第2回ニューロダイバーシティアワードグランプリにNHK for School「でこぼこポン!」準グランプリに「HERALBONY」
〜ニューロダイバーシティの未来を切り拓く取り組みを表彰〜

B Lab(所長:石戸奈々子)は、2025年11月3日に開催した「第2回ニューロダイバーシティアワード(Neurodiversity Awards 2025)」表彰式において、今年度の受賞結果を発表いたしました。
ニューロダイバーシティアワードは、脳や神経の多様性を前提とした社会づくりに向け、研究、教育、テクノロジー、アート、ソーシャルアクションなど、多様な領域で革新的な取り組みを展開する個人・団体を讃えるアワードです。
■ 受賞結果

◆ グランプリ 「でこぼこポン!」(NHK FOR SCHOOL/日本)
多様な子どもたちの特性を温かく描きながら、ニューロダイバーシティの概念を自然に伝える教育番組として高く評価されました。子どもから大人まで幅広い層にポジティブな影響を与える点が決め手となりました。
◆ 準グランプリ 「HERALBONY」(株式会社ヘラルボニー/日本)
知的障害のある作家のアートを軸に、新たな文化価値を創出し続けている点が高評価を獲得。インクルーシブな社会の実現に向けた継続的な活動が高く評価されました。
◆ ニューロダイバーシティ賞
・「ダストレスeyeチョーク」
(日本理化学工業株式会社/日本)
視認性の向上と安全性にこだわったチョーク製品を通し、学びの場のアクセシビリティと多様な学習ニーズに寄り添う取組が評価されました。
・「認知症家族介護者の精神的負担を軽減するトレーニングシステム」
(東京工業大学 人間共生システム研究室/日本)
VR等を活用し、認知症の方の感覚世界を疑似体験することで家族介護者の理解促進と負担軽減につなげる研究が認められました。
・「The Autism friendly museum」
(Melbourne Museum/オーストラリア)
多様な感覚特性を持つ来館者に配慮した展示づくりとサポート体制の整備が、世界的に見ても先駆的な取り組みとして評価されました。
■ 審査について
審査は、ニューロダイバーシティ、脳科学、テクノロジー、アート、福祉などの第一線で活躍する専門家によって構成された審査委員会が、「革新性」「社会受容性」「持続可能性」の観点で実施しました。
公平性を担保するため、グランプリ受賞のNHK様については、出演者である審査員・鳥居みゆき氏は当該審査に参加せず、同様に準グランプリ受賞のHERALBONY様については、事業連携のある審査員・伊藤穰一氏は当該審査に参加しておりません。中立性を保ち、他の審査員により客観的な評価を行いました。
■ ニューロダイバーシティアワードについて
ニューロダイバーシティアワードは、ひとりひとりが特性を活かして活躍できる社会の実現を目指し、国内外から広く応募を受け付けるアワードです。
昨年度の第1回では7か国・177件の応募が集まり、今年も研究機関、企業、大学、行政、アーティストなど多様な領域から数多くの応募が寄せられました。
公式サイト:https://neurodiversityawards.org/
■ ニューロダイバーシティプロジェクトについて
ニューロダイバーシティプロジェクトは、展示会「みんなの脳世界」、研修事業、アワード事業などを通し、社会にニューロダイバーシティの概念を広げ、誰もが自分の「ちから」を発揮できる環境づくりを推進しています。
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