鹿児島高専テクノクラブ「技術研修会」を開催。学生の就職意識の傾向と地元企業への人材確保の取り組み。

〜　鹿児島高専生の就職 －５年担任の目線から－　〜

　産学官交流組織「鹿児島高専テクノクラブ」（鹿児島県霧島市、会長：鶴ヶ野 未央）は、「令和３年度第１回技術研修会」を令和３年６月１８日（金）に開催致しました。担任から見た学生の就職活動の傾向や現状について、企業向けに説明があり、続いてコロナ禍の状況で受け身の傾向が強い学生に対し、いかにして地元企業に目を向けてもらい人材を確保していけば良いか、進路指導の経験を通しての提案がありました。
　鹿児島高専は「地域の産業、文化あるいは生活を支えていく地域に根差した高専とすること」をミッションの１つとして掲げており、地域との連携強化にもつながる取組となっています。
　　　【URL】https://kk-techno.org/
　　　＊鹿児島高専テクノクラブ（ＫＴＣ）とは、南九州地域の有志企業と鹿児島高専との産学官交流組織です。

KTC鶴ヶ野会長挨

【「令和３年度 第１回鹿児島高専テクノクラブ技術研修会」実施概要】

 

氷室校長挨拶

イベント名：令和３年度 第１回鹿児島高専テクノクラブ技術研修会
開催日：令和３年６月１８日（金）　15：00～
主　催：鹿児島高専テクノクラブ、鹿児島工業高等専門学校
会場名：鹿児島工業高等専門学校地域共同テクノセンター
　　　（オンラインにて開催）

 

 

令和３年度
第１回鹿児島高専テクノクラブ技術研修会にて実施した内容

 

資料　就職者の割合

・本研修会には、会員企業・団体４２社、高専関係者等、９０名が参加しました。
・今年度着任４名の新任教員紹介を行い、うち２名の教員が研究紹介を行いました。
　続いて「担任から見た就職活動」と題して、昨年度、今年度の５年担任から「昨年・今年の就職状況」「学生が何を考えて就職先を選ぶのか」「地元就職の意識調査」等について説明があり、続いて「企業側に求められること」「学生が地元企業を選ぶための方策」等の提案がありました。
　参加企業は学生の生の声を聴くことができ、「就活の実態がよくわかった」
「今後の求人活動の参考になった」等の意見が寄せられ、有意義な研修会になりました。

技術研修会実施の目的

 

資料　県内就職の意識

　
　本研修会は鹿児島高専が実践している産学連携の一環として毎年開催しており、共同研究の促進や地域企業への就職率の向上に寄与する活動を行っています。これまでの研修会の例として、次のような内容で開催してきました。
・ラボツアーや学生からのアンケート紹介など、共同研究の促進や地域企業への就職率の向上に寄与する活動
・保護者の方に地域企業を知ってもらうため、保護者向けの企業説明会の開催
・ＫＴＣ企業による高専生への特別講義の実施

プログラム

 

登壇者：担任３名

・主催者挨拶
・第１部 新任教員の紹介
・第２部 担任から見た就職活動、質疑応答

登壇者プロフィール

新任教員　　　　佐藤 正知 准教授  （電気電子工学科）
　　　　　　　　谷口 康太郎 助教  （電子制御工学科）
令和２年度担任　瀬戸山 康之 助教    (電子制御工学科)
令和３年度担任　逆瀬川 栄一 准教授 (電気電子工学科)
　　　　　　　　白石 貴行 准教授    (機械工学科)

《鹿児島高専テクノクラブ（ＫＴＣ）》について

 

地域共同テクノセンター

所在地：鹿児島県霧島市隼人町真孝1460-1　
鹿児島工業高等専門学校内　　　　　　　　　　　
代表者：会長　鶴ヶ野 未央
設立：平成１０年３月
URL：https://kk-techno.org/

事業内容：
 　南九州地域の有志企業が、地域との連携強化を学校の理念の一つに掲げている本校と相図って、
産学官　交流組織「錦江湾テクノパーククラブ」
(通称 KTC) を平成１０年３月に設立しました。
　平成２８年４月から、名称を「鹿児島高専テクノクラブ」に変更し、平成３０年３月に創立２０周年を迎えました。
　現在９６社(令和３年４月現在)の会員企業と、鹿児島県商工労働水産部、鹿児島県工業技術センター、かごしま産業支援センター、鹿児島市、霧島市等１６の公的機関が特別会員として加入しており、会員企業によるセミナーや、会員企業の技術支援のために技術交流会も開催しています。


【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
《鹿児島工業高等専門学校》、《総務課企画係》、《松尾》
TEL：[phone]
e-mail：[e-mail]