Udemy最新調査:日本のAI導入における個人と企業の“差”が明らかに
Udemy、日本のスキルギャップ解消に向けAI搭載型サービスを拡充
AI搭載型スキル開発プラットフォームのリーディングカンパニーであるUdemyは本日、日本におけるAI導入状況に関する最新調査を発表しました。本調査により、日本では個人レベルでのAI活用が進む一方で、企業からの支援が十分に行き届いておらず、両者の間に“差”が生じていることが明らかになりました。AIへの関心が高まる一方で、日本のビジネスプロフェッショナルの回答によると、実際にAIの活用を推奨している企業は34%、さらにその中で生成AIに関する正式な学習機会を企業が提供してくれていると回答したプロフェッショナルはわずか49%にとどまっています。こうした結果から、関心の高まりと企業による実行環境の整備との間に、明確な差が存在することが浮き彫りになっています。こうした状況を受けてUdemyは、日本におけるAIスキルの格差解消と人材育成の加速を目的に、AIを搭載した新たな学習ソリューションの提供を開始します。
Udemyの調査結果は、AIが日本の職場において急速に浸透しており、生産性の向上やイノベーションの向上を牽引し、さらには業界を超えた新たなキャリア機会を創出していることを示しています。今回の調査で明らかになった主なポイントは以下のとおりです。
● 個人の活用が進む一方、企業の支援は不足:会社からAI使用を推奨されていると回答したビジネプロフェッショナルのうち、自社が十分なAI研修や学習プログラムを提供していると回答したのは49%にとどまりました。
● 従業員が自らスキル習得に投資:AIを活用しているビジネスプロフェッショナルの32.9%が、AIツールの有料サービス利用したことがあり、AIスキルに対する高いニーズがうかがえます。
● セキュリティへの懸念が導入の障壁に:生成AIを業務に活用していないと回答したビジネスプロフェッショナルのうち21.1%が、AI活用の拡大を妨げる主な要因としてセキュリティへの懸念や不確実性を挙げました。次いで多かったのは、実践的な活用方法が明確でないこと(19.5%)でした。
● 若手世代がAI活用を牽引:AIの活用率は20代のビジネスプロフェッショナルで53.3%と最も高く、若年層によるAIリテラシーの高さと職場での活用が進んでいる実態が浮き彫りになりました。
● 生産性向上を目的とした導入:AIを業務に活用していると答えたビジネスプロフェッショナルは、AIツールを導入する理由として、業務効率の向上(65.6%)、成果物の質の向上(47.8%)、アイデア創出力の強化(36.9%)を挙げています。主に活用されているプラットフォームには、ChatGPT、Gemini、Microsoft Copilotなどがあります。
個別最適化された学びで、日本の人材育成を支援
Udemyは日本市場への継続的な投資の一環として、個人および企業がAIリテラシーを高められるよう、新たな機能やローカライズされたソリューションの提供を進めています。これらのサービスは、学ぶ人それぞれに合った柔軟な学習機会を提供し、実践的な成果につながる学びを通じて、日本の働き方の変化に対応しています。
● 日本語対応のAIアシスタントとAIスキルマッピング:UdemyのAIアシスタントは、学習中の疑問やつまずきをその場で解消する仮想アシスタントです。受講中のコースに関する質問に即座に対応し、学習の停滞を防ぐことで、スムーズなスキル習得を後押しします。また、スキルマッピング機能により、必要なスキルを可視化し、それに基づいたラーニングパスを組織単位で戦略的に設計することが可能です。これらの機能は、2025年4月より日本国内で提供を開始しており、現在すでに利用可能です。
● AI搭載型ロールプレイ:ロールプレイは、交渉や新規ビジネス提案などのソフトスキルを、AIとの対話を通じて実践的に習得できるシミュレーション機能です。実際のビジネスシーンを想定したシナリオで、安全かつ効果的にトレーニングを実現します。本機能はすでに英語版が提供されており、日本語版は2025年内の公開を予定しています。公開後は、日本企業も自社のニーズに応じて本機能を柔軟にカスタマイズし、最適な形でご活用いただけるようになります。
Udemyは2025年、株式会社ベネッセコーポレーション(以下「ベネッセ」)との戦略的パートナーシップ10周年という重要な節目を迎えました。この10年間、両社はAIソリューションをはじめとする多様なサービスを通じて、日本の個人や企業のニーズに合わせたスキル開発を支援してきました。現在、Udemyは日本において信頼される学習パートナーとして認知いただけるようになり、これまでに200万人以上の学習者、3400人の講師、そして日経225企業の70%以上を含む約2,000社の企業に活用されています。
AI搭載型スキル開発の詳細については、こちらをご覧ください。
ベネッセがUdemyの10年分の学習データを分析したレポートを発行しました。詳細はこちらをご覧ください。
調査方法
本リリースで言及されているデータは、2025年6月に日本国内のビジネスプロフェッショナルを対象としたオンライン調査により収集されたものです。調査対象は、銀行、保険、電子機器製造、自動車製造、IT、サービス業などの業界を含むビジネスプロフェッショナル4,305人で、職場におけるAIの利用状況、導入の動向、研修を受ける機会の有無、導入にあたっての課題などに関する意見を集めました。
Udemyについて
Udemyは、AI搭載型スキル開発プラットフォームであり、世界中の企業や個人が急速に変化する職場環境で必要な能力を習得する方法を革新しています。オンデマンドで多言語に対応した豊富なコンテンツと、最新のテクノロジーを融合させることで、企業の人材育成を加速させるとともに、個人がキャリアに必要なテクニカルスキル、ビジネススキル、ソフトスキルを自分のペースで学べる、最適な学習体験を提供しています。現在、Ericsson、Samsung SDS America、On24、The World Bank、Volkswagenなどの企業が、将来に備えた柔軟なチームづくりのためにUdemy Businessを活用しています。Udemyはサンフランシスコに本社を置き、アメリカ、オーストラリア、インド、アイルランド、メキシコ、トルコなどに拠点を展開しています。
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