自社の電力を最適・最安に。法人向けエネルギー調達プラットフォーム「エネオク」を運営するエナーバンクがジェネシア・ベンチャーズより約5,000万円の資金調達を実施
2018年10月のサービス開始以降、452施設が利用し、総取扱額は42億円を突破。
■国内No.1のBtoBエネルギープラットフォームカンパニーへ
株式会社エナーバンクは「エネルギーをもっとシンプルに」というビジョンのもと、2018年7月に創業し、電力需要家である法人事業者が日本全国の小売電気事業者から最適・最安の電力契約に切り替えることができる仲介サービスとして、リバースオークション(競り下げ方式入札)の仕組みを活用した業界初の法人向けエネルギー調達プラットフォーム「エネオク」を提供してきました。
サービス開始以来、増え続ける小売電気事業者の中から需要家にとって最適な電力調達を行う難易度の高まりや、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動の減速によるコスト削減のニーズ拡大を背景に、順調にオークション実績を伸ばしてまいりました。
工場やオフィス・ビル、飲食店等の、多くの電気を消費する様々な施設を抱える法人のお客様が、エネオクを通じて電力コストの削減を実現しています。年間で数百万円から、場合によっては1,000万円を超える電力コストの削減をすることが可能となります。
このたびの資金調達では、「エネオク」の開発運営及び営業販売体制を強化し、全国の民間施設、官公庁・自治体が最適・最安の電力調達ができるようサービスを拡充していきます。今後、ますます複雑化する電力・エネルギー領域において、常にお客さま目線に寄り添った公正かつ公平なNo.1のエネルギー調達プラットフォームを目指します。
■再生可能エネルギーの普及推進に向けて環境省とも連携
エネオクは、2019年11月に環境省における「RE100(再生可能エネルギー100%)※」の調達選定システムとして採用され、また2020年6月には環境省より公的機関のための再エネ調達実践ガイドにも掲載されました。経済性と環境性の両面を考慮した電力の調達手法として「エネオク」は注目を集めています。
※「RE100(アールイーヒャク)」とは
グローバル企業の再生可能エネルギーの導入拡大を進める取組みであり、遅くとも2050年までに再エネ100%を達成することを要件として、2030年や2040年の中間目標の設定を推奨するなど、長期的な目標としての再エネ100%を宣言することを想定した国際イニシアチブです。環境省は「RE100」のアンバサダーとして官公庁および民間企業への再エネ導入を推進しており、世界全体で235社、日本からも34社が加盟しています。(2020年6月6日時点)
■提供サービス
・電力リバースオークション「エネオク」
https://auctions.enerbank.co.jp/
・環境価値取引プラットフォーム「グリーンチケット」
https://www.greenticket.jp/
■販売パートナー、アライアンス事業者を積極募集
コロナ禍における光熱費の削減や脱炭素に向けた再エネ導入など、電力・エネルギーに関連して企業は多くのアクションを実施しなければいけませんが、電力市場の専門性の高さによって取引コストは高止まりしている状況です。「エネオク」は、お客さま目線でエネルギーを誰でもわかりやすく、簡単に使える電力調達ツールとして、創業者の2名が長年積み上げてきた電力業界におけるノウハウを注ぎ込んで開発してきました。
環境省にも採用されたリバースオークション「エネオク」を活用し、全国の事業者や自治体への導入拡大を進めるに当たって、販売パートナー、アライアンス事業者とのコラボレーションを積極的に推進しています。
・「エネオク」販売パートナーをご検討の方はこちら
https://form.run/@press
■株式会社エナーバンク 代表取締役 村中健一 コメント
今回の資金調達で、2年間積み上げてきた実績を活かし全国に認知を拡げていきます。昨今の脱炭素やSDGsの加速、さらにコロナ禍において、業界の変革が求められるタイミングで、社会に必要とされる企業へと推進していきます。株主の皆様とは、叡智を結集し連携を図ることで、世の中に「エネオク」をインストールしていきます。
<代表経歴>
学生起業家選手権コンテストで優勝 Webサービス「tetol(テトル)」
ソフトバンクで経産省エネルギープラットフォームプロジェクト主担当
電力自由化のタイミングで電力見える化プロダクト開発・ビジネスリーダー
ソフトバンクアカデミア3.5期
■株式会社エナーバンク 共同創業者COO 佐藤丞吾 コメント
電力全面自由化から4年経過した今も、いまだ需要家とエネルギー業界の距離は遠い状況です。逆にエネルギーの仕組みはどんどん複雑化し、需要家の選択難易度は高まる一方です。
投資家様や多くの関係者様にもご支援いただきながら、需要家とエネルギー業界の距離を縮めるコミュニケーションプラットフォーム「エネオク」の拡大を目指していきます。
<共同創業者経歴>
国際航業で再エネ導入やスマートシティ開発関連のコンサルティングに従事
太陽光&蓄電池導入効果・電気&ガス料金診断サービス エネがえる」を企画・事業化
自社スマートシティ事業、グリーン電力証書事業立ち上げ
■投資家コメント
株式会社ジェネシア・ベンチャーズ CEO 田島聡一氏/インベストメント・マネージャー 水谷航己氏
ジェネシア・ベンチャーズでは、製造業や建設・不動産、ヘルスケア等の巨大市場のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進するスタートアップに数多く投資支援をしています。
電力・エネルギー業界においては、電力小売の完全自由化以降、数多くの小売事業者が参入したことで多様な選択肢から企業が自社に最適な電力プランを選択する難易度が上がり、小売電気事業者との取引コストが高止まりしている状況です。ここに、真に顧客目線に立って最適な電力選択を支えるテクノロジーの介在余地があると考え、村中さん・佐藤さんが率いるエナーバンクに投資を決めました。
電力業界のDXを通じて電力流通の最適化を目指すエナーバンクとともに、持続可能かつ産業競争力の高い社会を実現していきます。
■電力オークション「エネオク」について https://auctions.enerbank.co.jp/
「エネオク」は、WEB上で電力リバースオークション(競り下げ方式入札)を行い、施設を保有する法人事業者と小売電気事業者をマッチングする国内初のサービスで、2018年10月より開始し全国エリアで展開しています。従来の電力切替えに必要だった複雑なプロセスを、ワンストップで提供することで手間なく最適な電力のコスト削減を実現します。
■会社概要
株式会社エナーバンク https://www.enerbank.co.jp/
代表者:村中健一
所在地:103-0027 東京都中央区日本橋2丁目1-17丹生ビル2階
設立:2018年7月
事業内容:電力オークション「エネオク」の開発、運営
環境価値プラットフォーム「グリーンチケット」の企画
グリーン電力証書発行事業者 事業者コードA65
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