[生体データ×AI] ドライバー・作業員の安全・健康を守る「enstem」が1.4億円の資金調達を実施

ドライバーおよび作業員の事故率削減・作業効率の改善を目指し、生体データを活用したプロダクトの事業促進を目指します。

株式会社enstem（本社：東京都中央区、代表取締役社長：山本寛大、以下当社）は株式会社マーキュリアインベストメントが運営するマーキュリア・サプライチェーン投資事業有限責任組合をリード投資家として、株式会社長瀬産業、既存投資家のICJ2号ファンド投資事業有限責任組合の3社を引受先とした第三者割当増資により1.4億円の資金調達を実施ししたことをお知らせいたします。

この度の調達資金は、プロダクト開発、人材採用・育成、マーケティングに活用し、事業拡大を目指します。今回のラウンドを1stクローズとし、2ndクローズに向けて、調達を継続して行っていきます。

株式会社enstemについて

当社は「ヒトのまだ見ぬ可能性を呼び起こし、すべての人に最高の生き方を」というビジョンのもと2019年6月に創業し、生体データ事業を展開してまいりました。2022年6月にドライバー向けに特化した「Nobi for Driver」をリリースし、2年半で累計導入数は300社を超える成長を続けております。

また、昨年は作業員向けサービスの「MAMORINU」をリリースしました。MAMORINUは製造業や倉庫業、保守・保全業務などの現場作業員向けに展開しており、Nobi for Driverの基本機能に、作業記録・報告、作業リスクの可視化等の機能を追加し、健康・安全管理に加えて、業務改善を支援するサービスです。

資金調達の目的

プロダクト開発体制の強化

「Nobi for Driver」および「MAMORINU」の業務品質向上・効率化を目指したプロダクト開発をメインに、よりお客様に寄り添った事業展開を行ってまいります。

採用の強化

事業拡大に伴い、様々な役職を増強してまいりますが、その中でも大きく新規営業/カスタマーサクセスの人員を増強してまいります。また、事業の拡大とともにバックオフィス体制の構築も行ってまいります。

マーケティング活動の強化

より多くの方に弊社のサービスを認知していただくために、展示会などのオフラインのマーケティングおよびWeb広告などのオンラインでのマーケティング活動を強化してまいります。

リード投資家からのコメント

株式会社マーキュリアインベストメント - ベンチャー投資戦略 投資責任者 藤田紘平氏 / バイス・プレジデント 三木大輔氏

ベンチャー投資戦略 投資責任者 藤田紘平氏

バイス・プレジデント 三木大輔氏

この度、マーキュリア・サプライチェーンファンド（MSCF）よりenstemへリード投資家として出資参画いたしました。

MSCFは物流・サプライチェーンの課題解決に資するプラットフォームになることを目指しています。物流業界に限らずエッセンシャルワーカーの不足が叫ばれる中、ハードウェアやソフトウェアを活用して現場の効率化や省人化に取り組む企業が注目を集めています。一方、enstemは健康や安全の課題を解決し、現場で働く人々のポテンシャルを引き出すアプローチを取っており、プロダクト開発も現場のニーズを反映させて行われています。

マーキュリアの経営理念である「幸せの総量を最大化する」を様々な業界で働く人々に対して実現する可能性があると評価しており、enstemの事業成長をリード投資家として支援できることを大変嬉しく思っています。

代表メッセージ - 株式会社enstem 代表取締役 山本寛大

株式会社enstem 代表取締役 山本寛大

この度、総額1.4億円の1stクローズにて資金調達を実施いたしました。ご出資いただいたパートナーの皆様に、心より感謝申し上げます。

今回の調達を通じて、ドライバーおよび作業員向けプロダクトのさらなる拡充を図り、協業を推進することで、人々の安全・安心を支える新たな価値を創出してまいります。また、組織体制の強化にも注力していくことで、事業の成長を加速させていく所存です。

創業以来、多くの出会いに恵まれ、社内外を問わず多大なご支援をいただいていることに、深く感謝しております。これからも、皆様からのご支援を力に変え、仲間や社会へと還元できるよう尽力してまいります。今後とも変わらぬご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。