"優しい食器"として注目の「取っ手がついたうどん鉢」介護福祉分野に本格進出 販路開拓のため「H.C.R.2024 第51回 国際福祉機器展」初出展
ユニバーサルデザインの商品が集まる「ミライロストア」でも購入可能に
紙袋用取っ手の国内トップメーカーの松浦産業株式会社(香川県善通寺市、代表取締役:松浦公之)は、2024年10月2日(水)~4日(金)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で行われるアジア最大級の福祉機器の国際展示会「H.C.R.2024 第51回 国際福祉機器展」(主催:社会福祉法人 全国社会福祉協議会/一般社団法人 保健福祉広報協会)に出展いたします。自社開発したユニバーサルデザインの食器『「とって」屋さんが作った「とって」おきのうどん鉢』の認知向上や販路拡大のため、自社初の試みとなります。
また、障害者の社会参加を後押しするデジタル障害者手帳「ミライロID」のライフプラットフォームに8月から参画、障害がある方やその周りの方が購入しやすいよう、うどん鉢をミライロストアでも販売開始しています。
「おばあちゃんに讃岐うどんを美味しく食べてほしい」という気持ちだけで生まれた器
『「とって」屋さんが作った「とって」おきのうどん鉢』は、【食事を自分で食べることができる幸せ】を何歳になっても実感してほしいという想いで、トヨタの名車を手懸けたプロダクトデザイナーとともに試行錯誤し、二年の歳月をかけて製作いたしました。昨年クラウドファンディングサイト「Makuake (マクアケ)」にて先行販売した際には、目標の10万円をはるかに超える応援購入総額約415万円(サポーター568人)を達成し、その後の本販売でも多くの方にご支持いただいております。
人間工学に基づき機能性を追求した"うどん鉢"の材質には、飛行機などにも使われているエンジニアプラスチックを採用、軽くて丈夫、レンジや食洗機使用も可能です。徹底的に持ちやすさにこだわった取っ手や、注ぐ・飲むに適した便利な形状で、うどん鉢の用途を超え、アウトドアや調理容器などにも便利な万能食器として数々のメディアでも紹介していただき、現在渋谷ロフト(ロフコト雑貨店)でも出展販売しています。
一方で、介護福祉分野の方やお客様から、「高齢者や障害者の日常使いに大変適している」という声を多くいただいていることを受け、介護福祉業界でのうどん鉢の認知向上ができたらと、当社としては初めての試みとして国際福祉機器展(H.C.R.)への出展を決定いたしました。
※国際福祉機器展 (H.C.R.)とは、ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した介護ロボット・福祉車両まで世界の福祉機器を一堂に集めたアジア最大規模の国際展示会です
<松浦産業株式会社 ブース概要>
イベント名: H.C.R.2024 第51回国際福祉機器展&フォーラム(https://hcr.or.jp/)
日時 : 2024年10月2日(水)~4日(金)10:00~17:00 ※4日のみ16:00まで
会場 : 東京国際展示場「東京ビッグサイト」東展示ホール(東京都江東区有明3-11-1)
小間番号 : 東5-14-01 ※介護等食品、調理器具ゾーン
※入場は無料です。下記から事前にご登録ください
【製品に関するお問い合わせ先】
松浦産業株式会社
本社営業部 TEL:0877-62-2555/東京営業部 TEL:03-5445-1567
デジタル障害者手帳『ミライロID』に参画
ユニバーサルデザインの総合コンサルティングを行う株式会社ミライロ(大阪府大阪市)が手がけるデジタル障害者手帳が『ミライロID』です。「障害がある人の移動や生活をもっと便利に、もっと自由に。」をコンセプトに2019年にリリースされたこのデジタル障害者手帳は、障害者手帳の情報、福祉機器の仕様、求めるサポートなどを登録することができ、割引やサポートも得られるとして、交通・観光・金融・メーカー・流通小売など様々な企業や、大学や官公庁といった団体組織が導入・連携しています(2024年8月末時点で4,048の事業者)。
生まれつき骨がもろく自身も車いすで生活するミライロ垣内代表の「障害は人ではなく、環境にある」という考えに共鳴し、社会に存在する環境・情報・意識といったバリア(障害)をバリュー(価値)に変える取り組みに少しでも関わることができたらと、松浦産業もこの度ミライロIDに参画いたしました。
それに伴い、8月からミライロストアにて、特別価格でうどん鉢の販売を開始いたしました。
【ミライロID】
デジタル障害者手帳「ミライロID」は、障害のある人に向けたスマホ用アプリで、ECやクーポン、マーケティング機能を包含するライフプラットフォームです。
【ミライロストア】
ミライロIDユーザーが購入可能なユニバーサルデザインのアイテムが集まるオンラインストアです。
長期入院中の子どもや付き添い家族を励ます「エールバッグ」に賛同
【エールバッグについて】
特定非営利活動法人 未来ISSEY(事務局:香川県丸亀市、代表理事:吉田ゆかり)が、長期入院中の子どもとご家族に、入院中必要な食料品や衛生用品などを送る活動を2021年から行っており、応援グッズが詰まったバッグを「エールバッグ」といいます。
四国こどもとおとなの医療センター・香川大学医学部附属病院等に毎月配布されており、バッグの作成には大手前丸亀高等学校の生徒が毎回ボランティアで協力しています。
【子どもの入院生活を少しでも快適に…】
松浦産業は、長期入院しているお子様とご家族の病院での食事における不便を少しでも軽減することができたらという想いで、未来ISSEYのエールバッグプロジェクトにうどん鉢240個(エールバッグ1年分)を寄贈いたしました。
できる支援は僅かではございますが、子どもたちが食べることに興味や意欲を持ち、病に立ち向かうエネルギーに変えてもらえることができたらと思っております。
『町工場プロダクツ』に加入
松浦産業は、日本全国の町工場の自社製品開発を支援するコミュニティ「町工場プロダクツ」にも加入いたしました。
コロナ禍の2020年、埼玉県川口市にて金属加工業を営む株式会社栗原精機の栗原稔会長(合同会社メイカーズリンク代表)がSNSを通じて全国の町工場に呼びかけ広がった本コミュニティは、商談会出展やイベントへ出店の輪を徐々に拡大しています(2024年9月時点で、全国130社以上)。
【町工場プロダクツ×松浦産業】
▽ロフトとソトコトの共同企画「ロフコト雑貨店」第5弾 ≪開催中≫
場所:渋谷ロフト4Fスペースデザイン(町工場プロダクツ期間限定ショップ)
会期:2024年9月3日(火)~10月14日(月祝)最終日は17:00まで
▽第16回 ギフトショーLIFE x DESIGN ≪終了≫
場所:東京ビックサイト(第98回 東京インターナショナルギフト・ショー秋2024 内)
会期:2024年9月4日(水)~6日(金)
▽羽田空港蔦屋書店ポップアップ ≪終了≫
場所:羽田空港 蔦屋書店 第2ターミナル
会期:2024年7月21日(日)〜27(土)
松浦産業株式会社 松浦英樹副社長コメント
松浦産業は、紙袋の取っ手から始まり、大型テーマパークのプラスチック容器など様々なプラスチック製品を製造しています。かつては、全国展開する100円ショップから10万個単位での発注をいただいていたこともありましたが、現在は撤退しています。
大量生産・大量消費される商品を、安価に製造し続けることへの違和感と疲労。
そんな時にネットで見かけたのが「1個5,000円」で売られているプラスチック製のマグカップでした。
この商品は、ロングライフデザインという考え方で作られ、マグカップの表面には、英語でロゴが刻まれていました。
―プラスチック製品であっても一生モノになります。あなたが大切にすればね―
このことがきっかけで、高くても長く使い続けてもらえるようなプラスチック製品をつくろう、と決意しました。
その第一弾が、この『「とって」屋さんが作った「とって」おきのうどん鉢』です。
人間工学に基づいたデザインと通常の何倍もする原料、そして町工場からスタートした松浦産業の想いが詰まったこのプラスチックのうどん鉢が、手に取ってくださった方の日常と人生にずっと寄り添い続けていますように。
どうか長く使ってください。
会社概要
会社名:松浦産業株式会社
代表取締役社長:松浦公之
本社所在地:香川県善通寺市上吉田町270-1
創業:1932年4月25日
資本金:8,000万円
従業員数:50名(2023年2月現在)
事業内容:PP・PE延伸テープ及びロープ、紙袋用把手、タックハンドル、SP(販促商品)、成型品
1932年にわら縄ロープ生産からスタートした松浦産業株式会社は、1966年からPP・PE延伸ロープ生産を始め本格的にプラスチック業界に進出しました。現在は紙袋用取っ手の国内トップシェアメーカーとして、食品・アパレル・小売など様々な業界の紙袋の取っ手やタックハンドル(ダンボールなどに直接貼るシールタイプの取っ手)を生産しています。また、プラスチックの成型技術を生かして、大型テーマパークのプラスチック容器や企業の販促商品なども生産しています。
「私たちは、幸せを運んでいる。」をビジョンに掲げ、松浦産業株式会社は創業から約90年、皆さまの直接手に触れる取っ手という商品を作ってまいりました。今後は、ニッチトップメーカーとして多様化する取っ手ニーズに対応しながらも、人々にとってより身近な衛生用品やプラスチック成型品事業、D2C事業に注力していきます。2021年にはトイレのふた裏に貼る消臭・抗菌・抗ウイルスシートを使った「アドレット®」による広告事業をスタート。2023年にはうどんが食べやすいよう人間工学に基づいて設計したプラスチック製容器「『とって』屋さんが作った『とって』おきのうどん鉢」で自社初のクラウドファンディングに挑戦、開発のきっかけや「取っ手」繋がりでの商品開発が各メディアで話題となった。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像