LexxPluss、EV設備投資需要を受け次世代の自律搬送システム開発へ29億円の投資
日本・米国での自動車生産市場向けプロダクト開発加速
NEDO DMP 採択内容について
NEDOは、「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業」として、国や世界全体で対処すべき経済社会課題の解決にも資すると考えられる革新的な技術の研究開発に取り組んでいる「ディープテック・スタートアップ」を対象とした助成事業を実施し、LexxPlussは、量産化実証フェーズであるDMPフェーズにて採択されることとなりました。
事業名称:混流生産向けの人共存環境下での重量搬送ロボット開発と海外展開
パートナーVC:DRONE FUND
事業期間:2023年9月21日ー2025年7月31日
投資事業について
テスラを筆頭に新設EV工場の自動化が注目される一方で、本国の基盤である製造・自動車産業の従来型の自動車生産工場は、EV等の消費者ニーズに合わせ、ガソリン車を生産しつつも新しいEVを生産する「混流生産」を可能にする柔軟性の高い生産設備へ改進が求められています。LexxPlussはその生産設備の組み立て工程の柔軟性を上げるために、大規模な人共存自律搬送システムの開発および製品化に投資をし、現在事業展開している、日本および米国だけではなく、欧州への展開をしていきます。
投資技術領域
LexxPlussは、合わせて4つの技術領域に投資をしていきます。
【①次世代自動搬送システム】
まずは、自動車生産工場や自動車部品生産工場で求められる高耐久性・高搬送能力を有した自動搬送システムの開発に着手します。また、国際安全規格ISO3691-4を準拠した高い安全性と効率性の双方を両立させたシステム開発を行います。
【②サイクルタイムの高度推定機能】
生産現場では、モノの流れのサイクルタイムをモニターし改善することで、工場全体のカイゼン活動を行います。サイクルタイムの可視化・推定・改善がその場でできる自動搬送システムのサイクルタイムの高度推定機能を行います。
【③生産システムMESとの連携】
MES(Manufacturing Execution System)と連携し動作するシステムを作るための、システムAPIの標準化およびシステム連携開発を実施します。他の生産システムと、簡易的なAPI連携のみでシステムをつなぎ合わせられるようになります。
【④高度技術との連携】
次世代の生産現場では、次世代の通信環境や協働ロボットを含む様々な生産設備か利用されます。それらのと技術連携をしていくことで、より高度な情報活用や生産効率の改善に寄与します。
オープンパートナープログラムにて技術公開を実施中
今までの産業機械製品はハードウェアに付加価値の源泉があり、モノづくり企業の多くはそれを守りながらビジネスを拡大してきました。一方でユーザー側から見ると、製品の導入・運用に際し、情報がブラックボックス化されていることから、非効率なカスタマイズ対応やメンテナンスなどを強いられるケースが後を絶ちませんでした。
LexxPlussでは、Open Industrial Roboticsプログラムにて、弊社が開発するロボティクス・オートメーション製品の技術情報を機械メーカーやSIerなどのパートナー企業に無償公開し、自由に活用いただく取り組みを実施しています。(以下、LexxPlussウェブサイトより)
株式会社LexxPlussについて
株式会社LexxPlussは、「自律的産業インフラへの進化を加速させる」をミッションに、日本のインフラを支える物流業・製造業の課題解決を目指すスタートアップです。
現在は自動搬送ロボット「Hybrid-AMR」やロボット統合制御システム「Konnectt」をはじめ、次世代の産業インフラとなるロボティクス・オートメーション製品を開発・製造・販売しています。
会社名:株式会社LexxPluss
代表:阿蘓 将也
本社所在地:神奈川県川崎市川崎区駅前本町12番1 川崎駅前タワー・リバーク 18階
米国インディアナオフィス:11 Municipal Drive, Suite 200, Fishers, IN 46038
社員数:53名(2023年9月末、派遣・業務委託を含む)
企業サイト:https://www.lexxpluss.com/
採用情報
https://lexxpluss.notion.site/LexxPluss-156fcef5481c4a3a98f389c11e1756f6
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