生成AIを業務に導入している従業員数100名以上1,000名未満の中小企業の約9割が、導入効果を実感している!株式会社D4cアカデミーが「中小企業における生成AI活用の実態と課題に関する調査」を実施!

株式会社D4cアカデミー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:和田 陽一郎)は、生成AIを業務に導入している、従業員数100名以上1,000名未満の中小企業経営者を対象に「中小企業における生成AI活用の実態と課題に関する調査」を実施しました。この調査結果から従業員数100名以上1,000名未満の規模の中小企業における生成AIの業務への活用の実態や課題などが明らかになりました。
<背景>
近年、日本では少子高齢化の進行に伴い、企業における人手不足が深刻化しています。特に中小企業を中心に、業務負担の増加や労働力確保の難しさが、経営における大きな課題となっています。一方で、大企業ではDXの一環としてAI導入が加速しており、業務効率化や生産性向上の取り組みが進んでいます。こうした流れは中小企業にも波及しつつあり、競争力を維持するためにはAI活用が不可欠となることが予想されます。ここ数年で飛躍的な進化を遂げた生成AI技術は、これまで人手に頼らざるを得なかった複雑な業務を効率化し、企業が直面する人手不足という課題を根本から解決する可能性を秘めています。
しかしながら、Microsoft社のビジネスシーンでのAI実用化に関するレポート「2024 Work Trend Index Annual Report」※1によると、日本で生成AIを業務に活用しているナレッジワーカーの割合は32%で19か国中最下位の結果であることがわかります。このように人手不足の解消に生成AIを活用することが期待されながらも、その活用が進まない背景には、技術的・心理的障壁やコスト面での不安など、さまざまな要因が絡んでいる可能性が考えられます。そこで、生成AIの総合研修プラットフォーム「生成AIナビ」を運営する株式会社D4cアカデミーは、生成AIを導入している企業の生成AI活用に関する課題を明らかにするべく調査を実施しました。
本調査では、生成AIを業務に導入している、従業員数100名以上1,000名未満の中小企業経営者を対象としています。
<調査サマリー>
・生成AI導入の目的は既存業務を効率化や改善させることが主流
・現在導入している生成AIの選定理由は企業によって様々
・生成AIを業務に導入した従業員数100名以上1,000名未満の中小企業経営者の約9割が、生成AI導入の効果を少なからず実感している
・実際に生成AIを導入した結果、最も効果を実感した人が多いのは「社員の負担軽減」
・生成AIの活用を促進するために行われている社内的取り組みは様々あり、その中でも比較的多く行われているのは「社内研修やトレーニングの実施」や「社内マニュアルやガイドラインの整備」
<調査概要>
調査期間:2025年2月20日~2月27日
調査方法:インターネット調査
調査対象:生成AIを業務に導入している、従業員数100名以上1,000名未満の中小企業経営者(20代以上の男女)
調査人数:103名
モニター提供元:RCリサーチデータ
生成AI導入の目的は既存業務を効率化や改善させることが主流
まず、「生成AI導入の一番の目的」を尋ねる設問への回答では、1位が「業務効率化」で26.2%、2位が「生産性向上」で22.3%とこの2つが20%を超えており、ついで「コスト削減」「新たなビジネスチャンスの創造」と続いています。この結果から、生成AIの導入は新たなビジネスチャンスを創出したり、イノベーションを生み出すことよりも、既存業務の効率化や改善を目的としている人が多いことがわかりました。

現在導入している生成AIの選定理由は企業によって様々
次に「現在導入している生成AIの選定理由」を問う設問の回答では、1位の「特定の業務や用途に特化した機能が優れていたため」を始めとして上位5つの回答が3割前後の回答率という結果になりました。この結果から、現在導入している生成AIの選定理由は、企業により様々であり、機能の優位性や信頼性、既存システムとの連携のスムーズさなど、重視するポイントが一律でないことが分かりました。

生成AIを業務に導入した従業員数100名以上1,000名未満の中小企業経営者の約9割が、生成AI導入の効果を少なからず実感している
続いて「生成AIを導入して、効果をどの程度実感しているか」を尋ねる設問への回答では、1位が「ある程度実感している」で50.5%、2位が「非常に実感している」で38.8%という結果になりました。1位と2位の回答を合計すると回答率約90%となり、生成AIを業務に導入した従業員数100名以上1,000名未満の中小企業経営者の約9割が、生成AI導入の効果を少なからず実感していることが判明しました。

また、「生成AI導入の一番の目的」ごとの効果の実感については、「コスト削減」
「イノベーションの促進」「人材不足への対応」と解答された方の数値が高く、生成AIを導入することでこれらの目的が達成できたことが伺えます。

尚、「現在導入している生成AIの選定理由」ごとの効果の実感では「補助金や助成金を活用でき、導入コストを抑えられるため」と回答した方は他の理由を回答された方に比べ、生成AI導入の効果を実感している割合が高いことが分かります。
他の理由についても実感していないという回答は10%前後であり、明確な理由をもって選定することが満足度につながると考えられます。

実際に生成AIを導入した結果、最も効果を実感した人が多いのは「社員の負担軽減」
また、生成AIを導入して、効果を実感していると回答された方に「実際に生成AIを導入した結果、どのような効果を実感しているか」を尋ねる設問の回答では、1位が「社員の負担軽減」で50.0%、2位が「業務時間の短縮」で39.1%、3位が「データ分析の精度向上」で37.0%という結果になりました。この結果から、生成AIの導入により「社員の負担軽減」の効果を感じた人が多いことがわかりました。

生成AIの活用を促進するために行われている社内的取り組みは様々あり、その中でも比較的多く行われているのは「社内研修やトレーニングの実施」や「社内マニュアルやガイドラインの整備」
次に、生成AIを導入して、効果を実感していると回答された方に「生成AIの活用を促進するために、社内でどのような取り組みを行っているか」を尋ねる設問の回答では、1位の「社内研修やトレーニングの実施」を始めとして、上位6つの回答が回答率30%前後で並ぶ形となりました。この結果から、生成AIの活用を促進するために、企業により様々な取り組みが行われていることが分かり、その中でも比較的多くの企業で行われているのは「社内研修やトレーニングの実施」や「社内マニュアルやガイドラインの整備」であることが明らかになりました。

生成AIを導入して効果を実感できていない理由は企業により様々
また、生成AIを導入して、効果を実感していない(「あまり実感していない」という回答も含む)と回答された方に「生成AIを導入して効果を実感できていない理由」を尋ねたところ、以下に示す回答が得られました。企業ごとに様々な課題を抱えているという実態が明らかになりました。

生成AIの活用を促進するために、必要だと思うことも企業により様々
調査の最後、生成AIを導入して、効果を実感していない(「あまり実感していない」という回答も含む)と回答された方に「生成AIの活用を促進するために、何が必要だと思うか」を尋ねる設問の回答では、以下に示す回答が得られました。企業ごとに生成AIを導入して効果を実感できていない理由も様々であることがわかりました。

まとめ
今回の調査により、従業員数100名以上1,000名未満の中小企業の生成AI導入の目的トップ3は、1位「業務効率化」、2位「生産性向上」、3位「コスト削減」であり、現在導入している生成AIの主な選定理由は「自社の業務や用途に特化した機能の優位性」や「信頼性」であることがわかりました。また、生成AIを業務に導入した従業員数100名以上1,000名未満の中小企業経営者の約9割が、生成AI導入の効果を少なからず実感しており、実際に生成AIを導入した結果、最も効果を実感した人が多いのは「社員の負担軽減」であることが明らかになりました。尚、生成AIの効果を実感できている企業は、生成AIの活用を促進するために、様々な取り組みを行っており、その中でも比較的多くの企業が行っているのが「社内研修やトレーニングの実施」や「社内マニュアルやガイドラインの整備」であることがわかりました。
本調査の結果から、生成AIの活用を促進するために「実践的な社内研修の実施」が必要だと考える経営者が多いことがわかりました。株式会社D4cアカデミーが運営する生成AIの総合研修プラットフォーム「生成AIナビ」では、様々な生成AIの活用に関する知識・スキルを企業の課題や目的に応じて学ぶことができます。
調査実施会社

株式会社D4cアカデミー
所在地: 〒103-0024 東京都中央区日本橋小舟町8-6 H¹O日本橋小舟町5階
代表者:代表取締役社長 和田 陽一郎
事業内容:データサイエンスに関する下記事業、スクール運営、研修・セミナー・講演会の企画・運営、研修・セミナー・講演会への講師派遣、人材育成についてのアドバイザリー、人材紹介事業、人材派遣事業

株式会社D4cアカデミーが運営する生成AIの総合研修プラットフォーム「生成AIナビ」では、リーズナブルな受講料金で、最短1時間から様々な生成AIに関する研修を受講可能です。企業の課題や目的に応じ、対面やEラーニングなど柔軟な形式で提供し、最適なAI活用の実現をサポートします。詳細はこちらをご覧ください。
生成AIナビ URL:https://d4c-academy.org/seiseiainavi/
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