30代の「大人の自己分析」広がる
キャリア自律の時代に、キャリア迷子が8割
背景には、キャリアは自分でつくる“キャリア自律”の時代と言われる一方で、「自分が人生やキャリアでどうしていきたいかわからない」人が約8割に上る“キャリア迷子”の実態があります。
- 約8割がキャリア迷子
リクルートワークス研究所が20-59歳の働く男女を対象に行った調査によると、キャリアの悩みのうち「自分が人生やキャリアでどうしていきたいか分からない」について、「当てはまる」または「どちらともいえない」と回答した人が8割を超えました。年代別では30代が84.2%でもっとも高く、キャリアの展望が描けないいわゆる“キャリア迷子”の状態に陥っている人が多いことがわかります。
- キャリアカウンセラーと1対1で行う「自己分析」、30代を中心に受講者増える
株式会社fruor(本社:東京都港区、代表取締役 CEO:喜多村 若菜)が運営するオンラインキャリア相談サービス「ミートキャリア(meetcareer)」では、キャリアカウンセラーと1対1のメール形式で3ヵ月間行う「テキストプログラム自己分析編」(税込42,537円)の受講者が30代を中心に増えています。
3ヵ月のプログラムを終えた人からは「自信が持て、理想の働き方に向けて行動する気になった」「安定した気持ちで仕事ができるようになった」などの声が上がり、自己分析による前向きなマインドセット(思考様式)がキャリア迷子を抜け出すきっかけになっているようです。
<受講者紹介>
周りと比べて変化のない自分にモヤモヤ
31歳、行政職
Before:新卒から勤める職場で9年目。周りが転職・昇進・結婚などで変化が大きい中、自分は何の変化もないことに焦り、このままでいいのか?とモヤモヤしていた。今春、2回目の緊急事態宣言の頃、対面で人と会えないストレスもあり、何か行動したいと想い、テキストプログラム自己分析編を始めた。
After:周りと比べて何もできないと落ち込んでいたが、将来やりたいことや強みもあると気づけた。すると、周りと比べることがなくなった。これは自分でも驚く変化だった。
自己分析は1人でやるとネガティブなところにばかり目がいってしまうが、今回プロが壁打ちをしてくれたことで前向きな方向に導いてもらった。すぐの転職や副業は考えていないが、今後のキャリアでは強みとして見つかった「聞く力」を大事にし、それを磨く勉強をしてみようと思う。
仕事と家庭の悩みがたくさん絡み合っていた
30代、専門職
Before:育休復職から半年後にモヤモヤを断ちたいと、テキストプログラム自己分析編を受講。当時の職場では3歳で時短勤務ができなくなること、通勤に1時間半かかるため子どもを早朝から預けていたこと、翌年上の子が小学生になること、仕事は9年勤めたのである程度やりきった感がある等、家庭と仕事の悩みが色々と絡んでいた。
After:受講中に自分のやりたいことが定まり、転職活動を経て2021年2月より新しい職場でチャレンジしている。初めは転職までは考えていなかったが、書き出していくうちに大事にしたい価値観に気づき、キャリアサポーター(カウンセラー)に背中を押してもらった。
家族と過ごす時間を増やしたい、仕事で新しい分野に挑戦したいという希望が叶った。第三者の存在があったからこそ、違う景色が見られたと思っている。
- 社会人10年目の壁 ~自己分析をしたいと思った理由
テキストプログラム自己分析編の受講者は30代が約6割を占め、30代前半・後半とも同じくらいの割合となっています。
平均年齢は33.9歳。大卒の場合、社会人10年目となる頃で、昇進や転職、結婚や出産といった働き方やキャリア形成に変化のある“転機”が訪れる頃です。自身や周りの変化を受け、さらに社会も急速に変化する中、30代で人生やキャリアの方向性に迷う人が多いものと思われます。
※2021年9月末現在、年齢回答者のみ
<受講の動機>
●復職後の異動でマミートラックに陥った。転職も考えたが、自分の条件ではうまくいかないと分かっているのでモヤモヤ。まずは自己分析したい(30代)
●新卒入社した会社に10年以上勤めながら、全く異職種の副業をしている。本業と副業のバランスをどう取るか、ライフイベントも踏まえ今後自分はどうしていきたいのかモヤモヤしていた。改めて自分自身のことや仕事について棚卸したい(30代)
●自分に自信がなく、自己理解もできていないと感じる。考えを深掘りしたり、言語化したりするのが苦手。在宅勤務でテキストでのやりとりがメインとなったので、スムーズにできるようになりたい(30代)
- 96%が変化を実感~自己分析を終えて
自己分析編は1ヵ月目は過去から現在の振り返り、2ヵ月目は仕事、3ヵ月目は未来をテーマに行います。
3ヵ月間の自己分析を終えた後のアンケートでは、96.3%の人が自分に「変化があった」と回答しました。
変化のポイントは①自己理解や強みの認識ができたこと、②ありたい姿が明確になり、目標設定ができたことの2つです。これらが前向きに行動することにつながっています。
<自己分析を終えての変化>
自己理解/強みの認識
●自己肯定感が上がった。過去の失敗や辛さに一区切りつけられた
●自分の今までの頑張りや積み重ねを認められるようになり、自分の事が好きになれた。自分に自信が持てるようになった
●自分の強みや仕事観を知ってから、安定した気持ちで仕事ができるようになった
ありたい姿/目標設定
●自分がこれからどのような人をめざしたいのか、言語化したことで明確になった
●仕事をしていく上で強みをいかすことを目標に置いたところ、異動もスムーズに行えた
●自分の価値観や心が動かされるポイントが明確になった。具体的な行動にも変化があった
- 大人の自己分析に使われるツール
忙しい社会人の自己分析には、ワークのついた手帳のほか、診断ツールを使って行われることが多いようです。客観性を得るため、プロと行うキャリアカウンセリングやプログラムの人気も高まっています。
<手帳>
●「自分軸手帳」自己理解をするためのワークが収録され、目標と振り返りを書ける手帳。手帳習慣を続けるためのコミュニティもある。(2022年版は完売)
https://jibunjiku-planner.com/
<ツール>
●資質診断の「ストレングスファインダー」はWebサイト上で177個の質問に答えることによって、計34の資質の中から自分の上位資質を導きだすことができる(有料)。
他にも「エニアグラム」「キャリア・アンカー」等の無料診断ツールで、自分の気質や価値観についての理解を深められる。
●「ジョブ・カード」厚生労働省が提供。これまでのキャリアを振り返り、経験から得たことや、活かせる能力・強みなどを整理することで、今後どのようなキャリアを歩みたいかを考えるためのツール。目標が明確になり、職務経歴書も充実させられる。
https://jobcard.mhlw.go.jp/
<キャリアカウンセリング>
●「オンラインキャリアカウンセリング」 ミートキャリアではZoomを使った対面のカウンセリングでも、自己分析のサポートが可能。上記のストレングスファインダーの結果を読み込み、適性を活かした仕事探しの助言なども行う。
https://www.meetcareer.net/contents
●「テキストプログラム自己分析編」 毎週配信されるメールの「問い」に答え、さらにキャリアカウンセラーからの返信や深堀りの質問に答えることにより、自己理解を深める。
https://www.meetcareer.net/contents2
- 自己分析は人生にとって重要度の高いこと~キャリアカウンセラーからのメッセージ
テキストプログラム自己分析編担当 進藤 千尋
- 私自身、出産をきっかけに感じたキャリアのモヤモヤを脱却できたのは自己分析を行ったからです。モヤモヤとは、不満や現状が見えていない状態です。これを書き出すことによってみるみる明確になり、内省を深めることで、自分が大事にしたいことやありたい姿が明確になります。「重要度の高い⇔低い」「緊急度の高い⇔低い」の4象限で考えると、自己分析の緊急度は低いかもしれません。でも、自分の人生にとって重要度は高いこと。結果的に自分らしく働いたり、理想を叶えることにつながります。転職する・しない、キャリアアップをする・しないに関わらず、モヤモヤしたら一度立ち止まって自己分析をすることをお勧めします。
自身の価値観や強みを知ることは、キャリアを自分でつくる“キャリア自律”の一歩であり、人生100年時代、そしてVUCA(予測不可能)の時代を生きる武器となります。ミートキャリアでは誰もが自分らしい働き方を実現できるようサポートして参ります。
<参考>
10月27日(水)21:00~
30代向けの今後のキャリアを考えるオンラインイベント開催
SNSの進化やコロナ禍による社会の急激な変化により、多数の選択肢の中から、自分に合った働き方を選ぶことができる現代。一方で、「自分のキャリアはこのままでいいの?」「やりがいをもって働きたいけど、やりたい仕事がわからない」など、今後のキャリアについて不安を抱える方もいるのではないでしょうか。
30代、社会をある程度経験してきたタイミングで、今後のキャリア充実させるために、改めて自分をしっかり知ることはとても大事なステップ。イベントでは転職・副業・現職でやりたいことを実現した30代3人の事例を取り上げ、「やりたいこと」を見つけるためのヒントを紹介します。
【30代3人の事例を大公開!】
超ホワイト企業にいながらやりがいを見いだせなかった所から自分のありたい姿を見つけ、異業種に転職、さらにライターの副業も始めた30代女性
20代で順調にキャリアを積んでいったものの、30代のキャリア目標が漠然としていたため、やりたいことを改めて振り返り、目指す方向性を定めて副業を始めた30代男性
やりたいことが見つからないことに不安を抱えながらも、自己分析をしたことで、転職はせず、社内でやりたいことを叶えた30代女性
<実施概要>
日時:10月27日(水)21:00~22:00
場所:Zoom (顔出しなし/耳だけ参加もOK)
対象:どなたでも
参加費:無料 ※参加者限定「やりたいことの見つけ方シート」もプレゼント!
申込:https://www.meetcareer.net/blog/211027
※報道各位のご取材/ご視聴も可能です。事前に下記お問い合わせ先へご連絡ください
ミートキャリア(meetcareer)とは
キャリアの悩みを オンラインでキャリアカウンセラー(キャリアサポーター)に気軽に相談できるサービス。ライフステージに合ったキャリア形成支援が強みで、Zoomで行うオンラインキャリアカウンセリングとメールで行うテキストプログラムを提供しています。
2020年7月より法人向け事業として、女性管理職育成のためのキャリアカウンセリングを開始。2021年8月からはキャリアカウンセラー養成講座をスタートしました。
ミートキャリアは誰もが自分に合った働き方ができる社会の実現を目指し、その人にしかないキャリア実現のための1番の支援者となりたいと考えています。
[代表取締役 CEO喜多村 若菜(きたむら・わかな)プロフィル]
神戸大学経済学部卒。アクセンチュア株式会社に新卒入社。基幹系システム開発のコンサルティングに従事。その後、教育系事業に参画し、採用や事業開発に携わる。そこで働き方のニーズに対し、選択肢が少なすぎることに疑問を持ち、25歳でキャリア支援事業を行う株式会社fruorを起業。
2019年11月、オンラインキャリア相談サービス「ミートキャリア」を開始。全国からフルリモートで参画するキャリアサポーターやメンバー約70名と共にサービスを運営している。
東京都主催女性ベンチャー成長促進事業「APT Women」第5期生
[会社概要]
会社名 : 株式会社fruor(フルオル)
代表者 : 代表取締役 CEO:喜多村 若菜
設立 : 2019年1月
本社 : 東京都港区赤坂2丁目10-2
サービス名 :ミートキャリア(meetcareer)
HP :https://www.meetcareer.net/ (個人向け)
https://www.meetcareer.net/corporate (法人向け)
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ご取材可能テーマ例
・コロナ禍による働く人のキャリア観の変化
・長期的なキャリア形成、転職、副業への関心
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・育児中、育休復職者のキャリアの悩み
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ご取材対象
・代表喜多村若菜
・キャリアカウンセラー(テーマに応じ最適なカウンセラーをご紹介します)
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・ユーザーが集まるオンラインイベント
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