パラスポーツは企業課題のソリューションに ─ パラ・パワーリフティング流、応援と感謝が “結果を出す社員” を育てる

日本パラ・パワーリフティング連盟 マンスリーレポート(8月)

選手、コーチ、スタッフ、そしてファンやステークホルダーが一体となって喜びを分かち合う、理想の未来像をAIと協働し可視化したビジュアル

日本パラ・パワーリフティング連盟(JPPF)8月の活動をご紹介します。

 

私たちは、選手の活躍が社会に感動と勇気を与え、『身体で生きるすべての人をエンパワー』する力になるとの想いを持ち、この競技の魅力を多くの方に届けるため、月ごとの活動報告をしています。8月は、この競技が企業の人材育成や組織課題解決に役立つ新しいソリューションであることを示す取り組みが進展しました。

【8月のトピックス 】

 トピックス1: パラスポーツは企業課題のソリューションに

 トピックス2: 次世代会議 ━ 「感謝」が教えてくれた、世界への道

 トピックス3: 全日本選手権とパートナー募集

 トピックス4: 広報窓口開設と取材のご案内

トピックス1:パラスポーツは企業課題のソリューションに

8/27に開催された「TEAM BEYOND CONFERENCE」にて色々な事例を学び、カンファレンス後にはあらためてパラ・パワーリフティングが企業の皆様や社会にもたらす価値とは?を考え、再整理しました。その内容とは・・・

 

【企業様が活用いただけること3つ】

体験会

ステージでバーベルに向かう選手1人に観客の応援は集中する、という競技性から、「応援する&される」という応援を活用した、チームビルディングや社員のモチベーション向上を目的とした参加型プログラム。

選手講演会

選手の挑戦のストーリーから、社員教育や人材育成に仕事や人生に役立つ学びを提供します。

共創パートナーシップ

企業のマーケティングやCSR活動と連携し、パラ・パワーリフティングの活用効果をアンケート等を用いて具体的な数値で証明する取り組みを共に行います。

 

【パラ・パワーリフティングを活用するメリット3つ】

・結果を出す社員の育成
脳科学の研究では「脳は主語を区別しない」とされ、他者への応援の言葉は自分自身の脳にもポジティブな作用をもたらすといわれています。実際に、陸上でパフォーマンスが向上したという研究結果もありました。

さらに、結果とは「心 × 行動」で決まると私たちは考えており、どんな心の状態で行動するかが成果を大きく左右すると言えるので、パラ・パワーリフティングの応援を活用することで、

社員の心=行動の“質”をより良い状態に導き、「結果」そのものを高めることができます。

・モチベーション向上と幸福度の増進
感謝を言葉にすることで幸福ホルモンの分泌が促され、幸福度が25%向上するとも言われています。社員同士が「応援」と「感謝」を循環させることで、前向きな組織文化が育まれます。

パラ・パワーリフティングでは、観客の応援を一身に受けた選手が、ステージ上で感謝の気持ちを表す場面が多く見られます。「感謝の習慣が挑戦を支えている」と語る選手もいます。こうした文化を職場に取り入れることで、「ありがとう」が飛び交う環境が生まれ、社員の自己効力感が高まり、困難な課題にも挑む力を育むことにつながります。

隣にライバルがいて競う競技ではないため、選手は観客の応援を一身に受け、バーベルを持ち上げる
受けた応援に感謝を伝える選手

チームエンゲージメントの強化

競技特性である「一人に全員の応援が集まる」場面を活用した体験会では、社員同士の一体感や信頼関係が深まります。

 

【活用事例は?】

他社様の活用事例のご紹介や、この価値を体感いただけるよう、「企業交流会」を11月に企画中です。組織課題を解決する具体的なヒントが得られる場を提供したいと思っています。

トピックス2: 「次世代会議」   

お題 ━ 大切にしている言葉や名言を持ち寄ろう

 

選手とスタッフが垣根を越えて未来を語る「次世代会議」を毎月開催しています。8月のテーマは「大切にしている言葉や名言の共有」。ここでも「応援」と「感謝」の力が浮き彫りになりました。

 

このお題を選んだのは、「脳は主語を区別せず、他者への言葉も自分への言葉として認識する」、 だから応援することや、いい言葉を発することは、人のためでもあり、自分のためでもある、という考えを共有するためでした。印象に残ったお話をご紹介します

 

「感謝」が教えてくれた、世界への道

世界選手権出場が決定している 田中翔悟選手 が大切にしている言葉は「感謝」。きっかけは、まだ4歳だった娘さんから、「パパはどんな気持ちで練習に行ってるの?」と問いかけられたことでした。

田中選手はハッとさせられました。それまで、今日の練習をどうこなすかという「目先の行動」だけを考えていたことに気づかされたのです。しかし、娘さんの「わたしは、パパに世界一になってほしいと思ってるよ」という言葉に触れ、自分の挑戦は、支えてくれる家族や仕事仲間といった「周りの存在」のおかげだと感謝の思いがめぐり、トレーニングへの向き合い方が根本的に変わりました。

その後、練習場には神棚を置き、毎回「何のために練習しているのか」と自分に問いかける習慣が。感謝を持って取り組むことで、練習の質は飛躍的に向上したと実感している、とのお話しをシェアしてくれました。

トピックス3: 全日本選手権とパートナー募集

「緊張・爆発・歓喜の3秒ドラマ」が繰り広げられる 、世界レベルの戦いを多くの観客、そしてメディアの皆様にぜひご体感いただきたく、「第26回全日本パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会」開催を8月に発表しました。(こちら

2026年1月17日(土)~18日(日)、日本財団パラアリーナ で開催されます。

2028年ロスパラリンピックに向けて重要な意味を持つとともに、2026年名古屋で開催されるアジパラに向けても重要な意味を持つ試合となります。

大会のキャッチコピーは「Collaboration makes us Stronger」 。

この理念に共感し、共に選手の限界への挑戦と感動のドラマを創り出す共創パートナーを12月中旬まで募集しています。

 

トピックス4:広報窓口開設と取材のご案内

この度、連盟公式ウェブサイトに「広報窓口」を新設いたしました。パラ・パワーリフティングを活用した企業の課題解決や、選手の挑戦に関する取材など、お気軽にお問い合わせください。

 競技に関する取材:

 毎週月・水・土

東京都パラスポーツトレーニングセンターでの練習会 

事務局に関する取材: 

パラ・パワーリフティング活用に関することや次世代会議については、いつでもご相談ください。

 

[イベント情報]

イベント名: パラ・パワーリフティングがお届けする「企業交流会」

 日程: 2025年11月中旬実施予定で日程調整中

 会場: 都内(銀座近辺)で調整中

 目的: パラ・パワーリフティングの活用事例紹介等 


 

パラ・パワーリフティングは「応援」と「感謝」を循環させることで、選手だけでなく社員や組織の力を引き出す競技です。

8月の活動が、その価値を企業の現場へと広げる大きな一歩となるよう、9月も選手強化と事務局部門両輪で活動してまいります。

 

補足: AIとの協働で可視化したチームの未来像について

(目指す共生社会)

当連盟では、インクルーシブとは「互いの得意を持ち寄ること」と定義し活動し、それにより持続的な成長ができる共生社会の実現を目指しています。このような定義のもとで行う企業や団体とのコラボレーションがもたらす可能性について、具体的なイメージをお伝えしていけるよう、マンスリーレポートでその月に行った取り組みを紹介していきたい、との想いから発行しています。

 

そして、AIとの協働を通じて作成したビジュアルは、選手、コーチ、スタッフ、そしてファンやステークホルダーが一体となって喜びを分かち合う、私たちの理想の未来像を表しています

 

(競技力向上に向けて)

JPPFは、選手の競技力向上と、それを支える事務局が一体となり活動しています。事務局は、選手の活躍が社会に感動と勇気を与え、『身体で生きるすべての人をエンパワー』する力になると信じ、日々の活動に取り組んでいます。そこで事務局では、強固なチームワークこそが競技力向上の鍵となると考え、2025年度は、選手、コーチ、スタッフ間の垣根を越えたコミュニケーションの活性化を最重要目標に掲げました。

 

私たちの目指す未来は、全ての選手が国内外の大会で自己目標を達成し、チーム全体が歓喜に沸く姿です。その感動はファンやステークホルダーにも広がり、明日への活力を生み出すと信じています。7月の活動も、この理想の実現に向けて歩みを進めることができました。

補足:未来を拓く対話の場『次世代会議』

選手・スタッフの主体的な成長と連盟の未来を築くため、新たな試み『次世代会議』が発足しました。立場や世代を超えた自由な意見交換の場となることを目指しています。

 

 『次世代会議』とは 

■定義:

立場や世代など関係なく、JPPFの未来を創るための語り合いの場

 

■目的:

チーム力アップで競技力アップ。なぜなら、選手の活躍が多くの方々に感動と勇気を与え、社会全体を元気づける力になれるから。

 

■背景:

大会後、選手の闘う姿に感動したり力を貰ったという多くの喜びや感謝・感動の声を多くいただきます。選手の活躍を通して、多くの方々に元気を届けていきたい、事務局として選手の活躍に貢献できることはコミュニケーションアップを図ること、という答えに。

 

■実施方法:

月に1回程度、有志が集まって1時間ほど話をする、基本的にはオンライン、合宿では対面

 

■内容:

「より良いJPPFの未来につながる事」の語り合い

 

■ルール

・考え方が違っても否定や拒絶をしない 

・自分と相手の違いを理解する 

・それぞれの想いを聞く

・遠慮せず自分の考えを言う

・共通点を見つける 

・・・このようなことができる場にする。

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会社概要

URL
https://jppf.jp/index
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区赤坂1-2-2 日本財団ビル4階
電話番号
03-6229-5423
代表者名
石田直章
上場
未上場
資本金
-
設立
1999年06月