Mattermost(ビジネスチャット)、20万人同時接続、マルチドメイン対応の高セキュアコラボレーションの新ラインナップ「Enterprise Advanced(エンタープライズアドバンス)」を発表
Mattermost 最上位ラインとして、Mattermost Enterprise Advancedを発表。20万人同時接続に対応、米国国防省基準のセキュリティを業務チャットに!
■Enterprise Advancedとは何か?
Enterprise Advanced は、Mattermost Professional と Mattermost Enterprise に続く、Mattermostの最新製品です。この製品は、マルチドメイン・セキュア運用のために強化された製品となります。具体的には、Agentic AI、ワークフローの自動化、インフラ面のさらなる強化、コンプライアンス、管理ツールを含む、ウェブ・デスクトップ・モバイル向けの包括的なメッセージング・コラボレーション・プラットフォームを提供いたします。現代的なツール群、またはレガシー環境とシームレスに統合し、高度なカスタマイズ、セキュリティ制御、DoD(米国国防総省)のゼロトラストやその他のセキュリティ標準に準拠した量子耐性通信を実現します。
※株式会社ヴィセントはMattermost.Incの公式代理店です。
URL: https://vicent.co.jp/products/mattermost/
■ Enterprise Advanced の主要機能
Enterprise Advanced は、大規模なマルチドメイン・セキュア運用における以下の課題に対応します:
・マルチユーザー・コラボレーション環境での機密データアクセスの制御
・データ漏出イベントへの迅速かつ効率的な対応
・チャンネルとファイルへの “ニード・トゥ・ノウ” に基づくアクセス制限
・組織、国、言語をまたぐ認可済みユーザー間の安全な接続



■ ミッション運用とサイバー防御要求に応える設計
Enterprise Advanced には、ミッション運用やサイバー防御の厳しい要求を支援する以下の機能が含まれます:(※:わかりやすい表現にて補足をしています)
1. ゼロトラストで分類された機密データアクセスの制御
高度なポリシーベースのゼロトラスト・アクセス制御をチャンネルとファイルに適用し、ユーザー属性、デバイスやネットワーク環境情報、認可情報データベースに基づいた動的で高度に細分化された制御を実現。中央および分散型のポリシー管理に対応した高度な制御が可能です。
※Mattermost Enterprise Advanced では、誰が・どこで・どんな端末からアクセスしているかなどの情報をもとに、チャンネルやファイルの閲覧・操作を細かく自動でコントロールできます。
管理者は「営業部の中でもマネージャーだけが見られるファイル」「社外ネットワークからはアクセス不可」といったルールを簡単に設定でき、これを中央で一括管理することも、部門ごとに個別管理することも可能です。
2. データ漏出イベントの対応
機密文書が誤って未分類チャンネルに投稿された場合、ユーザーがフラグを立てると即時に削除され、指定されたセキュリティレビュー担当チームに送信され、その詳細情報をすべて記録します。
※機密情報が間違って公開チャンネルなどに投稿されそうになった場合、Mattermostが自動的にそのメッセージをブロックします。また、投稿されたメッセージに対して誰かが「これはまずい」と気づいてフラグ(報告)を立てた場合、その投稿はすぐに削除されます。
さらに、その内容はセキュリティ担当チームに自動で送られ、いつ・誰が・何を投稿したかの記録も残されます。
3. ポスト量子暗号とエンドツーエンド暗号化
NIST準拠の量子耐性暗号アルゴリズムに対応。また、チャンネル内のグループメッセージにもエンドツーエンド暗号化を提供。
※「強力な暗号方式(NIST基準)」に対応しており、いま交わしているメッセージも、将来にわたって安全に守られます。また、**チャンネル内のやりとりは、会話に参加している人にしか見えない仕組み(エンドツーエンド暗号化)**になっていて、たとえシステム管理者でも中身を見ることはできません。
4. モバイル向けセキュリティ最適化
BYODを含むモバイルデバイスの保護に対応し、管理者はOSレベルの暗号化強制、脱獄・root禁止、スクリーンショットや録画の防止、ハードウェア生体認証の必須化などを制御対応可。また、ファイルをダウンロードせずにPDF、画像、動画を閲覧可能なセキュアファイルビューアも装備しています。
※例えば、私物スマホ(BYOD)を含むモバイル端末でも安全に使えるように、
スクリーンショット禁止や生体認証の必須化など、細かい制限を管理者が設定できます。
さらに、ファイルは端末に保存せず、そのまま安全に中身を確認できるビューアも備えています。
5. ミッションパートナー環境(多言語・多組織対応も)
カスタマイズ可能な Mission Partner Environments、クロスドメインコラボレーション構成、SIP/VOIP連携に対応。新機能「Automatic Channel Translation」により、多国籍組織やミッションチームが異なる言語でも読み書き可能です。
※複数の組織や国が関わるプロジェクトでも、それぞれの環境に合わせて自由にカスタマイズできる仕組みになっています。さらに、異なるネットワーク同士の安全な連携(クロスドメイン対応)や、電話・音声システム(SIP/VOIP)との連携も可能です。
新しく追加された自動翻訳機能(Automatic Channel Translation)により、英語と日本語など、異なる言語でもスムーズにやり取りできます。
6. エアギャップ/DDIL ワークフロー
既に多くのエアギャップ環境で導入されている Mattermost の強化版。Shared Channels により、ネットワーク切断時にもローカルユーザーが利用でき、再接続後にチャンネルを再同期可能。Microsoft Teamsとの連携時も、Teamsが停止しても独立稼働します。
※インターネットにつながっていない「エアギャップ環境」でも使えるように設計された強化版です。
ネットワークが一時的に切れても、ローカルで使い続けることができ、再びつながったときに自動で情報が同期されます。また、Microsoft Teamsと連携している場合でも、Teamsが止まっていてもMattermostは単独で動き続けられます。
7. 超高可用性
20万人規模の同時ユーザーを水平スケールで支えられる堅牢なアーキテクチャ。ゼロダウンタイムでのアップグレード、ローリングデプロイに対応し、オンプレミス・AWSやAzureなどクラウド環境いずれでも展開可能です。
※最大20万人が同時に使っても問題ないほど、しっかりしたシステム設計になっています。
システムを止めずにアップデート(ゼロダウンタイム)や順番に更新するローリングデプロイにも対応。自社サーバー(オンプレミス)でも、AWSやAzureといったクラウドでも使える柔軟な構成です。
8. プレミア/エンタープライズサポート
24×7体制でのエンタープライズサポート(4時間以内応答)、およびプレミアサポートには専用チャネル、シニアエンジニアとの連携、画面共有・音声通話対応が含まれます。
■ 製品ロードマップ
提供開始:2025年7月
以降、ゼロトラストセキュリティ機能、分類情報制御、エアギャップ/DDILワークフロー強化、ミッションパートナー環境対応など、継続的な機能強化が予定されています。
価格:現在、都度お見積りとなります。
進化していく、ビジネスチャット、Mattermostにぜひご注目ください。

Mattermost Enterprise Advanced は、防衛、インテリジェンス、サイバーセキュリティ、重要インフラなどミッションクリティカルな環境において安全性と信頼性とスケーラビリティ、自動化対応を必要とする組織に最適な次世代プラットフォームです。

会社名:株式会社ヴィセント
東京本社:東京都千代田区神田須田町1-7-8 VORT秋葉原IV 7F
名古屋オフィス:愛知県名古屋市中区丸の内3-19-23 5th F.P.Sビル8階
代表者:代表取締役 高橋 誠
※高橋の「高」は正式には「はしご高」です。
設立:2006年3月7日 決算3月 (2006年4月1日から営業開始)
【お客様からのお問合せ先】
TEL:03-6206-9076
(平日10:00-18:00)
e-mail:info@vicent.co.jp
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