Monozukuri VenturesがAriecaに追加出資。日産化学、米412 VFがリードするシリーズAに参加
ハードウェア・スタートアップ特化型投資ファンドを運営する株式会社Monozukuri Ventures(本社:京都市及び米国ニューヨーク市、CEO:牧野成将)は、半導体パッケージの熱問題の低減に有効な熱伝導材料を開発するArieca(本社:米国ペンシルベニア州、CEO:Navid Kazem)のシリーズAラウンドで、当社の「Monozukuri 2号ファンド」から追加投資を実施しました。
本ラウンドは日産化学株式会社と米412 Venture Fund(412 VF)の2社が共同リードとして、総額650万ドルをAriecaに出資しました。またMonozukuri 2号ファンドの出資者の1社であるローム株式会社や、Carnegie Mellon大学などが本ラウンドに参加しています。
なお412 VFで本件を担当したManaging PartnerのIlana Diamond氏は、当社のAdvisorを務めています。
本ラウンドは日産化学株式会社と米412 Venture Fund(412 VF)の2社が共同リードとして、総額650万ドルをAriecaに出資しました。またMonozukuri 2号ファンドの出資者の1社であるローム株式会社や、Carnegie Mellon大学などが本ラウンドに参加しています。
なお412 VFで本件を担当したManaging PartnerのIlana Diamond氏は、当社のAdvisorを務めています。
演算能力の低下を招く半導体機器の発熱は喫緊の課題となっています。半導体の微細化や高密度実装技術の向上に伴う発熱量の増加は、半導体機器の性能低下や寿命を縮める原因となります。そのため、ヒートスプレッダーやヒートシンクなどの放熱器を使用しますが、それだけでは限界になりつつあります。
Ariecaは、2018年に設立された米国カーネギーメロン大学発のスタートアップです。同大学で研究・開発した液体金属をベースに、軟質シリコンの機械的特性とステンレス鋼と似た熱伝導性を有する新たな熱伝導材料「TIMbber」を開発しています。今回の資金調達により製品開発を加速させ、製造規模を拡大する予定です。
Monozukuri Venturesはハードテック・スタートアップへの投資と、試作・量産コンサルティングを通じて、世界中の起業家が高品質の製品を、少量でも素早く生産・販売することができる世界の実現を目指しています。
2021年2月には日米のハードテック・スタートアップにフォーカスした「Monozukuri 2号ファンド」の一次募集完了を発表しました。今後も引き続き国内機関投資家や事業会社と共に、世界に進出するハードテック・スタートアップを支援してまいります。
Ariecaについて
設立日:2018年4月3日
所在地:米国ペンシルベニア州
CEO:Navid Kazem
事業内容:熱伝導材料の研究・開発
URL:https://arieca.com/
Monozukuri Venturesについて
株式会社Monozukuri Venturesは、京都とニューヨークを拠点に、ハードテック・スタートアップへのベンチャー投資ファンドの運営と、ハードウェアの試作・製造に関する技術コンサルティングを提供する企業です。
2020年1月に、Makers Boot Campを運営する株式会社Darma Tech Labs(京都市)と、FabFoundry, Inc.(ニューヨーク市)が、2社のハードテック・スタートアップ支援の経営資源を結集して発足しました。MZVが運営するMBC試作ファンドは2017年夏に発足し、日米のハードテック・スタートアップ53社(日本24社、米国29社)に投資しています。またスタートアップ企業を中心に、150以上の試作プロジェクトを支援しています。
(数値はいずれも2022年5月末時点)
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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