第95回日本整形外科学会学術総会にて横隔膜ペースメーカーの使用経験の報告

~上位頚髄損傷者に対する新たな呼吸管理~

「第95回日本整形外科学会学術総会」において、総合せき損センター 整形外科 益田 宗彰 医師が、上位頚髄損傷の患者様への横隔膜ペースメーカーの使用経験をご報告されます。
2021年3月、上位頚髄損傷の患者様に対して国内で初めてとなる横隔膜ペースメーカーの植込み手術が実施されてから約1年が経過いたしました。患者様は植込み手術後、益田医師の下で横隔膜ペーシング治療を続けられ、退院後はご自宅で横隔膜ペースメーカーをご使用されております。
本治療の第一人者である益田医師が、上位頚髄損傷のこれまでの治療のご経験を踏まえ、横隔膜ペーシング治療という新しい治療法の可能性について、本学術総会にてご報告されます。

■発表概要
5月21日(土)
一般演題口演「脊椎:脊髄損傷」
演題名:上位頚髄損傷に伴う呼吸麻痺に対する当センターの取り組み ―気管切開下人工呼吸管理からNPPV,横隔膜ペーシングまで―

■横隔膜ペーシングシステム「NeuRx」
現在国内で横隔膜ペーシング治療への使用において、承認を受けている製品は唯一NeuRxのみとなっております。本品は「横隔神経の電気刺激により横隔膜の収縮が可能な、人工呼吸器に依存する(1)脊髄損傷、(2)中枢性低換気症候群」の患者様が適用の対象となります。横隔膜に植込まれた電極に電気刺激が送られて、横隔膜が収縮することで呼吸補助を行います。電極の植込み手術は、腹腔鏡下に2時間程度の所要時間で、比較的低侵襲に行うことが可能です。電極は横隔膜に左右2本ずつ植込まれ、体外式のペースメーカーにより電気信号が送られます。
術後にコンディショニングと呼ばれる横隔膜ペーシングの設定調整や使用時間を徐々に延長することで、在宅での管理が可能となります。本品を使用している間は、人工呼吸器を一時的に離脱することが可能となり、患者様のQOLが大幅に改善されることが期待されます。
体外式のペースメーカーは、小型で携帯性に優れており(重さ:約250g、サイズ:8cm×13.7cm×3.4cm)、外出も容易となります。駆動には市販の単2サイズのアルカリ乾電池やリチウム乾電池が用いられることから、生命維持装置として課題の一つである災害時の電源確保といった点においても容易に対応が可能です。NeuRxは、モータ等の駆動がないことから、これまで人工呼吸器の音が気になっていたような場面でも周囲を気にすることなく使用することができます。また、介護者様にとっても吸引回数が減るなど、人工呼吸器と比較してケアの負担軽減が期待される機器であります。

今回、NeuRxは国内で初めて横隔膜ペーシング治療用の医療機器として薬事承認を取得し、保険収載されたことで、これまで人工呼吸器に頼らざるを得なかった脊髄損傷や中枢性低換気症候群の患者様の呼吸管理において、経済的負担も最小限に抑えながら、新たな治療の選択肢を提供することが可能となりました。

 【第95回日本整形外科学会学術総会 概要】
名 称  :第95回日本整形外科学会学術総会
会 期  :2022年5月19日(木)~22日(日)
会 場  :神戸コンベンションセンター
アクセス :https://joa2022.jp/access.html
プログラム:https://joa2022.jp/program.html
URL        :https://joa2022.jp/index.html

【会社概要】
会社名    :USCIジャパン株式会社
所在地    :〒151-0053東京都渋谷区代々木3-28-6
設 立    :1999年4月
事業内容:医療機器の輸入・製造・販売
URL       :http://www.usci.co.jp/
※以下、メディア関係者限定の特記情報です。個人のSNS等での情報公開はご遠慮ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります。

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。
※内容はプレスリリースにより異なります。

  1. プレスリリース >
  2. USCIジャパン株式会社 >
  3. 第95回日本整形外科学会学術総会にて横隔膜ペースメーカーの使用経験の報告