【Amobee調査】『Clubhouse (クラブハウス)のメインユーザーは?本国アメリカでブームになったきっかけと主な関心層を分析。』

新しいカタチのエンタメと著名人の参加がブレイクのトリガーに。急激に注目が集まったのは2020年12月から。

Amobee(アモビー)

Amobee Japan(所在地:東京都品川区、社長執行役員:城西將恒、以下「Amobee」)は、Amobee Brand Intelligence(以下、ブランド・インテリジェンス)を使用し、今話題の「Clubhouse (クラブハウス)」に対するアメリカ市場のトレンドの分析を実施いたしました。



【分析結果のポイント】
  • 新しいカタチのエンタメと著名人の参加がブレイクのトリガーに。急激に注目が集まったのは2020年12月から。
  • 当初はClubhouseへの懐疑的な意見もあったが、半年ほどでTwitterがライバル視する存在となる。
  • Clubhouseの主な関心層は35-44歳の年収1,000万円以上の人々


アメリカ消費者視点でのClubhouseに対する関心
 Amobeeは、自社ソリューションでありデジタル上の消費者動向を把握できるブランド・インテリジェンスを使用して、今話題の「Clubhouse (クラブハウス)」に対するアメリカ国内でのリリースからの関心の変遷および主な関心層を他ソーシャルメディアとの比較から分析しました。


新しいカタチのエンタメと著名人の参加がブレイクのトリガーに。急激に注目が集まったのは2020年12月から。
 Clubhouseは元Google社員のポール・ダヴィソン氏とローハン・セス氏が創業した、2020年4月にサービスが開始された音声系SNSである。下図はサービス開始以降のClubhouseへの関心を示したグラフである。Clubhouseへの関心は2020年12月頃をピークとし、そこから関心が高い傾向が続いている。この時期にClubhouse上でラッパーのルーペ・フィアスコ氏が自身の楽曲を披露したり、ライオンキングの俳優陣がパフォーマンスを実施したりすることで、新しいエンターテイメントの接触機会が生まれ、Clubhouseへの関心が急激に高まった。また、SpaceXとTeslaの最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏、Facebookの最高経営責任者(CEO)のマーク・ザッカーバーグ氏がClubhouseに登場したことで高関心が続くこととなった。

【Clubhouseに対するアメリカ消費者の関心度 (2020/04/13 - 2021/02/09)】

 

 

 


懐疑的にも見られていたClubhouseは、半年でTwitterがライバル視する存在に。
 盛り上がりが大きくなる2020年12月以前にもClubhouseには関心を集める機会が何度かあった。リリース直後の5、6月では賛否両論の意見が確認された。シリコンバレーの一部で注目が集まり「Zoomの次のトレンドになるのではないか」というポジティブな意見もあった一方、収益化や規模拡大への道筋が見えないといったネガティブな意見も存在した。7月に入ると、創業者からClubhouseのユーザーへの感謝、将来の計画に関するメッセージが発信され、再度アメリカ市場で関心が高まった。その後2ヶ月ほどは大きな関心はなかったが、Clubhouse内での人種差別やヘイトスピーチが問題となり再度注目を集めた。ネガティブな面をきっかけとはしているが、影響力が大きいことを示したようだ。10月にはメディア記事で「Clubhouseを始めとしたオーディオ関連スタートアップへの期待感が高い」といった内容が掲載されることや、巨大テック企業のTwitterがClubhouseを意識した音声チャットルーム「Spaces」の実装を計画しているという発表もあって、ますます世の中の関心を集めることとなった。

【Clubhouseに対するアメリカ消費者の関心度 (2020/04/13 - 2020/12/03)】



他SNSと異なる特徴的なユーザ層:35-44歳の年収1,000万円以上がClubhouseの主な関心層
 アメリカ国内でClubhouseに関心のある層は他のソーシャルメディアと異なり、35-44歳の年収1,000万以上の人々であることが特徴的である。特に年収2,000万以上の層における関心が顕著に強い。主要なソーシャルメディアの関心層は下図で示すようにInstagramでは女性層、Twitterは年齢および年収帯にばらつきがなく、Spotifyでは13-17歳の学生層である。またこれらのソーシャルメディアはClubhouseほど関心層の偏りに大きな差がない。Clubhouseは現状特定の層からの圧倒的な支持を得ている。

【ソーシャルメディア別関心層の特徴】
※数値の説明
 1がニュートラル、1より大きいと全体よりも関心が高く、1より小さいと全体よりも関心が低い。

 

 
本国アメリカ市場を考慮した今後日本での可能性
 Clubhouseのアメリカでのトレンド変化から、今後日本でも音声での生配信を活かしたプロのパフォーマンスの実施(落語や講談、異なるアニメに出演する声優陣の交流など)や起業家のビジョンをリアルタイムで聞く機会がますます増え、Clubhouseならではの新しい体験により注目が集まる可能性がある。また現状日本では幅広い人々に利用されているように感じられるものの、アメリカのメインユーザーの傾向同様、特定のユーザーに強く刺さり続けることでユーザー層は偏ってくることも考えられる。

【分析要項】
・ソリューション:ブランド・インテリジェンス
・分析対象国:アメリカ
・分析対象期間::2020年4月13日ー2021年2月9日(特に明記ない場合)
・分析内容:『Clubhouse (クラブハウス)』に関するトピックの分析
・分析実施機関:Amobee Japan(アモビージャパン)



【Amobee Brand Intelligence (ブランド・インテリジェンス)】
ブランド・インテリジェンスは、デジタル上のコンテンツに対する消費者のエンゲージメントを測定するソリューションです。様々なデータソースを独自技術によって解析することで、特定のトピックやブランド、イベントに関するイメージや消費者、時系列トレンドなどを把握することができます。


【Amobee(アモビー)について】
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会社概要

Amobee Japan合同会社

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URL
https://amobee.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区上大崎3-1-1 目黒セントラルスクエア8階
電話番号
03-4577-7567
代表者名
城西將恒
上場
未上場
資本金
10万円
設立
2013年03月