<幸せな仕事に関する実態調査>現在の「仕事に対する幸せ度」、最も低いのは“Z世代” 

若い世代ほど「仕事に対する幸せ度」が低く、Z世代は[26.5%]、片やバブル世代は[41.0%]

オープンアップグループ

<6月1日は政府要請の「就活選考開始日」~「自分にとっての幸せな仕事とは?」を考えるきっかけに>
株式会社夢真ビーネックスグループが運営する「幸せな仕事総合研究所」では、働く10~50代の男女・合計800名を対象に<幸せな仕事に関する実態調査>を実施しました。
< 調査結果サマリー >
①働く10~50代の男女に聞いた「仕事に対する幸せ度」
☑ 「仕事に対する幸せ度」平均点は約60点
☑ そのうち「幸せ度80点以上(=幸せな仕事に就いている)」は約3割

現在の「仕事に対する幸せ度」を100点満点で評価すると平均点は60.1点。そのうち、特に仕事に対して幸せを感じている「幸せ度80点以上の人々(=幸せな仕事に就いている人々)」の割合は約3割。また、「幸せ度が平均点以下の人々」からは「年功序列の風潮」「セクハラ発言」「給与が上がらない」などの声も。

② 世代別・婚姻状況・男女別の割合
☑ 「幸せ度80点以上」、最も少ないのは「Z世代」、「バブル世代」と比較して14%以上も低い
若い世代ほど「幸せ度80点以上の人々(=幸せな仕事に就いている人々)」の割合が少なく、「Z世代」は僅か26.5%と判明。最も割合の多い「バブル世代」では41.0%と、世代間で14ポイント以上の差が付く結果に。

③ 仕事に対する幸せ度と金銭事情
☑ 今夏ボーナス見込み、平均は“給与2.7か月分”
☑ 「80点以上の人々」と「平均点以下の人々」では、ボーナス支給額に給与0.8か月分差が

今年の夏季ボーナスの見込み額の全体平均は「給与2.7か月分」。「80点以上の人々/給与3.3か月分」に対し、「平均点以下の人々/給与2.5か月分」と、約0.8か月分の差に。

④ 『マズローの6段階欲求説』を元に幸せな仕事を定義すると
☑ 現代における「幸せな仕事(職場)の条件」は、「社会的欲求」が満たされていること!?
☑ 「現在満たされている欲求」、全段階においてZ世代が最も低く、バブル世代が最も高い

「80点以上の人々」と「平均点以下の人々」へ「現在の仕事において満たされていること」を調査したところ、『マズローの6段階欲求説』において「社会的欲求」に当たる項目への回答にギャップが生じる結果に。また、6段階欲求全ての「満たされている割合」について、全世代の中でZ世代の平均値が最も低く、バブル世代が最も高いとの結果に。


■文中の省略表記について

正:幸せ度80点以上の人々 / 省略表記:80点以上(の人々)
正:幸せ度が平均点以下の人々 / 省略表記:平均点以下(の人々)


<調査概要>
[調査方法]インターネット調査 [調査時期]2022年4月28日~5月1日
[調査機関]シグナルリサーチ
[調査対象]働く10代から50代の男女 計800名★ ※性年代均等割付
★Z世代:18~26歳/ミレニアル世代:27~42歳/氷河期世代:43~51歳/バブル世代:52~57歳、 各200名

本調査結果や分析をご掲載の際は 『株式会社夢真ビーネックスグループ調べ』 と明記ください。
 

  • ① 働く10~50代の男女に聞いた「仕事に対する幸せ度」
☑ 「仕事に対する幸せ度」平均点は約60点
☑ そのうち「幸せ度80点以上(=幸せな仕事に就いている)」は約3割

 

最高値100点として、現在の「仕事に対する幸せ度」を全対象者に伺ったところ、平均点は60.1点との結果になった。そのうち、「幸せ度80点以上の人々(=幸せな仕事に就いている人々)」は約3割だった。

さらに「幸せ度80点以上の人々」の「その仕事が幸せと感じる理由」を確認したところ、以下の通り<各自のライフスタイルに合った働き方を実現していること>を挙げる声があった。
56歳・男性
バブル世代
休暇を取りやすく、家族サービスに時間を割きやすい環境である。
45歳・女性
氷河期世代
有給も取りやすく、残業もないので、家庭との両立や自分の時間を持てる。

 

一方、幸せ度が平均である60.1点を下回った「幸せ度が平均点以下の人々」の、「その仕事が幸せと感じることができない理由」を確認したところ、以下のような声が挙がった。
32歳・男性
ミレニアル世代
正当な評価をされているのか分からない。
25歳・女性
Z世代
年功序列の風潮が強く、セクハラ発言も気になる。給与もなかなか上がらない。

 

  • ② 世代別・婚姻状況・男女別の割合
☑ 「幸せ度80点以上」、最も少ないのは「Z世代」、「バブル世代」と比較して14%以上も低い

世代別に「幸せ度80点以上の人々(=幸せな仕事に就いている人々)」の割合を比較すると、最も少ないのは「Z世代(26.5%)」との結果に。次に「ミレニアル世代(29.0%)」、「氷河期世代(32.0%)」、「バブル世代(41.0%)」と続き、現在の仕事に対して、若い世代ほど「幸せな仕事に就いている人々」が少ないことが判明した。

さらに、同様の回答結果を婚姻状況別に比較すると「幸せ度80点以上」と回答した人の割合は、「既婚者:42.9%」、「未婚者:24.3%」と18.6ポイントの差が生じ、既婚者の方が仕事に対する幸せ度が高いという結果に。

一方、性別では「男性:32.0%」、「女性:32.3%」となり、男女間では大きな差はみられないことが分かった。
 
  • ③ 仕事に対する幸せ度と金銭事情
☑ 今夏ボーナス見込み、平均は“給与2.7か月分”
☑ 「80点以上の人々」と「平均点以下の人々」では、ボーナス支給額に給与0.8か月分差が

全対象者に対して『今年の夏季のボーナス、見込み支給額』を尋ねたところ、平均額は「給与2.7ヶ月分」となった。
また、夏季ボーナスの支給額において「幸せ度80点以上の人々(=幸せな仕事に就いている人々)」と「幸せ度が平均点以下の人々」で比較すると、「幸せ度80点以上の人々:給与3.3ヶ月分」、「幸せ度が平均点以下の人々:給与2.5ヶ月分」となり、ボーナスの支給額に給与0.8ヶ月分の差がある結果となった。
 
  • ④ 『マズローの6段階欲求説』を元に幸せな仕事を定義すると
☑ 現代における「幸せな仕事(職場)の条件」は、「社会的欲求」が満たされていること!?
☑ 「現在満たされている欲求」、全段階においてZ世代が最も低く、バブル世代が最も高い

アメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱した『マズローの6段階欲求説』を参考に、幸せな仕事(職場)に求められるであろう要素12項目を設定。『仕事において現在満たされている項目』と、幸せな仕事(職場)を実現するため『仕事において今後(も)満たしたい項目』について伺った。


『仕事において現在満たされている項目』に関し、「幸せ度80点以上の人々」と「幸せ度が平均点以下の人々」の差異を確認したところ、ポイントに大きな差が生じた項目TOP3は以下の通りとなった。

 

  現在満たされている項目 80点以上の人々の回答割合 平均点以下の人々の回答割合 差異
1位  頼れる仲間、理解のある上司、認めてくれる家族がいる【社会的欲求:段階3】  44.0% 18.7% 25.3%
2位 勤務先の中で自分の居場所を確保できている【社会的欲求:段階3】 51.4% 28.8% 22.6%
3位 十分な睡眠、休息が取れる労働環境である【生理的欲求:段階1】 61.1% 40.9% 20.2%  

 

また、全対象者に『仕事において今後(も)満たしたい項目』を尋ねたところ、以下の通り【生理的欲求:段階1】、【安全的欲求:段階2】にあたる要素が上位を占める結果となった。

 

  今後も満たしたい項目 回答割合 
1位 

十分な睡眠、休息が取れる労働環境である

【生理的欲求:段階1】

62.9%
2位

給与が毎月決まった日に振り込まれる

【安全欲求:段階2】

56.9%
3位

十分な食事など、基本的な生活を不満なく送ることができる給与である

【生理的欲求:段階1】

50.0%
4位

倒産や買収、あるいは解雇される不安がない

【安全欲求:段階2】

35.3%

 

このことから、現代における”幸せな仕事“(職場)を「マズローの6段階欲求説」に基づいて定義すると【生理的欲求:段階1】、【安全的欲求:段階2】が満たされていることが前提に、さらに【社会的欲求:段階3】が満たされているか否かがポイントとなることが分かった。
●『マズローの6段階欲求説』の「社会的欲求:段階3」
集団※への帰属や愛情を求める欲求であり、「帰属欲求」とも表現される。何らかの社会や集団に属することで「安心感を得たいという」欲求が、我々人間には有ると言われる。
※集団:今回の調査では勤務先や仕事場(仕事仲間の集団)など

 

また、6段階欲求全ての「現在の仕事において満たされている割合」について、全世代の中でZ世代の平均値が最も低く、バブル世代が最も高いとの結果に。

 

欲求種 段階 平均値/満たされている割合
Z世代(18~26歳)
平均値/満たされている割合
バブル世代(52~57歳)
差異
自己超越欲求 6 56.9% 73.8% 16.9%
自己実現欲求 5 65.6% 70.9% 5.3%
承認欲求 4 56.3% 68.6% 12.3%
社会的欲求 3 63.7% 68.0% 4.3%
安全欲求 2 57.2% 62.8% 5.6%
生理的欲求 1 62.0% 69.8% 7.8%

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この<幸せな仕事に関する実態調査>から、『幸せな仕事に就いている人(=幸せ度80点以上)の割合』も、『仕事上で満たされている欲求割合』も、総じてZ世代が低く、バブル世代が高いことが判明。

幸せな仕事総合研究所では、より多くの方が「幸せな仕事」に従事できるように、今後とも様々な調査や社会啓発活動を進めていきます。

株式会社夢真ビーネックスグループ<会社概要>
事業内容 人材サービス事業(派遣事業)を軸とした純粋持株会社
設立と資本金 1997年8月設立 / 44億39百万円 ※1
本社所在地 東京都港区東新橋2-14-1 NBFコモディオ汐留
代表者 代表取締役会長 兼 CEO   西田穣   (ニシダ・ユタカ)
代表取締役社長 兼 COO   佐藤大央 (サトウ・ダイオ)
上場市場 東京証券取引所 プライム市場 (証券コード:2154)
グループ企業数 国内17社 + 海外26社 / 計43社 ※2

 ※1:2021年12月31日現在  ※2:2022年4月1日現在

 

幸せな仕事総合研究所について
株式会社夢真ビーネックスグループは、パーパスに「幸せな仕事を通じて ひとりひとりの可能性をひらく社会に」を掲げ、働く人の「幸せな仕事」について日々考えています。グループ内に設立した「幸せな仕事総合研究所」では、独自調査などからひとりひとりが考える「幸せな仕事」の指標を紐解き、社会啓発活動などを通じて多くの人が「幸せな仕事」へ向かえる環境創りを進めています。


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会社概要

URL
https://www.openupgroup.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区東新橋2-14-1 NBFコモディオ汐留
電話番号
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代表者名
佐藤大央
上場
東証プライム
資本金
44億円
設立
1997年08月