデメリットがあるようで、人によってはポジティブにもネガティブにも作用するようです。(図表8)

今回の調査では、コロナ前とは異なり、季節を問わず日常生活に溶け込んだマスクが、人によっては本来のマスク機能を超えたところでも、ポジティブにもネガティブにも働く一面があることや、他人のマスクについても意識が向いていることが垣間見えました。さて、コロナ禍の先でも、マスクをしない人が見当たらない街中にはもう戻らなそうです。その時には、生活者はどんな理由でマスクを着け続けているのでしょうか。以上、~マスク着用が日常となった今を読み解く~ マスク着用の意識・行動調査の結果を抜粋してお伝えしました。 

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詳細な調査結果資料(属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。

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https://www.n-info.co.jp/inquiry/report/

■調査概要

調査地域:日本全国
調査対象:15~69歳の男女
サンプルサイズ973サンプル

調査方法:インターネット調査
調査実施時期:2021年9月9日~10日
レポートの著作権は、日本インフォメーション株式会社が保有します。
内容を転載・引用する場合には、「日本インフォメーション(株)調べ」と明記してご利用ください。

■会社概要

会社名:日本インフォメーション株式会社
所在地:東京都中央区銀座3丁目15-10 菱進銀座イーストミラービル4F
代表取締役社長:斎藤啓太
資本金:5,500万円
設立:1969年12月1日
URL:https://www.n-info.co.jp/
事業内容:マーケティング・リサーチ事業、マーケティングコンサルティング 他

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業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区銀座3-15-10 JRE銀座三丁目ビル4F
電話番号
03-3542-9441
代表者名
斎藤啓太
上場
未上場
資本金
5500万円
設立
1969年12月