《コロナ禍家計に関する緊急調査レポート≫臨時休校の影響で子育て世帯の半数以上が「食費」増加、8割の世帯で「交際費」「旅費」減少
~3割が家計の見直しを検討~
430万DL突破のカンタン家計簿アプリ「おカネレコ」を提供するスマートアイデア株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:江尻 尚平、以下「当社」)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、当社サービスユーザーのお金の使い方に関する意識変化・実態を把握するため、2,422名に対して「家計に関する意識調査」を実施しましたので、ご報告します。
【「家計に関する意識調査」主な結果】
●年代問わず、コロナウィルスに「不安を感じている」。年代があがるにつれ不安は高まり、また子育て世帯も強く不安を感じている。
●コロナウィルス感染拡大の影響で増えている出費は「食費」「日用品」。具体的には、衛生用品(マスク、除菌グッズ、石鹸など)や、臨時休校の影響で子供関連(おやつ、教材)の出費が増加している。
●コロナウィルス感染拡大の影響で減っている出費は8割の世帯で「交際費」「旅費・交通費」が上位を占めている。
●コロナウイルスの影響で、回答者の約3割(特にコロナ禍で出費が増えた、収入が減った人については約5割)が「お金の使い方を見直すきっかけになった」としている。
【調査背景】
国内で1月下旬より加速している新型コロナウィルスの感染拡大は、人々の毎日の生活行動を大きく変え、在宅勤務・週末の外出自粛・全国一斉休校などの様々な環境の変化により、一般家庭の家計・お金の使い方にも影響を及ぼしています。
総務省統計局は4月7日に、家計調査報告の2月分を公表しました。同月の2人以上世帯の消費支出は、1世帯あたり27万1735円で、前年同月比で実質0.3%減少しています。1年前と比べた世帯の消費支出は、うるう年で前年より1日多かった影響もあり、減少幅が縮小しましたが、外出自粛による減少や買いだめによる増加など、ここにもコロナウィルスの影響が大きく表れています。
当社においても、家計簿アプリ「おカネレコ」「おカネレコプラス」を利用している様々な年代・職種・収入額のユーザーのお金の使い方に関する意識の変化や、実際の出費や収入に関する実態を把握すべく、アンケート調査を実施しました。
【調査概要】
調査方法・対象者:家計簿アプリ「おカネレコ」「おカネレコプラス」ユーザーのうち、全国10代~70代の男女を対象にWEBアンケート方式で実施
調査期間:2020年3月19日(木)~2020年3月27日(金)
有効回答数:2,422名
【調査結果サマリー】
◇コロナウィルス感染拡大に不安を感じていますか?
全体では74%、各年代では60%以上のユーザーがコロナウイルス感染拡大に関して「不安を感じる」と回答した。中でも70代以上では85%のユーザーが「不安を感じる」と回答している。
慢性疾患を保有する高齢者が重症化するリスクが高いと言われることで高年齢層の危機感が高くなったと見られる一方、若年層になるに連れ割合が下がる傾向に。この危機感の差が昨今の若年層による感染拡大につながっている一因かもしれない。
◇コロナウィルスの影響により、どのような出費が増えていますか?
コロナウイルスの影響により増えた出費について質問したところ、TOP3には、「食費」「日用品」「医療用品」が上がった。年代別の棒グラフと子育て世帯の円グラフを見ると「食費」の回答率が高くなっている。学校が休校になり、昼食代分が食費に大きく影響していることが分かる結果となった。
◇コロナウィルスの影響により、どのような出費が減っていますか?
調査期間は春休み・お花見行楽シーズンであったが、コロナウイルスの影響で外出自粛やイベント等の中止が相次いだために「交際費」「交通費・旅費」の出費が減ったと思われる。「その他」の自由回答には外食費やレジャー代、趣味・習い事代等の回答が多い結果となった。
◇コロナウィルスの影響により、収入は減りましたか?
コロナウイルスの影響で収入に影響があった人は全体ではまだ少ないものの、職業別に見ると「自営業」では回答者の半数以上が「収入が減った」と回答している。コロナウイルス感染拡大及び緊急事態宣言に伴い、今後更に様々な職業において収入への影響が出るものと思われる。
◇「収入が減った」と回答した方、お金の使い方の見直すきっかけになっていますか?
コロナウイルスの影響で収入が減ったと回答したユーザーの52%がお金の使い方を「見直そう思う」どちらかといえば見直そうと思う」と回答した。収入が減ったことと合わせて、テレワークや自宅での生活が増えたことにより家計について考える時間が増えた人が多くなったと考えられる。
■消費経済ジャーナリスト 松崎のり子氏 コメント
「”非常時にも強い家計”にシフトチェンジを!」
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、家計のバランスが大きく変わろうとしています。本調査結果にあった「食費」や「日用品」のほか、在宅率が上がることにより、今後水道光熱費もじわじわ上がるでしょう。また、宅配・デリバリーに使うお金も増加すると思われます。逆に、交際費やレジャー費はぐんと減っているため、費目ごとの見直しというよりも家計全体をどう配分し直すかという視点が大事になってきます。新しく「ストック用」「宅配用」「テレワーク経費」などの項目を作って管理するのも方法です。
また、コロナの影響が長引くと、さらなる収入減もあり得ます。レジャーや旅行の中止などで浮いたお金は使ってしまわずに「予備費」としてキープしておくと安心です。
早めに、“非常時に強い家計”への準備を固めることを強くおすすめします。
<専門家 松崎のり子氏プロフィール>
消費経済ジャーナリスト。
『レタスクラブ』『ESSE』など生活情報誌の編集者として20年以上、マネー記事を担当。「貯め上手な人」「貯められない人」の家計とライフスタイルを取材・分析した経験から、貯蓄成功のポイントは貯め方よりお金の使い癖にあるとの視点で、貯蓄・節約アドバイスを行う。
【会社概要】
スマートアイデア株式会社は「世界の人々の人生を豊かにする便利なアイデアを提供する」を目標に、 世界の人々と協力してアプリ開発を行うFintechベンチャー企業です。
430万ダウンロードを達成した家計簿アプリ「おカネレコ」は、面倒な家計簿入力を「簡単に」、「早く」、「手間なく」することにより日々の出費の見える化を「習慣化」します。家計の見える化を習慣化することで、無駄な出費が減り、人生に使いたいところにお金を使うハッピーマネーライフを実現します。
会社名:スマートアイデア株式会社
所在地:東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町一丁目平和ビル8階
代表取締役:江尻 尚平
設立:2012年5月
URL:http://smart-idea.jp/company.html
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