【保育従事者アンケート調査】緊急事態宣言下での保育現場の子どもたちへの対応や、登園自粛解禁後に向けた取り組みは…?
〜HoiClue実施アンケート(有効回答数:1,567)〜
その結果、現在の保育従事者の勤務状況や園の職員体制、在宅勤務の場合に取り組んでいること、また登園自粛中の子どもたちへの対応や登園自粛解禁後に向けた準備などについて、1,567件の回答や意見が寄せられました。(アンケート実施期間:2020年4月28日〜2020年5月2日 )
※アンケート結果詳細::https://hoiclue.jp/800011166.html
■ アンケート実施の背景
新型コロナウイルス感染拡大やそれに対する措置を受け、保育現場には経験したことのない難しい保育への判断や、子ども、家庭への対応が求められています。そこで先に、HoiClueユーザーである保育者のみなさんに「今、どんなことを知りたい?」というアンケートを実施し(回答数:736件)、その結果を受けて4月末に本アンケートを実施。様々な園の対応や取り組みをお互いに知ることで、困難な状況を乗り切るためのヒントや励みを得ていただければという思いの元、回答結果をサイト上で紹介しています。
■ アンケート結果について
今回実施したアンケートでは、主に下記について質問しました。
・週にどれぐらい、“園”に出勤している?
・勤務体制はどうしている?
・休園や交代勤務等による、自宅待機の場合の扱いは?
・在宅勤務をしている場合の仕事内容は?
・登園している子どもたちのために今どんなことを配慮している?
・ずっと家で過ごしている子どもたちのために、今できることってなんだと思う?(どんなことをしている?)
・登園自粛解禁後に、登園人数が増えた時の対応として準備していることは?
休園や登園自粛対応を取る園が多い中、週3日以上出勤しているという保育者が全体の60%を超え、その上でシフト交代の勤務体制が取られているという声が半数以上という結果でした。
在宅勤務をする場合には、教材づくりや活動準備、保育案やおたより等の書類作成、研修やレポート作成等、今の状況を活かしてできることに取り組んでいるという回答が多数でした。
<家で過ごす親や子どもたちへの対応>※寄せられた保育現場の取り組みの一部
・お知らせや手紙などの送付
・担任からの電話連絡(園クラス携帯を使用)
・ぬりえや線かき、シール貼り、製作セットを自粛中の家庭へ郵送
・子どもたちへ製作物ポストカードやDVDを職員で制作して、各家庭へ送付
・家にいる子どもたちに向けて動画をとり、SNSやYou Tube、アプリを通して配信
・子どもたちへのZoom配信、Zoomでクラス懇親会や保育
長期間に渡り家で過ごす子どもたちや保護者のために、電話やメールでの保護者との連絡のほか、ホームページやSNS、動画配信などを通して子どもたちと積極的なコミュニケーションを維持していきたいと考えている園や保育者は多いようです。
<登園自粛解禁後に、登園人数が増えた時の対応として準備していること>
・保育室や園内の掃除や消毒、消毒用品の準備、健康観察カードの提出、換気、登降園時は玄関先での受け入れなど、感染防止対策の継続
・登園時間の確認、時差登園、もしくは学年ごとに日をずらしての登園
・自粛解禁=コロナウイルス消滅 ではないことを伝え、徐々に保育時間を伸ばしたい
・子どもたちが密にならないように過ごせるスケジュール作りなど
・分散して過ごせる人員配置
・心身の安定を最優先に考え園のリズムを整えたり、発散できるような活動を取り入れていく
・保護者の方々をねぎらいたい。登園自粛に協力してくれてありがとう!とお礼を言いたい
先が読めない状況下で、いま子どもたちのためにできることと、登園自粛がいつ解禁されても子どもたちをスムーズに受け入れられるような対策や準備を、模索しながらも並行して取り組んでいる現場の様子がうかがえました。
緊急事態宣言解除に向けた県もでるなど、地域によって保育の動向も変化していますが、多くの保育現場や保育従事者の現状やその尽力へのご理解とご協力を深めていいただくきっかけとなりましたら幸いです。
アンケートの回答の詳細は、HoiClueサイト内にて掲載しています。
【現在の保育現場の職員体制、子どもたちへの対応や取り組みについてのアンケート】
https://hoiclue.jp/800011166.html
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