全国のフードバンクへの食品寄贈が激減しています!

10月の「食品ロス削減月間」に食品寄贈を強化しています

全国フードバンク推進協議会

加盟フードバンク団体の活動の様子

一般社団法人全国フードバンク推進協議会(東京都豊島区/代表理事:米山廣明)は、全国の63団体の加盟フードバンク団体に、食品企業から寄贈された食品を分配しています。長期化する物価高の影響により食の支援を必要とする世帯が急増している一方で、食品企業や一般世帯からの食品寄付が減少しているフードバンクが増えています。このような状況を受け、全国フードバンク推進協議会では、10月の「食品ロス削減月間」に向けて食品企業に対する製品寄贈の支援要請の強化を行っています。


現在、長期化する物価高により、特に食料品の価格が上昇しており、ひとり親等の生活基盤が脆弱な世帯の家計に大きな負担がかかり、十分な食事を取れない方々が増加しています。

フードバンクの現状と支援の必要性

フードバンクへの支援依頼は年々増加していますが、近年の物価高により、支援を必要とする世帯がより一層が増加しています。昨年度実施した調査では、支援要請数が「増加した」と回答した団体は7割を超え、一方で食料寄付量が「減少した」と回答した団体が3割を占めていることが明らかになりました。

出典:ソーシャルアクションアカデミー(2022)「物価高の影響も含めたフードバンク団体の最新実態」P8 https://www.servicegrant.or.jp/news/10263/

食品が不足する状況に対して全国のフードバンク団体から寄せられた声

・2024年の夏休み直前に生活困窮世帯415世帯に食品寄贈を実施したが、寄付食品や寄付金が減少した為に、段ボ-ルが一回り小さくなった。

・夏休み期間にひとり親世帯、お困りの世帯への支援回数を増やしたが、支援対象の世帯が多く寄付量により支援が出来ない世帯があって困った。

・毎年開催している子ども応援プロジェクトも毎年、希望者が増え、その上物価上昇で毎年、提供できる食品が減ってきている。

・寄付は増えているが、それ以上に支援要請が多く、食品が足りていない。ひとり親家庭へのフードパントリーも、申し込みが増えている。特にお米の要望が多く、足りない

・寄贈頂く食品の量は微減に留まっているが、一部食品(お米やレトルト食品等)については、提供希望者のニーズに対応しきれておらず、購入して補っている。

このように支援を必要としている世帯が増加している一方で、フードバンクへの食品寄贈は減少しています。

このような状況を改善するには、社会全体での食品寄付の促進ますます重要になっており、余剰食品を有効活用し、食のセーフティーネットとしてのフードバンクの役割を強化することが求められています。

加盟フードバンク団体の活動の様子


食品ロス月間に加盟フードバンク団体が実施するイベントやプロジェクト一覧

・認定NPO法人セカンドハーベスト京都

担当者:澤田政明(メールアドレス:m.sawada@2hkyoto.org / 電話番号:075-601-2100)

プロジェクト名:京都フードパントリーシンポジウム

概要:府内で「フードパントリー」に取り組んでいただける団体が増えるよう、関心のある層にフードパントリーの取り組みを知ってもらうとともに、食品関連企業に寄贈した食品がどのように使用され役立っているか理解を広げる。

チラシURL:https://drive.google.com/file/d/1qt2B70P5dxD1Xlx-rsdWKspuCBVtc-1d/view

・認定NPO法人フードバンク山梨

担当者:秋山綾乃(メールアドレス:info@fbyama.com / 電話番号:055-298-4844)

プロジェクト名:第28回フードドライブ

概要:10月16日より「フードドライブ強化期間」として市民参加のフードドライブにより食品を集め、市民の皆様のお気持ちと共にそのご家庭へお送りする予定。県内15ヶ所に集荷拠点をお願いするとともに、学校や企業などに自発的なフードドライブを呼びかけご寄付を募る。

チラシURL:https://drive.google.com/file/d/1zZej08IYnr9VOzBoNJvksvNjoEN19gcN/view

・NPO法人フ-ドバンク福岡

担当者:岩﨑幹明(メールアドレス:fbfukuoka@gmail.com / 電話番号:092-710-3205)

プロジェクト名:フ-ドドライブ月間

概要:福岡市と協力して各企業・団体へフ-ドドライブの開催と案内を実施する。

チラシURL:https://drive.google.com/file/d/12FVyBs_wYB4ef4Ocw0-ZatzpaPcX6kD8/view

・NPO法人フードバンク狛江

担当者:田中究(メールアドレス:info@fb-kome.org / 電話番号:03‐5497‐0272)

プロジェクト名(概要):

①「食品ロスを減らし、活かす社会へ」パネル展示:地域センターまつり、狛江市役所くらしフェスタ

 (食品ロスの現状とフードバンク活動の紹介を行う。)

②フードバンク活動でつながる地域の団体交流会:フードバンク狛江

 (食品寄贈に取組む団体とフードバンクから提供される寄贈食品を活かして地域の様々な支援に取組んでいる団体の交流会を行う。)

・NPO法人フードバンクみたか

担当者:寺嶋佐妃子(メールアドレス:foodbankmitaka@gmail.com / 電話番号:080-5545-1169)

プロジェクト名:市役所でのフードドライブ

概要:市役所でパネル展示と家庭での余剰食品の寄付を受付する。

・NPO法人フードバンク奈良

担当者:平川理恵(メールアドレス:foodbank.nara@gmail.com / 電話番号:090-2286-4548)

プロジェクト名:フードドライブ強化月間

概要:スーパーや学校、公民館など数多くのフードドライブを実施する。


フードバンクとは

フードバンクとは、安全に食べられるのに包装の破損や過剰在庫、賞味期限間近などの理由で、流通に出すことができない食品を企業などから寄贈していただき、必要としている人々へ無償で提供する活動です。

フードバンクに余剰食品をご寄贈いただくことで、食に困っている方々へ温かい支援の手を差し伸べることができます。

フードバンク活動全体像


全国フードバンク推進協議会を通してフードバンク団体へ寄贈できる食品の例:

  • 賞味期限が2ヶ月以上残っている食品

  • 安全に消費できる食品

  • 包装に破損がない食品(多少の破損は問題ございません)

  • 在庫過多の製品や季節限定食品

  • 未開封の常温製品、冷蔵製品、冷凍製品

※個人の方々からの食品寄贈はお受けしておりません。

フードバンク団体へ寄贈できる食品の例:

  • 賞味期限が2ヶ月以上残っている食品(製品や団体によって違うことがございます)

    安全に消費できる食品

  • 包装に破損がない食品(多少の破損は問題ございません)

  • 未開封で常温保存可能な食品(缶詰、乾物、インスタント食品など)

詳細についてはお近くのフードバンク団体へお問い合わせください。


全国フードバンク推進協議会では10月の「食品ロス削減月間」に向けて、余剰食品を有効活用し、食の支援を必要としている世帯への支援を強化するため、食品寄贈の呼びかけを強化しています。

ご寄贈いただける食品が多くの方々の生活を支える大切な一助となります。

皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております。


■お問い合わせ先

一般社団法人 全国フードバンク推進協議会

[担当者] 田原

[TEL]   03-6912-9444

[Email]  info@fb-kyougikai.net

活動内容:政策提言活動、広報活動、フードバンク団体へのノウハウ支援、食品寄贈の仲介

ミッション:明日の食事に困る人のいない社会をつくる

URL:https://www.fb-kyougikai.net/


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会社概要

URL
https://www.fb-kyougikai.net/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都豊島区池袋2-61-4 エヌアイビル3階
電話番号
03-6912-9444
代表者名
米山 廣明
上場
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資本金
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設立
2015年11月