独自技術で設計意図を理解し、非クラウド環境で実務レベルの検図を実現する「自動検図」機能の無償トライアルを開始~図面関連業務特化のデータ活用基盤「DSP for MechaInformatics」

Push型のデータ駆動型経営を実現する各種サービスを提供するLibertyData(運営会社:株式会社Curiositas)は、図面を扱う開発・設計業務の効率化に特化したデータ活用プラットフォーム「DSP for MechaInformatics」を提供しております。 この度、本サービスの一部機能である「自動検図」の無償トライアル版を提供開始します。
<全体像>

トライアル版では、①と⑤の機能を提供します。
サービスサイト「DSP for MechaInformatics」:https://www.liberty-nation.com/dspmechainformatics/
下記のお問合せフォームより”DSP for MechaInformatics「自動検図」トライアル申込”を選択し必要事項を記入の上送信してください。
■ 対象課題
当社の「自動検図」機能は、下記の課題を抱える企業の問題解決に貢献します。
❶ 新規図面の検図工数が不足していて、社内/外図面の品質担保が困難
新規図面の検図では、文字漏れ・寸法表記・JIS記号など、図面の基本ルールのチェックから、材料・熱処理・表面処理・公差・加工条件など、設計経験がなければ判断が難しい項目のチェックまで、多岐にわたる項目の確認が必要となります。
こうした新規図面の検図は担当者が一枚ずつ目視で確認しているのが現状ですが、確認すべき図面数が多く工数が不足している(例えば、開発製品の部品数が多い場合や、外部パートナーが作成した図面を大量に受け取る場合など)、経験の浅い設計者に対するレビューでは初歩的ミスの指摘が多く”確認者の負担が大きい”といった課題があります。
❷ 改訂図面や親子図面など、複数図面を比較する検図で確認漏れが多い
当社サービスのAI含むデータ活用基盤「DSP for Mechainformatics」を用いた、グラフ構造化による図面・関連文書における照合作業の効率化
改訂図面の検図では、改訂マークや改訂履歴欄の記載内容が設計意図どおりか、不要な箇所が誤って変更されていないかなど、細部の正確な確認が必要になります。
また、親子図面(部品図・組立図)の検図では、図面間の整合性に加え、図面外のBOM(部品構成表)情報との一致も確認しなければなりません。
このように、複数の図面や外部情報を突き合わせて「どの変更が意味を持ち、どの差異は無視すべきものか」を判断する作業は、単なる目視比較では負荷が高く、どうしてもミスが発生しがちです。
そのため、多くの企業が品質向上や効率化を目的に自動検図ツールの導入を検討します。しかし、市場に広く存在する「図面を重ねて差分を検出するだけ」のツールでは、期待される効果を十分に得られないことが多いのが実情です。
理由は、これらのツールが以下のような“設計意図に基づく判断”を行えないためです。
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意味のある変更(設計上必要な修正)と、意味のない差分(文字位置のズレなど)を区別できない
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図面間やBOMなど外部データとの整合性を自動で検証できない
すなわち、人が行うような「意図を理解した検図」や「図面外データも含めた整合性チェック」が自動化されていないため、差分検出だけでは検図業務の本質的な課題解決には至りません。
❸ 図面と各種書類の間の整合確認に大きな時間と労力がかかる
設計から製造に至る各工程では、日々、多数の書類と図面の整合性確認が行われています。
例えば、
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設計部門:仕様書・BOM・試作結果との不整合の検知
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調達部門:RFQ内容と図面間の食い違いの防止
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品質保証部門:検査基準書と図面の整合性確認
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製造・現場:加工条件・材料情報と図面の一致確認
といった多岐にわたる作業が存在します。
しかし、これらの確認作業は 膨大な時間 を要するうえ、専門的知識 と 細かな比較作業 が必要であるため、どうしても漏れやミスが発生しやすい傾向にあります。また、作業が 属人的 に行われているケースが多く、担当者の経験やスキルによって確認の 粒度や精度にばらつき が生じるという課題もあります。
その一方で、整合性のミスが発生した場合には、重大な品質問題や後工程での大幅な手戻りにつながる可能性が高く、企業にとって大きなリスクとなります。そのため、これらの確認プロセスに対する 効率化と精度向上の取り組みは急務となっています。
■ 画面と操作のイメージ(非クラウド環境にて実施)
<操作手順>
◇新図面 基本品質チェック

①対象図面をアップロード
②実行ボタンを押し自動検図を開始
③検図完了後、結果を確認(プルダウンで図面を切替)
④検図結果をダウンロード
◇図面・書類 整合性チェック

①あらかじめアップロードしていた書類を選択
②対象図面をアップロード
③実行ボタンを押し自動検図を開始
④検図完了後、結果を確認
⑤検図結果をダウンロード
■ トライアル版の申込方法
下記のお問合せフォームより”DSP for MechaInformatics「自動検図」トライアル申込”を選択し必要事項を記入の上送信してください。
トライアル実施STEP(期間:1~2週間)
1. 【両社】お打合せにて、トライアルの実施内容ご相談(WEB会議)
2. 【貴社】検図対象の図面を提供
(検図のトライアルのためあえて間違いがある、かつ、セキュリティ上提供可能な図面をご用意していただきます。)
3. 【当社】検証レポート作成・提供、WEB会議にてデモ実施またはデモ動画を提供
※トライアルで対応可能な範囲はご相談時に回答させていただきます
■ サービス全体像「DSP for MechaInformatics」

本サービスは、開発・設計業務のメカインフォマティクス化を支援するデータ活用プラットフォームです。図面検索や製図をはじめとした開発・設計業務全体を自動化し大幅な業務改善を実現することが可能です。
現在、赤枠の機能を提供しています。今後順次機能拡大予定です。
関連する過去のプレスリリース:
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図面を扱う開発・設計業務の効率化に特化した、AI技術含むデータ活用プラットフォーム「DSP for MechaInformatics」の提供を開始
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TIFF・PDF形式の図面をCAD図面に変換する機能の個別提供を開始 ~図面に関連する業務に特化した、AI・データ活用プラットフォーム「DSP for MechaInformatics」
■ 代表:佐藤 コメント
Liberty Dataを運営する 株式会社Curiositas 代表取締役 佐藤 辰勇 コメント:
「自動検図」機能は、これまで設計現場で多くの時間と専門知識を必要としてきた検図作業を、より確実かつ効率的に進めるために開発したものです。図面の差分や整合性の確認には、担当者ごとの経験に依存する部分が多く、品質のばらつきや確認漏れが発生しやすいという課題がありました。 今回のトライアルを通じ、日々の業務の中でこうした課題を実感している皆さまに、実務レベルで使える自動化の価値を体験していただきたいと考えています。
今後も、図面を中心とした設計・製造領域のデータ活用をさらに推進し、設計意図を理解した高度な自動化を可能にする機能を順次拡充してまいります。
佐藤 辰勇 プロフィール:
外資系大手コンサルティングファームにてテクノロジー戦略・新規事業戦略に従事。 その後、数百名規模のAIスタートアップのCOOを経て本企業を創業。 当該事業の他にも第一産業分野におけるテクノロジーを活かした新商品開発事業を手掛ける。
■ 事業/会社概要
◇ Liberty Dataのサービス

Liberty Dataは、あらゆるデータの資産化と最先端のデータ駆動型経営の実現に向けた各種サービスを展開しており、データを強みとした事業改革や新規事業の創出において業界を問わず150案件以上の支援実績を保有しております。
主なサービス
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生成AIなど先端技術を取り入れた自社開発のデータ活用プラットフォーム「Liberty DSP」を提供、汎用的なタイプに加え領域特化タイプも提供(図面・SCM・新材料開発など順次領域拡大中)
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大量の社内データを利活用しやすい状態に可視化・構造化・標準化することで、データの資産化を支援するサービス「データDXラボ」の提供
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データ運用の専門家による、多種ツール群からなる最適なデータ活用シナリオ・データ基盤構成の設計
◇ 会社概要
・事業名 :Liberty Data(会社名:株式会社Curiositas)
・所在地 : 東京都港区新橋5-17-1
・代表者 : 佐藤 辰勇
・事業内容 :データ駆動型経営に向けたコンサルティング・サービス提供、
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