ファッション3DCG制作×障がい者就労支援でダイバーシティを加速するプロジェクトがスタート
株式会社FMB(代表取締役 市川雄司・東京都渋谷区神宮前)と、障がい者就労支援A型事務所を運営するKEIPE株式会社(代表取締役 赤池侑馬・山梨県甲府市中央)は、ファッション3DCGの制作業務において協働することに合意し、技術研修などの制作準備を開始いたしました。
2023年1月18日、厚生労働省は、企業に義務づけられている障がいを持つ人の法定雇用率を現在の2.3%から段階的に引き上げ3年後には2.7%とすることを決めました。また、これに伴い、雇用の質の向上も期待されています。
現在、ファッション業界で働く障がいを持つ人の仕事内容は、品出しや倉庫業務、事務整理などの単純作業がメインで、クリエイティブの業務はごく僅かという状況です。これは、ファッションに関心の高い障がいを持つ人にとって、働きがいを得られる機会を損失してしまっていると言えます。
このような中、FMBはKEIPEとの業務連携で、障がいを持つ人へクリエイティブな仕事にチャレンジする機会の提供、また、安定した業務量を継続的に提供いたします。
FMBは年間を通じて、アパレル企業から精緻なファッション3DCG製作を大量に請け負っております。
3DCG制作は、ほとんどの作業をPC上で行うため、製作者は場所や時間を選ばない働き方が可能です。また、制作には複数の技術者が段階的に連携するため、技術の習得度に合わせた業務切り分けが可能です。
そのため、今回KEIPEとの業務連携を実現できました。
現在、FMBの高度な技術を持ったスタッフによるレクチャーを受けたKEIPEメンバーがPHOTOSHOPやSubstance 3D Designerを使った業務を行えるよう研修を進めています。将来的にはCLOやSTYLE3D、BROWZWEARなどの高度な技術の必要なソフトを使ったクリエイターとして活躍できる場を創ります。
バブル崩壊以降の30年間、日本のファッション産業は大量生産のビジネスを追い続け、国内より安い労働力を求めて中国や東南アジアの縫製工場に業務を依頼してきました。さらに先進国の一部ファッション企業が利益の最大化を追求するあまり、不法就労や児童労働、低賃金・長時間に及ぶ労働や劣悪な労働環境などの労働問題に悪影響を与え続けてきました。
FMBは、今回のような取り組みを世界中に広げることで、労働問題の解決に取り組み、多様な働き方を求める世界中のファッションが好きな人々に、クリエイティブな仕事を広げていきたいと考えております。
■株式会社FMB
高精緻なファッション3Dモデリングを中心としたDXソリューションを提案することにより、新しいサプライチェーンモデルを構築し「ファッション製造・流通の再創造」を実現します。
所在地:東京都渋谷区神宮前3丁目27-22-203
代表取締役:市川 雄司
Tel:03-6721-0389 / Fax:03-6721-0392
URL: https://fmb.tokyo
■KEIPE株式会社
障がいを特別なものにせず、誰もがそこに居ていい社会を目指し、2030年までに1,000人の就労弱者の新たな雇用創出を実現します。
所在地:山梨県甲府市中央2丁目9-20
代表取締役:赤池 侑馬
Tel:055-225-3262 / Fax:055-225-3263
URL: https://keipe.co.jp/
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