【住み替えしたい理由ランキング】424人アンケート調査
住み替えしたい理由に関する意識調査
一般社団法人あんしん解体業者認定協会(所在地:東京都港区、代表理事:鈴木佑一)は、住み替えをしたい424人を対象に「住み替えしたい理由に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
あなたは家の住み替えを意識したり、検討したりしたことがありますか?持ち家を所有していても、ライフステージに合わせて住み替えを検討する人は少なくありません。
今回、一般社団法人あんしん解体業者認定協会(https://anshin-kaitai.or.jp/ )運営の解体無料見積ガイド( https://www.kaitai-guide.net/ )は、住み替えをしたい424人にアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して、株式会社アスト( https://www.asut.jp/ )代表取締役の生川奈美子(なるかわなみこ)氏からご考察いただいております。
【データの引用・転載についてお願い】
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、必ず「解体無料見積ガイド」のURL( https://www.kaitai-guide.net/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:住み替えをしたい方
調査期間:2024年7月26日~8月9日
調査機関:当協会調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:424人(女性259人/男165人)
回答者の年代:20代 12.7%/30代 31.9%/40代 27.9%/50代 23.3%/60代以上 4.2%
【調査結果サマリー】
・住み替えしたい理由1位は「広い家に住みたい」
・住み替え先の希望は「新築一戸建て」が30.1%
・住み替え先を決める際に重視すること1位は「周辺環境の良さ」
住み替えしたい理由1位は「広い家に住みたい」
住み替えしたい理由としてもっとも多かった回答は「広い家に住みたい(119人)」、次ぐ2位は「今の家が古い(82人)」でした。
現在お住まいの建物自体に不満があって住み替えを考えている人が多いとわかります。居住開始当初は広く新しく感じた家も、持ち物の増加や経年劣化により住みにくくなることも。
交通アクセスや周辺環境についても、住んでいる間に優先したい条件や周囲の環境・状況が変わってしまうことはよくあります。
<1位 広い家に住みたい>
・子どもが生まれたので、今よりも広い部屋に住む必要がある(20代 男性 千葉県)
・家が狭く収納も少ないため、物をうまく片付けられないのがストレス(30代 女性 滋賀県)
・親子3人暮らしで2LDKだから。自分の部屋が欲しい(40代 女性 兵庫県)
家や部屋の大きさ以外に、収納の広さや部屋数を挙げた人も多くなりました。結婚や出産で家族が増えると荷物も増えるため、広い家に住み替えたいと考える人が多いとわかります。
お子さんの成長に合わせて部屋数の多い家への住み替えを考えている人も目立ちました。
<2位 今の家が古い>
・建物が古く、夏の暑さと冬の寒さが厳しいから(40代 女性 埼玉県)
・築50年の一軒家で、上下水道や電気設備などの老朽化が目立つようになってきたからです(60代以上 男性 宮崎県)
古い家は設備も古くなっており、メンテナンスが大変。また断熱性や気密性などの住宅性能が低いと、暑さや寒さを感じやすく、快適に過ごせません。
持ち家に住んでいても、「わざわざリフォームするより住み替えたほうがいい」と考えている人もいました。
<3位 立地・交通が不便>
・現在住んでいる場所は交通が不便で移動には車が必須のため、老後さらに生活しづらくなると思うから(20代 女性 大分県)
・公共交通機関が縮小され不便になった(50代 女性 長崎県)
地方など公共交通機関が少ない地域では、「車を運転できるうちはいいけれど、免許返納後の生活に不安がある」と考えて、住み替えを希望する人も多数。住み始めた当初は良かったものの、次第にバスや電車の本数が減って、不便になっていく地域もあります。
また、結婚、転勤、お子さんの電車通学開始などに合わせて住み替えを検討する人もいました。
<4位 周辺環境への不満>
・今は車通りが多くてとても騒がしいところの高層階に住んでいるので、今後は静かな住宅地、または表通りから1本裏に入った静かな通り沿いの低層マンションに住んでみたい(40代 女性 東京都)
・過疎化や人口流出が進み、お店や事業所も撤退して買い物などもめっきり不便になった。老後の買い物・医療に対しての不安が大きい(50代 女性 山形県)
周辺環境とは、「商業施設・公共施設の近さ」「騒音を出す施設の有無」「治安」「自然環境」などを指します。例えば商業施設が遠いと不便ですし、騒音がひどい地域だと睡眠や体調面への影響が心配です。
「高齢になったので病院に近いところがいい」「子どもが生まれたので公園の近くに住みたい」など、ライフステージによって求める周辺環境は異なります。一人暮らしのときに良いと思った周辺環境が、結婚や出産を経てデメリットに変わることも。
また「近所のスーパーが閉店した」など、自分にはどうしようもない理由で周辺環境が変わってしまうこともあります。
<5位 コンパクトな家に住みたい>
・子どものために作った家なので、夫婦二人になったら導線的に使いにくいと思うからです(20代 女性 岡山県)
・子どもたちが巣立ち、部屋が余ってしまったから。手入れしやすい広さの家が欲しい(50代 女性 愛知県)
「お子さんが独立した」「同居していた親が亡くなった」などの事情で同居家族が減り、コンパクトな家に住み替えたいと考える人も。広い家は掃除やメンテナンスに手間がかかりますし、電気代などのランニングコストもかかってしまいます。
<6位 災害への不安>
・土砂崩れ警戒区域なので、住み替えしたいと思っています(30代 男性 茨城県)
・水害のリスクが高い地域で、現在2階に住んでいます。もう少し上の階に住んで、リスクをできる限り減らしたいという理由です(40代 女性 東京都)
災害で家が被害を受けると日常生活に支障が出ますし、精神的にも大きなショックとなります。水害や地震・津波のリスクが高いエリアに住んでいるため、住み替えを検討している人も多くいました。
エリアについてコメントした人が多かった一方で、建物の耐震性に不安を感じている人もいました。
<7位 戸建て・持ち家への憧れ>
・立地は悪くないのですが、賃貸マンションということともう10年以上住んでいるので、自分の持ち家が欲しいです(30代 女性 京都府)
・マンション住まいの煩わしさから逃れたい。戸建てで静かに暮らしたいと思います(50代 男性 大阪府)
アンケート結果からは、賃貸やマンションに住んだうえで「やっぱり持ち家や戸建てがいい」と感じている人もいるとわかりました。戸建てで育ったので、戸建てのほうが落ち着くという声もあり、育ってきた環境が影響を与えていることも伺えます。
また、老後の住まい確保について不安があり、マイホーム購入を検討している人もいました。
住み替え先の希望は「新築一戸建て」が30.1%
住み替えをするならどのような住居を希望するかを聞いたところ、最も多かったのは「新築一戸建て(30.1%)」でした。「広い家に住みたい」「今の家が古い」という住み替え理由が多かったため、新しくて、広さや部屋数も確保しやすい新築一戸建てを希望する人が多いのは納得です。
一方マンションでは、新築よりも中古のほうが人気。都市部の新築マンションは購入価格が高いですし、「立地の良い中古マンションをリフォームして住みたい」という人も多い印象です。
<新築一戸建てを希望する理由>
・自分好みの家を建てたいから(20代 女性 広島県)
・マンションは組合や上下階の付き合いがあるから。また夫が「中古には住みたくない」と言うため(30代 女性 広島県)
・集合住宅は管理費や駐車場代が発生するので、一戸建てがいいです(50代 女性 長崎県)
「マンションから一戸建てに住み替えたい」「新しいほうが気持ちいい」などの回答が寄せられました。
一戸建てを選ぶ理由としては、騒音トラブルを避けたいという声が目立ちます。とくに子育て世帯では一戸建てのほうが階下を気にしなくて良さそうと考える人が多いようです。
「自分好みの家を建てたいから」という声もあったように、注文住宅だと間取りも自分の好きなように設計でき、導入する設備の自由度も高め。そのため、自分の好みを反映させた家に住みたい人にとっては、新築の一戸建ては有力な選択肢となります。
<中古マンションを希望する理由>
・新築にこだわりがないので、中古で安いところがいい(20代 女性 大阪府)
・マンションなら自分たちが死んだあと、処分する際に戸建てより処理しやすいと思っているから。リノベーションで住み替え費用を安く済ませたいから(40代 女性 福岡県)
・中古なので価格が手頃。一戸建てよりマンションのほうが賃貸としても利用しやすいので、資産価値があると思います(40代 男性 大阪府)
中古マンションを希望する人からは、費用面でのメリットが多く挙げられました。中古マンションのリノベーションやリフォームについて発信しているインフルエンサーも多いことから、「価格が手頃なら、新築にはこだわらない」という人も増えているのかもしれません。
ただし分譲マンションのリフォームには、マンション規約による制限があることも。中古マンション購入後にリフォームを検討している場合は、希望するリフォームが可能かどうか事前に確かめておきましょう。
また築年数が古いマンションだと、管理費・修繕積立金が高くなりがち。初期費用は抑えられてもランニングコストが高くなるかもしれないので、注意が必要です。
<中古一戸建てを希望する理由>
・新築を購入するほどの予算はないので、中古住宅をリフォームしたい(20代 女性 埼玉県)
・できるだけ安く購入したい。現物があると住んだときのイメージがしやすい(30代 男性 兵庫県)
・現在の家もやはり中古の一戸建てで、新築よりも安く、住んでみて満足しているからです。そもそも住み替えに求めることが「違う場所での生活」なので、家にはあまりこだわりがありません(60代以上 男性 東京都)
中古一戸建てを希望する人からは、「新築より安い」「リノベーションしたい」といった回答が多く寄せられました。「騒音などが気になるのでマンションは避けたいものの、新築は価格が高いので中古を選ぶ」という人が多い印象です。
また中古一戸建てを購入する場合、現物を見られるので住み替え後の生活をイメージしやすいのもメリット。古い一戸建てのセルフリノベーションやセルフリフォームに憧れをもつ人も目立ちました。
<新築マンションを希望する理由>
・最新設備が導入されているし、利便性の高い立地に建設されることが多い(30代 女性 北海道)
・マンションはゴミ出しが快適だからです。また新築で最新の設備がいいからです(30代 女性 滋賀県)
・一戸建ては配管設備や庭の管理・手入れにストレスがかかりそうなので、マンションがいいです。できれば前の人が使っていた痕跡のまったくない、新築がいいです(40代 女性 東京都)
・数年住んでも売れそうだから。需要がありそうだから(50代 男性 神奈川県)
新築マンションについては「住宅性能が高そう」「管理の手間が少なそう」という回答が多数。
耐震性や気密性などにこだわり、宅配ボックスやマンション住人専用のゴミ集積場なども備えられ、快適・便利に暮らせるように配慮されているマンションも少なくありません。最近のマンションなら、オートロックなどのセキュリティ設備も充実しています。
共有部の管理業務は賃貸の管理会社や、分譲マンションの管理組合と契約した管理会社が行ってくれるので、管理の手間が少ないのもメリット。
好立地の新築マンションなら、「手放したいときに売れやすい」「貸したいときに借り手がつきやすい」というメリットもあります。
住み替え先を決める際に重視すること1位は「周辺環境の良さ」
住み替え先を決める際に重視することの圧倒的1位は「周辺環境の良さ(254人)」で、全体の半数以上を占めました。2位「希望の間取り・広さ(167人)」、3位「立地・交通アクセスの良さ(158人)」となっています。
間取りや広さなど「住み替えの理由」と合わせて、周辺環境や立地の良さを重視する人も多数。「終の棲家に引っ越す」など、住み替え後は長く住むつもりの人も多いので、あとから変えることのできない周辺環境や立地を重視するのは納得の結果です。
<1位 周辺環境の良さ>
・学校のことなどもあるので周辺の環境はすごく大事です。買い物できる場所もできるだけ近くにあるのが理想です(30代 女性 千葉県)
・都会が嫌いなので、郊外の落ち着いた環境のところ。猫がいるので、近くに動物病院があるところ(40代 女性 大阪府)
・自分や家族のライフスタイルに合った良好な生活環境です。具体的には、静かで安全な地域や自然環境に恵まれた場所を求めます(50代 男性 兵庫県)
便利に暮らせることはもちろん、静かな環境を求める人も目立っています。いくら便利でも夜中まで騒がしいようなエリアでは、落ち着いて暮らすことができませんよね。
また子育て中の人からは、学区を重要視するという声も目立ちました。
<2位 希望の間取り・広さ>
・家事の動線、間取り。トイレは2つ(30代 女性 岐阜県)
・夫婦二人にちょうどいい2LDK程度(50代 女性 京都府)
「子ども部屋をつくれるだけの部屋数」「お風呂とトイレは別」「収納多め」などの回答が寄せられました。一人暮らしや夫婦二人暮らしで、コンパクトな間取りを希望する人も。
なおマンションの場合、間取りによってファミリー層が多いか、夫婦・カップルや一人暮らしが多いかも異なります。周囲に自分と同じような家族構成の人が多いほうがいいと考えている場合も、間取りが物件選びの重要なポイントになります。
<3位 立地・交通アクセスの良さ>
・駅から徒歩10分圏内(30代 男性 東京都)
・駅から歩いて帰れる距離であること(40代 女性 神奈川県)
通勤や通学の便利さを考えて、交通アクセスの良さを重視する人も多くなりました。駅が近くても本数が少ないと不便ですし、職場や学校まで乗り換えが多いと大変です。日々快適に過ごすためには、路線や本数も考慮しておく必要があります。
<4位 予算内の家賃・価格>
・購入する値段(20代 男性 広島県)
・家賃などの費用(20代 男性 福岡県)
家賃や購入価格が収入に対して高すぎると、家賃やローンの支払いが厳しくなる可能性があります。購入価格や家賃だけではなく、メンテナンス費用もかかりますので、ランニングコストも考慮したうえで住むところを決めましょう。
ただ購入価格や家賃を低くしすぎると、立地や設備に満足できない可能性も。住み替え先に希望することの優先順位を決め、予算とのバランスを取りながら物件を選定する必要があります。
<5位 住宅設備の充実度>
・最新の設備(20代 男性 東京都)
・水回りのきれいさです。何度も引越しを経験しているのですが、水回りの調子が悪いと生活のクオリティが下がると感じているので、水回りは重視したいです(40代 女性 東京都)
住宅設備とは「浴室などの水回り」「換気扇などの空調設備」「インターホンなどの電気設備」などです。適切な住宅設備が備わっていないと快適に過ごせません。
とくに水回りの設備は毎日使いますので、設備の充実度を重視している人が多くなりました。
まとめ
狭い、古いなど現在の住まいに不満をもち、住み替えを検討する人は多くいます。また現在のところ大きな不満はなくても、将来を考えると「車を手放したら不便になりそう」「子どもが大きくなったら狭いかも」といった不安が出てくることもあります。
住み替え先としては、広くて自由度も高い新築戸建てを希望する人が多数。ただ利便性の高い立地に新築一戸建てを購入すると、価格が高くなりやすいデメリットはあります。
そのためリノベーションを前提に、中古物件を検討している人も多くなりました。
参考URL:建て替えの解体費用
https://www.kaitai-guide.net/costprice/purpose/rebuilding/
▽生川奈美子(なるかわなみこ)氏の考察
調査結果では、現在の住まいに不満があるので住み替えたいということがわかります。それは、ライフステージによって住まいに求める条件が変わるからです。例えば、小さいお子さんがいる家庭の場合、子ども部屋が確保できる広さ、小学校の近くなど、お子さんの過ごしやすい環境を求める傾向にあります。
しかし、長い人生の中で、お子さんが小学校に通うのは6年間だけですし、子ども部屋もお子さんが巣立った後は空き部屋になってしまいます。賃貸の場合は、その時々のライフステージに合わせて住み替えがしやすいですが、住宅を購入する場合は、住宅ローンを組む場合が多く、簡単に住み替えができません。
老後に車がなくても徒歩で病院やスーパーに行けるか、階段を使わずに生活できるかなど、ライフステージの変化に対応できる住まいかどうかを購入時に考える必要があります。
■監修者紹介
生川奈美子(なるかわなみこ)
株式会社アスト( https://www.asut.jp/ )代表取締役
ファイナンシャルプランナー
CFP®認定者、1級FP技能士
2003年4月ファイナンシャルプランナーとして独立。2007年に法人化。
2006年より「マネーじゅく@三重」として子どもから大人までの金銭教育をサポートする活動も開始する。
現在は、「わくわくの明日と共に」をモットーに、不安から安心へ変わる、ライフプラン作成や家計相談、終活・相続相談などのコンサルタントとして活動しながら、お金に関する講師、執筆、監修も行う。
2015年度金融知識普及功労者として金融庁・日本銀行から表彰を受ける。
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■一般社団法人 あんしん解体業者認定協会について
一般社団法人あんしん解体業者認定協会は、解体工事を計画する皆様が安心して依頼できる環境作りを目的に、全国都道府県下の優良解体業者を認定しています。また、解体工事に関する様々な疑問にお応えするご相談窓口としての業務を行い、ご希望に応じて無料でご紹介も行っています。
■協会概要
社名 :一般社団法人 あんしん解体業者認定協会
所在地 : 〒108-0023 東京都港区芝浦4-12-31 VORT芝浦WaterFront 4階
代表者 : 代表理事 鈴木佑一
設立 : 2015年6月
URL : http://anshin-kaitai.or.jp/
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